
ネットカフェのパソコンのセキュリティって安全?利用時の注意点と使用後のチェックポイント
2019/02/21ちょっとした作業をしたり、時間を潰したり、さまざまなシーンで利用する機会があるネットカフェ。備え付けのパソコンを使った後、皆さんはどうしていますか。のちのち後悔しないためにチェックしておくべき、やっておくべきことを紹介します。
◆ネットカフェのパソコンに潜む“危険性”
外出先や旅先で、ちょっとパソコンを使いたいときに便利なのがネットカフェ。誰にも邪魔されずにインターネットが楽しめるので、利用している人も多いのでは?
たいていのネットカフェでは、不特定多数の人が安心してインターネット利用できるようセキュリティ対策を施しているはずですが、トラブルの報告もないわけではありません。
例を挙げれば、2018年には、ネットカフェで警視庁が注意喚起を促すような事件が勃発。キーボードの入力履歴を記録する「キーロガー」というソフトを利用し、盗み出したID・パスワードを使ってネットバンキングへの不正アクセスをしたというもので、実害が出ています。
問題はひんぱんに起きるわけではありませんが、セキュリティが万全でないネットカフェの場合、以下のような危険もつきものだということを認識しておくべきでしょう。
【公衆パソコンに潜む危険性】
・ID・パスワードが盗まれる可能性
・USBメモリなどを使った場合、ウイルス感染するおそれ
・入力した個人情報が盗まれる可能性
・メールやSNS、オンラインゲームなどのアカウントが乗っ取られる可能性
◆ネットカフェのパソコンを使うときの6つの注意点
不特定多数の人が使うネットカフェのパソコン。安心して使うために気を付けるべきことを以下にまとめてみました。
1:まずはセキュリティをチェック。セキュリティソフトが入っていない場合は、ログインが必要なサイトの利用を控える
2:口座番号やクレジットカード番号は絶対に入力しない
3:ネットバンキング、オンライントレード、ネットオークション、ネット通販の利用は避ける
4:IDやパスワードは保存しないこと
5:ログインが必要なサイトを利用したあとは必ずログアウトする
6:USBメモリの使用はなるべく避ける
◆最後に必ずここをチェック!! やっておくべき4つの作業
ネットカフェのパソコンには多くの場合、再起動することで履歴やCookieなどの情報がクリアされる設定になっていますが、念のため、使用後は以下のポイントをチェックするようにしてください。
1:ログインした全サイトからログアウトする
WebメールやSNS、オンラインゲームなどにログインした場合は、ログアウトしたかどうかを再チェックしましょう。
2:IDとパスワードを入力した場合は、痕跡を消しておく
ブラウザに保存されたフォームデータとパスワードを消去します。やり方はブラウザの種類やバージョンによって異なります。
3:履歴とCookieを削除しておく
ブラウザに保存された履歴やCookieを削除します。やり方はブラウザの種類やバージョンによって異なります。
4:ゴミ箱を空にする
つい忘れがちですが、ゴミ箱にも情報を残さないようにしましょう。
履歴などを消すやり方がわからないときは、ブラウザのバージョンをチェックの上、ネットで調べて確実に痕跡を消しておきましょう。
少しでもセキュリティに不安を感じた場合は、WebメールやSNSなどログインを必要とするサービスの利用を控えるようにしてください。