お寺で進むIT化!ネット活用で仏事&お坊さんマッチング(派遣)サービス「ブッタスク」

2019/11/15

日常とは縁遠い世界ながら、誰もがいつかは遭遇する葬儀などの仏事。素人では手に負えず、困ってしまうケースは多いはず。そうした際の手助けに・・・・・・と注目されているのが、業界初の“お坊さんマッチングサービス”「ブッタスク」です。

◆葬儀などの法事は素人が手を出せない“ブラックボックス”

葬儀や法事、供養など、古くからの慣習も多い仏事で悩まされる機会は、意外に多いもの。ましてや、急な対応を余儀なくされた際はなおさらです。こうした仏事を執り行う際、もっとも困る問題が僧侶(お坊さん)選びではないでしょうか。

日本ではどの家系にも、先祖から引き継がれてきた宗派があります。浄土真宗、日蓮宗、真言宗など13宗が代表的な宗派と呼ばれ、浄土真宗が東本願寺と西本願寺に分かれるなど、各宗派がさらに細分化。宗派ごとに、葬儀や仏事の慣習も変わってきます。

身内に不幸があり、急な葬儀を執り行わなければならなくなった際、葬儀社や仏壇店から必ず聞かれるのは「どちらの宗派ですか?」。さて、皆さんは即答できるでしょうか。

この機会に、皆さんの家系に引き継がれる宗派を調べておくといいかもしれません。とりあえず**派かがわかっているだけでも、後の悩み事が半減するはずです。急な葬儀で困ったとしても、宗派さえわかっていれば葬儀屋さん任せで物事は進みます。

ただ、気になるのは費用面。何が基準なのかが不明なので“言われたとおりの金額を支払う”というケースが大半でしょう。

ある意味でブラックボックス化している法事ですが、そこに風穴を開け、透明化を図ろうとする新サービスも登場しています。“お坊さんマッチングサービス”と銘打たれた「ブッタスク」です。

◆法事を“お坊さんマッチング”で透明化する「ブッタスク」

「ブッタスク」はネットを介し、葬儀や法要などの仏事、厄除け・祈願・供養などで悩む利用者と、全国各地・各寺院・各宗派のお坊さんをマッチングするサービス。従来なかった新視点のIoT活用で、「シェアリングエコノミー」の一環ともいえるでしょう。

提供される法務は、葬儀、法事、水子供養、ペット供養、永代供養、墓前経、お墓参り代行、戒名・法号、厄除け・お祓い、各種祈願、写経、法話など多岐に渡ります。

お坊さんとのマッチングは、利用者次第。経歴や想い、僧侶ブログまで記載された詳細プロフィールから、お坊さんの“人柄”で選ぶことも可能に。実はこれ、今までもっとも敷居が高かった一面だともいえます。

利用者によるレビュー機能もあるため、お坊さんの善し悪しを判断しやすいでしょう。

また、通常は実態や内訳が不明瞭なお布施類も、目安金額が事前にわかります。こうした透明性は利用する側としてはありがたいですし、支払いがエスクロー決済な点もポイントに。

一般に、葬儀や法事、供養などの費用は現金払いが基本ですが、「ブッタスク」は銀行振込に加え、クレジットカードもOK。急な出費で困った際も、カード決済は強い味方になるはず。

ちなみに、近年は“お墓参り代行”を依頼するケースも急増中だとか。遠方の地元にお墓があるものの、管理する親族もいなくなり、荒れ放題に・・・・・・といったケースでも、定期的な“お墓参り代行”で、事実上の維持・管理を依頼できるわけです。日常生活とは縁遠い仏事だけに、様々な利用法も想定される“お坊さんマッチングサービス”。記憶の片隅にでも覚えておくと、急な仏事の際に助かるかもしれませんよ。

※記事内容は2019年10月現在の情報を基に作成。

 

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