
iPhoneが勝手に発信してしまう!? 誤発信の原因と6種の対策
2019/06/03「かけた覚えがない相手への発信履歴が残っていた」「知人からの着信に応答したら相手が無言」という経験はありませんか? たまにやらかしてしまうiPhoneによる誤発信。気まずい思いをしないためにも、原因と対策をチェックしておきましょう。
iPhoneが誤発信…これって故障!?
覚えのない発信履歴が1つないしは複数残っていると、「iPhoneが壊れた!?」「ウィルスを仕込まれた?」とあわてがち。でもたいていの場合、その誤発信は無意識の画面タップや誤作動が原因です。
最近、AndroidスマホなどからiPhoneに機種変更した人なら、「そうしょっちゅう誤作動されても困る」と思うかもしれませんが、iPhoneの誤発信はちょっとした工夫や設定変更によって防ぐことができます。
iPhoneが大好きで長年使い続けている人やAppleフリークなら、「可愛い相棒がまたやらかした(笑)」と温かい気持ちで対応できる問題なので、心配はいりません。
◆iPhoneで誤発信する原因
iPhoneが勝手に電話をかけるということはありませんが、ポケットの中で指が画面に当たってしまったり、有能なAIアシスタント「Siri」が気を利かせてしまったりと、いくつかの偶然が重なった場合に誤発信が発生することがあります。
ケース1:ポケットやバッグ内でミスタップ
もっとも多いと思われるのが、ポケットの中で指が当たってしまうパターン。「画面がロックされていない」「電話Appの最後に開いた画面が履歴タブ」といった条件が重なると、誤発信してしまう可能性があります。
指先だけでなく、指の関節や手首などが当たるだけで反応するので、注意が必要です。
また、電車の中などで着信に気づかなかった場合、画面がロックされている状態でも通知をタップすることで電話をかけ直せますが、この着信通知に手が触れると、誤発信してしまうおそれがあります。
ケース2:Siriが誤作動して電話をかけてしまう
なにかの拍子にSiriが起動し、持ち主の声を誤認識して電話をかけてしまうことがあります。
ケース3:まさか、猫や子どもが…!?
なんとiPhoneの画面は、猫の肉球にも反応します。猫が自撮りしてしまった、アプリを立ち上げてしまった、というのはよく聞く話。肉球で踏んで電話をかけてしまう可能性も否定はできません。
さらに気をつけなければならないのが、小さな子どもによるミスタップです。電話をかけるだけならまだしも、パスコードの誤入力を繰り返されると自動的にロックがかかり、数年間使用不能になってしまうおそれも。
誤発信を防止するには?
誤発信はちょっとした工夫や設定の変更で、未然に防ぐことができます。
防止法1:必ずパスコードロックをオンにしておく

iPhone内のデータ保護に不可欠な設定ですが、誤発信防止にも役立ちます。最初に設定しなかった場合は、設定Appで「Touch IDとパスコード」または「Face IDとパスコード」を開いて設定しておきましょう。
防止法2:ポケットやバッグに入れる時はiPhoneをロックする習慣を
ポケットやバッグ内でのミスタップを防ぐためには、iPhoneがロック状態であることが重要。特にiPhone 8以前の機種を使っている人は、Touch IDに設定した指がホームボタンに触れないよう注意が必要です。
防止法3:着信通知をロック画面に表示させない
着信の通知がロック画面に表示されると、これをタップするだけで通話が可能に。誤発信の原因にもなるので、満員電車に乗るときや移動中は切っておくのも一手です。
・設定App→「通知」→「電話」→「ロック画面」をオフにする

やり方も簡単なので、気になる人は設定を変更しましょう。
防止法4:ロック中のSiri起動を無効にする

「電話」という単語に敏感に反応する割に、人の名前を上手に聞き取れないSiriは、ロック中の起動を制限しておくとよいでしょう。設定は設定Appから「Siriと検索」を選択し、「ロック中にSiriを許可」をオフにするだけ。
防止法5:電話Appのアイコンをフォルダへ移動(子どもの誤発信対策)
子どもが簡単にタップできないよう、アプリフォルダに電話Appのアイコンをしまってしまうのも一手です。
防止法6:手帳型iPhoneケースを使用する
ポケットやバッグ内での誤操作防止には、手帳型iPhoneケースが大活躍。といっても、手帳型を愛用している人の中にも誤発信常習者はいるようなので、その他の対策もきっちり施しておきましょう。
もうひとつ、「うっかり誤発信」の原因になりがちなのが、発信ボタンのダブルタップ。これは直近にかけた相手へリダイヤルする機能ですが、無意識のうちに2回タップしてしまう人もいるんだそう。相手をびっくりさせないためにも、操作は慎重に行いたいものです。
※記事内容は2019年5月現在の情報を基に作成。
※操作手順内の表現はOSや機種、アプリのバージョンにより異なる場合あり。
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