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Chromium版Edgeとは|新しいMicrosoft Edgeを使うメリット

2020/07/20

Windows10のデフォルトブラウザ「Microsoft Edge」が、2020年1月15日に新しくなっていたことはご存知ですか。

6月に入り自動更新プログラムとしても配布されるようになった新Microsoft Edgeは、従来のものと比べて何が違うのでしょうか?

今回は新Microsoft Edgeについて解説していきます。

Microsoft Edgeとは?Internet Explorer(IE)との違いとEdgeへの移行方法を解説

 

◆新Microsoft Edgeとは? 旧版と何が違う?

新しいMicrosoft Edgeと“旧版”Microsoft Edgeレガシバージョンにおいて、最大の違いは採用されている「エンジン」でしょう。

ブラウザでWebページを表示する際、サイトから受け取ったデータを読み込み解釈して表示しますが、この機能を担当するソフトを「エンジン」や「レンダリングエンジン」と呼びます。

従来のMicrosoft Edgeは「EdgeHTML(エッジエイチティーエムエル)」というエンジンでしたが、新Microsoft Edgeでは、Google Chromeと同じ「Chromium(クロミウム)」ベースのエンジンを採用。

ブラウザの心臓部分とも言える機能を変更しているというのは、衝撃が大きいですね。

Microsoft Edgeのバージョンを確認する方法

◆Chromium版Microsoft Edgeでできること

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エンジン変更と同じくらい大きな違いとしては、Chromium版Microsoft EdgeはWindows10だけでなく、Windows7やWindows8.1、macOS向けなどにも提供される点です。

さらに、Chromium版Microsoft Edgeは、旧版向けの拡張機能プラスChromeウェブストアで提供されている拡張機能も利用できることです。

実際にChromium版Microsoft Edgeでストアページを開くと、「Chrome ウェブストアからMicrosoft Edgeに拡張機能を追加できるようになりました。[Chromeに追加]をクリックします。」と説明文が表示されます。

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細かい部分では、ブラウザの設定画面の見やすさも改善されました。

旧版ではブラウザ内の3分の1から半分弱ほどの大きさでした。

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Chromium版は一つのタブとしてブラウザ全面で表示されます。

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設定できる項目もメニュー一覧として表示されているので、わかりやすいですね。

◆Chromium版Microsoft Edgeを使うメリット

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ここまでChromium版Microsoft Edgeのリニューアルにスポットを当ててきましたが、どのブラウザを使うかは人それぞれです。

お気に入りのブラウザを利用していると思います。

ただ、今もInternet Explorer(IE)を使っていたり、ブランジング速度が気になったり、どのブラウザにしようか決めかねている…といったような人はChromium版Microsoft Edgeへの乗り換えを選択肢に入れてみるのもいいかもしれません。

Chromium版には次のようなメリットがあるからです。

(1)プライバシーの保護機能が強化

Chromium版Microsoft Edgeには、Webサイト閲覧などで収集された情報を基に広告を表示したりする機能をブロックできる、「追跡防止」機能があります。

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「基本」「バランス」「厳重」の3段階から選べ、デフォルトはバランスになっています。

普通に使う分には変更する必要はないとは思いますが、用途に応じて緩めたり厳しくしたりすることもできます。

ただし、「厳重」では正常に動作しないWebサイトが出てくる可能性もあります。

その場合、信頼できるWebサイトであれば、URL左の鍵アイコンをクリックし、表示されたメニュー内にある設定を「オフ」に変更することで、設定サイトのみ追跡防止を無効化できます。

(2)タブ管理が使いやすい

ブラウザで新規タブを開いた際に表示する内容が指定可能です。

「…」アイコン→「設定」

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「新しいタブページ」→「カスタマイズ」

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選択肢を次の4種類から選べます。

・シンプル:検索ボックス&クイックリンクを表示。ページスクロールでニュースコンテンツを閲覧できる
・イメージ:シンプルの表示内容にプラスして日替わり画像を表示
・ニュース:ニュースコンテンツをメインに検索ボックスやクイックリンクを表示
・カスタマイズ:クイックリンクや日替わり画像の表示のオン・オフ、ニュースなど画面の表示内容の選択を行える


なお、タブをブラウザ側面に縦に並べて管理できる「垂直タブ」機能も実装予定とのこと。

多くのタブを同時に開いたときに便利に使えそうですね。

 

(3)コレクション

気になったWebページを登録しグループ単位で管理が可能です。

ブラウザ右上にある四角にプラスマークが描かれたアイコンで起動します。

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「新しいコレクションを開始する」をクリックして保存名をつけたら、あとは気になるページを追加していけばOKです。

追加したいページを表示したら「現在のページを追加」をクリックすれば追加でき、「お気に入り」を作るよりも簡単に関連性のあるものをまとめられます。

メモを追加したりコレクションに登録したページを一気に表示することも可能なほか、Wordにリンクを書き出したりExcelでリスト表示したりもできます。

(4)Webサイトのアプリ化

よく閲覧するページや利用するサイトは、スタートメニューのタイルとして登録できます。

方法は以下の通り。

ページを表示させた状態でブラウザ右上にある「…」→「その他のツール」→「タスクバーにピン留めする」の順にクリック


Chromium版では基本的にはどんなサイトでも“アプリ化”が可能です。

「…」→「アプリ」

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「このサイトをアプリとしてインストール」

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ショットーカットの進化形のようなイメージです。

アプリ扱いなのでデスクトップに配置できるほか、アプリの方が起動や再生が速いという特徴もあるので、ブックマークより使い勝手が良くなる場合もあります。

ほかにも以下のような数多くの新機能の搭載を予定しています。

・音声でWebサイトを読み上げる機能
・自動入力用に保存された資格情報がダークウェブ上で検出されるとユーザーに通知が届く「パスワードモニター」
・Web上のコンテンツのリッチなフォーマットを保持したままコピーや貼り付けできる「スマートコピー」


ますます便利さが増していきます。

◆サイトを開く速度が気になる人はMicrosoft Edgeを使ってみよう

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旧版Microsoft Edgeも高速を謳い文句にしていましたが、Chromium版は旧版よりもさらに高速化が図られていることはMicrosoftより発表されています。

新旧Edgeの速度差は体感ですが、Chromium版の方が速い印象です。もちろんIEと比べればその速さは明らかです。

ブランジング速度に不満があるようなら、Chrome版Microsoft Edgeへの乗り換えも選択肢の一つでしょう。


一点、自動更新プログラム経由でChrome版Microsoft Edgeにアップデートした人は、旧版に戻せないので注意しましょう。

とはいえ、拡張機能の幅広さや新機能への期待感、高速化を臨むならChromium版からダウングレードする必要はないはず。

是非試してみてください。


Chrome版Microsoft Edgeを利用しても速度が気になるという人は、インターネット環境に問題があるかもしれません。

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※2020年7月時点の情報です。
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