
2年縛り?分割?違約金?格安スマホに乗り換えるベストなタイミングは結局いつがおすすめ?
2019/02/01今や格安スマホや格安SIMはすっかり浸透し、スマホユーザーのうちMVNOのシェアは約1割(2018年3月MMD研究所発表)を占めていますが、自分の周りを見ると、まだまだ大手キャリアのスマホを使っている人が多いのも事実。格安スマホの方がお得なイメージがあるのに、どうして乗り換えないのでしょうか?
◆格安スマホ乗り換えを阻むのは「2年縛り契約」!?
何をするにもスマホが欠かせない現代ですが、毎月かかる通信費が頭痛のタネだったりもします。そんなときスマホ代を節約するための選択肢として、「格安スマホ」を思い浮かべる人も多いのでは?
ところが、何らかの理由で格安スマホに乗り換えない人の内、「契約しているスマホが2年縛り中だから」という理由が最も多い、という調査結果もあります。(MMD研究所2017年9月発表)
そもそも「2年縛り」とは、携帯電話やスマホを契約するときに結ぶ2年間の契約期間のことで、たとえば大手キャリアの場合、
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1、2年間の契約期間
2、契約期間中に解約すると違約金が発生
3、2年経過後は解約しない限り契約は自動更新
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という3つの要素で成り立っています。
この2年契約は端末の分割払いとセットであることが一般的で、長期期間の契約を条件にすることで端末代金のサポートや料金プランの割引などのサービスを受けられます。
◆2年縛り契約見直しの動きが!
2年縛りにはこのようにメリットもありますが、途中で解約した場合、違約金が発生してしまいます。違約金は、契約解除料や解約金と表現されることもあります。
2年縛りによる契約は自動延長が前提なので、違約金を払わずに解約や格安スマホへの乗り換えをするには、契約期間満了後にやってくる更新月中に解約する必要があります。
ただ更新月が2カ月程度と短く、また更新月に乗り換えたとしても通信料金が日割りされないケースも。
こういった2年縛り契約がユーザーの自由な選択に影響を与えているとして、2018年6月には総務省が大手キャリア3社に対して、違約金の撤廃など2年縛り契約の改善を求める行政指導を出しました。
これを受けて各キャリアは、違約金がかからず解約できる更新月(無料解約期間)を、現行の2カ月から3カ月に変更するなどの対応を行っています。
◆大手キャリアの2年縛り明け更新月の確認方法
ここで大手キャリアの更新月の確認方法を簡単に説明しておきます。せっかく乗り換えるなら違約金がかからない方がいいですよね。
※2018年8月ニフティ調べ
※詳細は各社ホームページをにてご確認ください
【ドコモの場合】
・契約中のスマホから「My docomo」にアクセス&ログインし、「お客様サポート」→「契約内容確認などオンライン手続き」→「ドコモオンライン手続き」→「ご契約内容確認・変更」から確認
・電話での確認…スマホ・携帯電話から:151または、その他の電話から:0120-800-000
【auの場合】
・契約中のスマホから「My au」アプリにログインし、右上のメニュー(三本線アイコン)から「契約・オプション管理」をタップして確認
・電話での確認…スマホ・携帯電話から:157またはその他の電話から:0077-7-111
【ソフトバンクの場合】
・契約中のスマホから「My SoftBank」にアクセス・ログインし、右上のメニュー(三本線アイコン)から「契約・オプション管理」をタップして確認
・電話での確認…スマホ・携帯電話から:157またはその他の電話から:0800-919-0157
スマホの契約を見直す際、今使っているスマホをいつ契約したかをしっかり覚えている人は意外に少ないもの。確認方法さえ覚えておけば、2年縛り明けの契約更新月を逃してしまうことも減るはずです。
◆格安スマホに2年縛りはある?
ここまで大手キャリアの2年縛りについて見てきましたが、「格安スマホ」には縛りはあるのでしょうか?
基本的に格安スマホは大手キャリアとは違い、2年縛りのような契約プランは見かけませんが、「最低利用期間」というものを設けている格安スマホもあります。
特に音声通話付きのSIMを選択した場合に設定されていることが多く、期間としては12カ月が一般的。またデータ通信だけのプランであれば期間による縛りはなく、いつでも自由に解約や機種変更が可能なケースが大半です。
たとえばNifMoでは、音声通話対応の契約タイプを選ぶと、
・利用開始月およびその翌月から6カ月以内に契約解除をすると、契約解除手数料が発生
という最低利用期間こそ設定されていますが、SMS対応SIMカードやデータ通信専用SIMカードの場合は、いつ解約しても違約金が発生することはありません。
2年縛りに比べると規定がゆるく、格安スマホを始めやすいですね。
◆キャリアから格安スマホへの乗り換える際の出費は?
せっかく格安スマホへの乗り換えを考えているのなら、可能な限り2年縛り契約明けの更新月中に乗り換えたいところですが、目先の2年縛りばかりにとらわれていると、実は損をしている可能性もあるのです。
まず、2年縛り期間中に格安スマホへと乗り換える場合、
・違約金
・分割払い中の端末代金の残債
が必要となるのですが、支払い途中の端末代の残金については引き続き分割払いが可能な場合も多いので、契約先への確認をおすすめします。
では、ここで大手キャリアからMNPでNifMoへ乗り換えるケースでコスト比較をしてみます。
【キャリア側でかかる費用】
・違約金:9,500円(税込10,450円)
・MNP転出手数料:2,000~3,000円程度
【格安スマホ側でかかる費用】
・初期費用:3,000円程度
など、合計1万5,000円ほどかかります。
大手キャリアにおけるスマホの平均月額料金が7,876円(2017年3月 MMD研究所発表)で、NifMoの音声通話対応SIMで3GBプラン(月額1,600円(税込1,760円))を契約した場合、差額は約6,300円となります。
何カ月で元が取れるかを計算してみると、キャリアの2年縛り中に解約してNifMoに乗り換えても、約3カ月で回収が可能。その後の月額料金はキャリアのときよりも安く使っていくことができるので、言うまでもなく節約へとつながります。
使っているスマホも格安SIM対応の端末やSIMロック解除したものであれば、そのまま使うこともできますし、不安であればNifMo契約時にスマホとセットで契約すればOK。それでも月額料金を考えれば、キャリアよりもリーズナブルに使えるはずです。
格安スマホへの乗り換えを考えるときは、目先の出費や2年縛りを考慮することも必要ですが、長期的な視点でコスト計算することが大切です。
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