【Word】勝手に動く?「オートコレクト」機能の解除&便利に設定する方法

2019/02/19

デフォルトのまま使うと余計な機能がわずらわしい……と感じてしまうWordの「オートコレクト」機能。うまく使えば便利そうなのに、ちょっとした間違い指摘がピンとこなかったり、イライラしたり……。そんなWordのオートコレクト機能を使いこなして、作業効率アップを目指しましょう!

◆Wordを使っていて思わずイラッとくるのが…

皆さんはWordの“おせっかい機能”と、どうお付き合いしていますか?

たとえば、すべて小文字で入力したいのに先頭の文字が勝手に大文字になったり、区切る意味で文頭に「・」を付けたら、改行時に箇条書きになってしまったりと、なかなかにWordのオートコレクト機能は、「小さな親切、大きなお世話」を地で行くような印象ですよね。

そうはいっても、いざオフにするのはどうでしょう。実は使い方さえ間違わなければ、かなり作業効率を上げることが可能な機能でもあるのです。

オートコレクト機能の設定を変えるには、使っているOfficeのバージョンによって操作手順が少し違いますが、最近のバージョンでは、

(1)上部にあるメニューから「ファイル」→「オプション」の順にクリック
(2)表示されたオプション内の左側にあるメニューで「文章校正」を選択
(3)「文章校正」内で右側にある「オートコレクトのオプション」をクリック

ここまで来ると、オートコレクト機能を細かく決めることができます。なお、Word2007など、少し古めのバージョンを使っている人は、Word画面の左上にある丸いメニューボタンをクリックした後、

・「Wordのオプション」→「文章校正」→「オートコレクトのオプション」

という順番で同じ設定にたどり着くことができます。

◆不要な機能は思い切ってオフにしよう!

オートコレクトの設定画面が表示されたら、あとは好みに応じて必要か不必要かを考えて取捨選択していくだけです。

まずは「おせっかいだな」と感じやすい機能の見直しから始めてみましょう。

・その1:「アルファベットの頭文字」
たとえば「iPhone」のように小文字から始まる英単語などで、勝手に先頭を大文字にしてしまうことも。これは「文の先頭文字を大文字にする」というチェックを外せばOKです。

・その2:「箇条書き」
オートコレクト機能では、文頭に「(1)」などの番号を振って改行すると、自動的に(2)以降の数字を振ってくれます。意図して箇条書きにしたい場合はいいのですが、それ以外では不要。

そんなときは「オートコレクトのオプション」から「入力オートフォーマット」へ移動し、「箇条書き(行頭文字)」「箇条書き(段落番号)」をオフにしてください。

・その3:「特殊文字の変換」
商品クレジットなどでよく見る、○で囲まれたCやRなどを、(C)から自動で変換してくれる機能もオートコレクトでは用意されていますが、文字化けの原因になることもあります。

これは「入力中に自動修正する」のチェックを外せばオフにできますが、もし一部のみ不要という場合は、その項目を選択して削除してください。

◆Wordのオートコレクト機能を便利に使いこなすおすすめ設定

人によって使い勝手はまちまちでしょうが、最後に、個人的にオススメの設定パターンをご紹介しておきます。

・その1:「自動修正」
いつも使っている日本語ならまだしも、英語、特にたまにしか使わないような単語のスペルをいちいち調べるのは少し面倒……。そんなときはオートコレクトの出番です。

特に「入力中に自動修正する」にチェックを入れて有効にし、間違いやすい単語を登録しておけば、自動で修正してくれます。苦手な単語などは、あらかじめ登録しておくと便利です。



・その2:「かっこ」
「」や()、『』など、文章中でよくつかう「かっこ」。すぐに出せるカギカッコやまるかっこはいいですが、二重かっこや【】などは入力が面倒。これは「入力オートフォーマット」の項目で、「かっこを正しく組み合わせる」にチェックを入れておけば、先に入力したものと同型式のかっこで閉じてくれます。

ほかにもURLやメールアドレスに自動でリンクを貼ってくれる機能などもありますので、自分で使いやすいようにカスタマイズしてみてください。

※記事内容は2019年1月現在の情報を基に作成。
※操作手順内の表現はOSや機種、アプリのバージョンにより異なる場合あり。

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