
GeForce NOW(ジーフォースナウ)とは?無料?対応ゲームや料金を解説
2023/12/07最近はストリーミング形式でオンラインゲームをプレイできる「GeForce NOW(ジーフォースナウ)」のようなサービスが人気です。
GeForce NOW(ジーフォースナウ)は対応ゲームの数が豊富で、多くの人気タイトルをプレイできます。基本的には有料ですが、お試しでの利用ができる点も魅力です。
また、パソコンだけでなく、スマホやタブレットでもゲームをプレイ利用できるので、スペックの高いパソコンを持っていなくても検討してみる価値があるでしょう。
本記事では、GeForce NOW(ジーフォースナウ)とはどのようなサービスなのか詳しく解説します。
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GeForce NOW(ジーフォースナウ)とは
GeForce NOWとは、NVDIAが提供するクラウドゲーミングサービスです。
GeForce NOWのサービス内容を知るには、まずクラウドゲーミングサービスについて理解する必要があります。
クラウドゲーミングサービスとは
クラウドゲーミングサービスとは、ストリーミングを活用した新しいゲームプレイの形です。
従来の形式でゲームをプレイする場合、ゲームの動作・処理はインストールされているパソコン・スマホなどのデバイスが行うため、容量が大きい高画質グラフィックゲームを遊ぶにはデバイスのスペックの高さが求められます。
クラウドゲーミングでは、ゲームの動作・処理をクラウドサーバーが行います。
クラウドサーバーが処理をしたうえで、ゲーム中の映像はストリーミング形式でデバイスに送信されるので、デバイスにかかる負荷が少なく、パソコンのスペックが高くなくても高画質グラフィックのゲームをプレイできる点がメリットです。
GeForce NOWを提供するNVDIAとは
GeForce NOWを運営するNVDIAは、もともとパソコンパーツのGPU開発で知られている企業です。
ゲーミングPC向けのGPUを数多く販売しており、ゲーマーからの知名度は高いといえるでしょう。
サービス名に入っている「GeForce」は、NVDIAが販売するグラフィックボードの商品名でもあるため、ゲーマーからの信頼度が高いです。
GeForce NOW(ジーフォースナウ)を利用するメリット
GeForce NOWを利用してゲームをプレイする方法には、以下3つのメリットがあります。
1.デバイスのスペックがそれほど重要ではない
2.デバイスのストレージを消費しない
3.パソコン以外のデバイスからもプレイ可能
GeForce NOWのメリットを詳しく解説します。
デバイスのスペックがそれほど重要ではない
従来の方法ではデバイスにゲームをダウンロード・インストールして端末で動作させるため、ゲームが推奨するスペックがデバイスに必要でした。
スペックが不足していると、ゲームが正しく動作せず映像の描写が重くなりますが、GeForce NOWでは、クラウドサーバー上でゲームの動作・処理が行われるため、デバイスのスペックがそれほど重要ではありません。
つまり、クラウドサーバーがパソコンの代わりにゲームを動作させるので、GeForce NOWを利用すれば、今までパソコンのスペック不足で遊べなかったタイトルが遊べるようになります。
デバイスのストレージを消費しない
GeForce NOWでゲームをプレイする場合、購入したゲームのタイトルはパソコンではなくクラウドサーバーにインストールします。
従来の方法と違ってゲームソフトの保存でデバイス本体のストレージが消費されないため、どれだけゲームソフトを購入しても、ストレージの空き容量を気にする必要がありません。
パソコン以外のデバイスからもプレイ可能
GeForce NOWではパソコンはもちろん、スマホやタブレットでのプレイもできます。
スマホやタブレットでもパソコン向けのゲームタイトルがプレイできるので、モバイルゲーム感覚で遊べます。
また外付けゲームパッドの利用も可能です。対応のゲームパッドは公式サイトで確認してください。
各デバイスの推奨スペック
GeForce NOWはスペックがそれほど高くないデバイスでも利用できますが、最低限のシステム要件を満たしている必要があります。
各デバイスのシステム要件は以下の通りとなっています。利用するデバイスが以下の要件を満たしているか確認しておきましょう。
|
デバイス種別 |
システム要件 |
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Windows |
Windows7以降 デュアルコアx86-64 CPU (2.0GHz以上) 4GB以上のシステムメモリ DirectX 11以降をサポートするGPU NVIDIA GeForce 600シリーズ以降 AMD Radeon HD 3000シリーズ以降 Intel HD Graphics 2000シリーズ以降 |
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Mac |
macOS 10.11以降 2009年以降に発売されたMac |
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Chrome OS |
4GB RAM 以上のほぼ全てのChromebook |
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Android |
Android 5.0以降 メモリ1GB以上 OpenGL ES2.0以上のAndroid |
|
iOS |
iOS 14.3以降 iPadOS 14.3以降 |
※詳細はGeForce NOWシステム要件でご確認ください
GeForce NOW(ジーフォースナウ)の対応ゲームタイトル
GeForce NOWでプレイできるゲームタイトルの数は非常に多く、2023年11月時点では1,600本以上です。
APEXやフォートナイトなどの人気FPSはもちろん、RPGの原神、格闘ゲーム侍スピリッツといったさまざまなタイトルをプレイできます。
また以下のプラットフォームで購入できるゲームタイトルにも対象作品があります。
・Steam
・Epic Games
・Ubisoft Connect
・EA app
・GOG.COM
・Xbox
特にSteamの対象作品は豊富です。
Steamについては下記のページで解説しているので、併せて参考にしてください。
[初心者向け]Steam(スチーム)とは?PCでのゲームの始め方や注意点解説
GeForce NOW(ジーフォースナウ)の料金プラン
GeForce NOWの料金プランは大きく分けると以下の2種類があります。
1.フリープラン
2.プレミアムプラン
有料のプレミアムプランが基本で、フリープランはあくまでお試しサービスといえます。
フリープラン
フリープランは無料でGeForce NOWを利用できるので、試しに遊ぶのに向いていますが、無料のため制約があります。
フリープランでは混雑時に通常接続が適用され、接続できるまで待ち時間が発生する場合があり、連続プレイ可能時間は30分までと短いです。
高画質描写を可能にする機能であるRTX ONには対応していませんが、GeForce NOWの使い心地を感じるには十分といえるでしょう。
プレミアムプラン
プレミアムプランは月額550円(税込)のプランです。
プレミアムプランは混雑時に優先接続が適用され、利用者が多い時間で待ち時間が発生する可能性は低めです(ただし、必ず待ち時間が発生しないわけではありません)。
連続プレイ可能時間は6時間となっているので、長時間遊びたい場合でも心配はいりません。
高画質描写を可能にする機能であるRTX ONには対応しています。
有料タイトルは別途購入が必要
ゲームをプレイする場合、販売先のプラットフォームで購入する必要があります。
そのため、GeForce NOWの利用料とは別でゲームタイトルの購入費用がかかるので注意が必要です。
すでに対象のプラットフォームから対応作品を購入している場合、再度購入は必要なくクラウドサーバーにインストールすればOKです。
GeForce NOW(ジーフォースナウ)で必要な通信環境
GeForce NOWは有線または5GHzのWi-Fi環境での接続を推奨しています。
また画質が720p/60fpsの場合は15Mbps以上、1080p/60fpsの場合は25Mbpsの通信速度が必要で、ラグを最小限にするために、Ping値を40ms以下にする必要があります。
モバイル回線では15Mbpsや25Mpbs以上の通信速度は実現できますが、Ping値を安定して低くするのは難しいため、条件を満たすには光回線の利用がおすすめです。
光回線はサービスによって通信速度、Ping値の安定感が異なります。特にPing値を低くするためには、より品質の安定した光回線が欠かせません。
GeForce NOWでのゲームプレイでおすすめの光回線は「@nifty光10ギガ」です。
@nifty光10ギガは名前の通り最大10Gbpsの高速光回線で、通信速度とPing値の安定感は従来の光回線より優れています。
10ギガ回線は初期費用が高そうに思えますが、特典のニフティポイントで実質的な負担がはなくなります。
10ギガ対応ルーターを月額550円(税込)でレンタルできるので、高速回線に見合う環境作りもスムーズに行えるでしょう。
快適にゲームを楽しむためにも、検討してみてはいかがでしょうか?
光回線10ギガとは?必要?1ギガとの違いやメリット・デメリットを解説
※2023年12月時点の情報です。
※本文中に記載されている通信速度は理論値です。必ずしもこの速度が保証されているものではなく、お客様の通信環境や接続の時間帯などによっては、思うように速度が出ない場合や接続が不安定な場合があります。