iPhone「ボイスメモ」の使い方 トリミング編集から共有方法まで解説

2019/05/22

Apple純正アプリ「ボイスメモ」を使えば、iPhoneがICレコーダーに早変わり。個人的な音声メモから講義や会議、インタビューの録音まで、幅広い用途に使えます。今回は、便利な使い方と音声データの共有方法を紹介していきます。

◆多様なシーンで手軽に使える「ボイスメモ」

「ボイスメモ」はAppleが提供する無料の音声録音アプリ。iOS12で劇的に進化し、使いやすくなりました。

使えるシーンは実に多く、講義や会議の記録はもちろんのこと、インタビューの録音にも完璧に対応。筆者は記者会見や制作発表会、座談会などでたびたび活用していますが、ICレコーダーと比べても遜色ないと感じています。

人間の声以外の音声もしっかり記録することができます。

たとえば猫の声。ゴロゴロと喉を鳴らす音までしっかり録音できるので、あとで本人(本にゃん?)に聞かせることで、可愛い反応が見られる可能性も。野鳥の声や水の音なども収められます。外付けのステレオマイクを使えば、さらに高音質の録音が可能に。

ほかにも歌やスピーチの練習に、音声メモに、家族や友達の思い出づくりにと、さまざまなシーンで重宝する「ボイスメモ」。使い方もシンプルなので、さっそく試してみましょう。

◆使い方はアプリを開いて録音ボタンを押すだけ!

録音を開始するには、

・「ボイスメモ」アプリを開いて赤い録音ボタンをタップするだけ

と誰もが簡単に利用できます。

Siriに頼んで起動してもらうこともできますので、土壇場であわてる必要もありません。録音を停止するには、「■マークをタップ」するだけと、こちらも簡単です。

「設定」→「ボイスメモ」から位置情報をオンにしておくと、録音が始まった時点で所在地がタイトルになりますが、こちらはいつでも変更が可能です。

タイトルのあたりを録音中に上へスワイプすると、一時停止ボタンが現れます。再開するには「再開」ボタンを、停止する場合は「完了」をタップしましょう。

◆録音した音声は編集も自在

録音したボイスメモは、以下のような編集が可能です。

・ボイスメモの一部を再録音する
(1)編集したいファイルをタップし、左側の「…」マーク→「録音を編集」をタップ
(2)波形を左右にスワイプして、撮り直したい部分の頭を青い縦線に合わせる。「再録音」をタップすると、上書き録音がスタート

一時停止ボタンをタップすると録音が終了。再録音は何度でも可能です。保存するには「完了」をタップします。

・先頭または末尾の音声をカットする

(1)編集したいファイルをタップし、左側の「…」マーク→「録音を編集」をタップ
(2)右上のトリミングボタンをタップすると下方に黄色い枠が出現
(3)先頭から切り詰める場合は左端の矢印を右にドラッグし「トリミング」をタップ。末尾を切り詰める場合は右端の矢印を左へドラッグし「トリミング」をタップ。

上記の操作により、不要な部分をカットします。編集を終了するには、「完了」をタップしてください。

・メモの一部を削除する
(1)編集したいファイルをタップし、左側の「…」マーク→「録音を編集」→右上のトリミングボタンの順にタップ
(2)下方に黄色い枠が現れるので、左右の矢印をドラッグして削除したい部分を挟むように選択し、「削除」→「保存」の順にタップ
(3)編集を終了させるには「完了」をタップ

◆ほかのデバイスと音声データを共有するには?

録音したボイスメモは、

・送りたいメモのタイトル→「…」→「共有」と順にタップ

していくことで、ほかのデバイスと簡単に共有することができます。

近くにあるiPhoneやiPad、MacなどのApple製デバイスと共有するなら「AirDrop」、同じApple IDを使っているデバイスと共有する場合は「ファイルに保存」がおすすめ。それ以外のデバイスと共有する場合は、メールやメッセージアプリなどに添付して送るといいでしょう。

手軽さが魅力の「ボイスメモ」ですが、無断で録音されることを嫌がる人がいるのを忘れてはいけません。

また、シーンによっては通知や着信が入らないよう機内モードにしておく配慮も必要になります。録音時はマナーを守って快適に使いこなしたいものですね。

※記事内容は2019年4月現在の情報を基に作成。
※操作手順内の表現はOSや機種、アプリのバージョンにより異なる場合あり。

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