
【iPhone】手が離せないときは“Siriさん”にお願い!音声読み上げ機能「スピーチ」を設定する方法
2019/05/16iPhoneやiPadなどのiOS搭載デバイスには、メールやWebサイトの文字情報を音声で読み上げてくれる「スピーチ機能」があるのを知っていますか? おなじみの“Siriさん”に読んでもらえば、忙しいときも効率良く情報収集ができそうです。
◆さまざまなシーンで重宝するiOSの読み上げ機能
iOSのスピーチ機能を使うと、画面上のテキストを音声で読み上げてもらうことができます。
メールやブラウザのテキストから、LINEのトーク画面やニュースアプリの記事、SNSのタイムラインまで、さまざまな文字情報に対応。2本指でスワイプするだけと操作も簡単なので、満員電車での移動中や忙しくて手が離せないとき、暗い夜道を歩いている場合などにも重宝しそう。
「Kindle」などの電子書籍アプリにも、もちろん対応。一部の雑誌やコミックは読み上げ機能が使えませんが、辞書機能やマーカー機能が使えるコンテンツなら音声で楽しむことができます。
自動的にページ送りしてくれるので、本を読む時間が足りないという人にもおすすめです。
◆読み上げは“Siriさん”におまかせ!
スピーチ機能は、日本語や英語をはじめとする25言語に対応しており、言語ごと数種類の中から声を選べます。日本語の声は4通り。うち2つはおなじみの「Siriさん(女性声と男性声)」です。
好きな声を選択可能で、いつでも変更できますが、日頃からSiriと会話をしている人には、耳になじんだSiriの声がおすすめです。
読み上げクオリティは、まずまずといったところ。たまにおかしなイントネーションを繰り出してきますが、聞き取れないということはありません。
また、スピーチ機能では言語ごとに声が割り当てられており、英単語なら英語に設定した声が、イタリア語ならイタリア語に設定した声が読み上げられるので、文章によっては混乱が生じることも。ただ、聞き慣れたSiriの声に戻ると「まあいいか」と思えるから不思議です。
細かいところに目をつむればSiriの読み上げは完璧です。子ども向けの可愛い文章や絵文字だって、一文字も飛ばさず読んでくれるその仕事ぶりには、「癒される!」との声もあがるほど。
◆設定も使い方も超簡単!!
スピーチ機能の設定は、とっても簡単です。
(1)「設定」アプリを起動し、「一般」→「アクセシビリティ」→「スピーチ」を順にタップ
(2)「画面の読み上げ」をオン。「内容を強調表示」のオン/オフは好みに応じて切り替え。「選択項目の読み上げ」については、操作に多少手間がかかるのでオフのままでもOK

(3)続けて「声」→「日本語」の順にタップし、4つの声の中からお気に入りを選択
筆者のおすすめはSiri(女性または男性)ですが、お好みで外国語の声をセレクトしてみてください。URLなどは英語の声で読み上げられるので、英語の声にはこだわってもいいのかもしれません。
続いて、使い方。
こちらも迷うことなく、誰もがスムーズに利用できます。
(1)メールやブラウザなどのアプリを起動し、音声で読み上げてもらいたいページを開いたら、2本指で上から下にスワイプ
※1本指で触れると通知センターが開いてしまうので、2本同時に触れるのがポイント
(2)画面上にコントローラが表示され、音声読み上げがスタート。ウサギのアイコンでスピードアップ、亀のアイコンでスピードダウンと、読み上げ速度の変更が可能
※コントローラーは、上部をドラッグして移動させられます。画面に触れていないと最小&半透明化されますが、タップすると元に戻ります。最小化した状態での移動も可能です。

iOSには「VoiceOver」(ボイスオーバー)という読み上げ機能もありますが、こちらは視覚に障がいがある人向きに設計されたもの。これをオンにすると音声読み上げが優先され、通常のタッチ操作がやや複雑になるので、画面のタッチ操作をひんぱんに行う人には不向きといえそうです。
※記事内容は2019年4月現在の情報を基に作成。
※操作手順内の表現はOSや機種、アプリのバージョンにより異なる場合あり。