
パソコンのウイルス感染を確認する方法|駆除方法と事前対策も解説
2022/08/31パソコンを使うときに心配なのがウイルス感染。パソコンがウイルスに感染すると、動作不良や個人情報の流出といったリスクが生じます。流出したクレジットカード情報などが悪用される恐れもあるので、対策しておきたいところです。
この記事では、パソコンがウイルスに感染したときの症状や確認方法、駆除方法を解説します。
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パソコンを標的にするウイルス3種
パソコンを標的としたウイルスには、以下3つの種類があります。
2、トロイの木馬型
3、マクロ型
上記3つがどのようなウイルスなのか詳しく見ていきます。
ワーム型
ワーム型ウイルスはWeb上のあらゆるサイトに潜んでいるうえに、感染力が高く最も厄介なウイルスと言えます。知らない宛先から届いたメールの添付ファイルや、記載のURLにアクセスしてワーム型ウイルスに感染するケースが多いです。
トロイの木馬型
トロイの木馬型は画像や文書などのファイルや、スマートフォン用のアプリなどに潜んでいるウイルスです。パソコンにプログラムをインストールして、トロイの木馬型ウイルスに感染するパターンは珍しくありません。
そのため、パソコンに新たなプログラムをインストールする場合、そのプログラムが安全なものなのか確認する必要があります。
マクロ型
マクロ型ウイルスは、自分の所有しているファイルの書き換えや削除を行う厄介なウイルスです。マクロ型ウイルスは、Officeのアプリケーションファイルに仕組まれていることが多いです。
そのため、知らない宛先から送られてきたメールに添付されているファイルには注意が必要です。
これらのウイルス感染を目的としたサイバー攻撃も日々増えているので把握しておきましょう。
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ウイルスに感染した場合の症状
パソコンがウイルスに感染して起きる症状は、主に以下の5つです。
1、パソコンの動作が止まる
2、意図していないプログラムがダウンロード・インストールされる
3、個人情報が盗まれる
4、ファイルの情報が勝手に変更・削除される
5、パソコンやルーターがネット犯罪に利用されてしまう
具体的に症状を解説します。
パソコンの動作が止まる
ウイルスに感染して起きやすい症状の一つは、パソコンの動作不良です。パソコンがウイルスに感染すると、以下の症状が発生します。
・パソコンが起動しなくなる
・パソコンがフリーズしやすくなる
一時期世間を騒がせたランサムウェアのように、パソコンをロックして身代金を請求するパターンもあります。
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意図していないプログラムがダウンロード・インストールされる
パソコンがウイルスに感染して、利用するつもりのないソフトなどが勝手にダウンロードされる場合もあります。勝手にダウンロードされるソフトにもウイルスが仕掛けられていて、パソコン内でウイルスが増殖してしまいます。
個人情報が盗まれる
近年のウイルスが標的にしているのは、インターネットユーザーの個人情報です。最近のウイルスは、他人が所有する以下の情報をターゲットにしています。
・SNSなど各種サイトのログインID・パスワード
・クレジットカード情報
・銀行口座情報
パソコンがウイルスに感染して、TwitterやLINEなどのSNSアカウントが乗っ取られるパターンは急増しています。盗まれたクレジットカード情報が悪用され、自分の知らない間に高額の決済が行われている事例も珍しくはなくなりました。
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ファイルの情報が勝手に変更・削除される
ウイルスに感染すると、パソコンに保存しているファイルの内容が変更される可能性もあります。最悪の場合、大切なファイルが削除されるリスクまで伴います。勤務先などの機密情報ファイルがパソコンに入っている場合、より一層ウイルス対策が必要になってきます。
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パソコンやルーターがネット犯罪に利用されてしまう
パソコンやルーターのDNS情報が勝手に書き換えられ、勝手にサーバーが構築されるリスクもあります。ウイルス感染によって構築されたサーバーは犯罪に使われる可能性が高く、自分がその犯罪者と誤認されるリスクを伴います。
パソコンがウイルス感染したか確認する方法
パソコンがウイルス感染したか確認する方法としてはセキュリティソフトを使ったフルスキャンとオンラインスキャンサービスを使った方法があります。順番に見ていきましょう。
セキュリティソフトでウイルス感染を確認する
セキュリティソフトを利用していればフルスキャンをかけることができ、パソコンがウイルス感染していないか確認することができます。
オンラインスキャンサービスでウイルス感染を確認する
セキュリティソフトを提供している企業の中にはオンラインスキャンサービスを提供しているところがあります。オンラインスキャンサービスを利用して、パソコンがウイルス感染しているかどうかを確認することもできます。
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ウイルス感染した場合の対処方法
では、実際にウイルス感染してしまった場合どうしたらいいのでしょうか。ウイルスを駆除する方法を解説します。
セキュリティソフトをダウンロード・インストールする
セキュリティソフトの利用は、もっとも手っ取り早いウイルスの駆除方法です。パソコンにセキュリティソフトを入れることにより、パソコンに侵入したウイルスを検知してくれます。すでにセキュリティソフトを導入しているのであれば、アップデートを行って最新のウイルスに対応できる状態にしてください。
インターネットから切断する
パソコンがウイルスに感染したような挙動をしていると感じたら、ウイルスを増殖させないために、パソコンをインターネットから切断します。
セキュリティソフトのウイルススキャンを実行する
セキュリティソフトを起動してウイルススキャンを実行します。スキャン中にウイルスが発見されると、削除か隔離のどちらかが選べますが、どちらを選んでも問題はありません。
上記の手順でウイルス駆除が完了した後、ウイルスに感染していた間にパスワードが漏えいしてしまった恐れがあるため、パソコンを起動してから念のため利用していたサービスのパスワードを変更しておくと安心です。
今後のためのウイルス対策
この記事ではパソコンがウイルスに感染した場合の症状と、ウイルスの駆除方法を解説しました。インターネット上には数多くのウイルスが潜んでいて、いつパソコンが感染してもおかしくありません。パソコンがウイルスに感染すると、動作不良やファイルが消去されるリスクが伴います。
最悪の場合、ウイルス感染により個人情報が盗まれ悪用される被害を受ける可能性がありあるため、パソコンでインターネットを利用するなら、ウイルス対策は必須と言えます。
おすすめのウイルス対策は「セキュリティソフトの導入」です。
@niftyで提供している「常時安全セキュリティ24」は、「リアルタイムウイルス対策」機能により、自動更新のパターンファイルでファイルがウイルスかどうかをリアルタイムに検査してくれ、指定した日時で全ディスクのフルスキャンを行う「スケジュールスキャン」機能なども装備されているので、ウイルス感染の対策におすすめです。
また、ひとつのライセンスでパソコンやスマホを最大7台まで保護してくれるので、家族全員のデバイスにインストールことも可能です。
機能や料金の詳細は「常時安全セキュリティ24」ページにてご確認ください。
ウイルス感染して慌てる前に、普段から最低限の対策をしておきましょう。
※2022年8月時点の情報です。
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