wifi-frequency

Wi-Fiの周波数2.4GHzと5GHzとの違い

2020/12/04

Wi-Fiルーターを利用していると周波数帯に2.4GHzと5GHzの2つがあり、どちらを使うのが良いか迷いますよね。実はWi-Fiの周波数にはそれぞれ特徴があり、環境ごとに周波数帯を使い分けることで快適なインターネット環境にすることができます。

本記事では2.4GHzと5GHzのWi-Fiの違いをまとめているので参考にしてみてください。

通信速度を改善したい方はこちら

この記事の内容は動画でも見られます↓

Wi-Fiの周波数2.4GHzと5GHzの違い

2.4GHzと5GHzの違いはそれぞれのメリットとデメリットを見比べることで、その特徴がわかりやすくなります。

2.4GHzと5GHzのメリットとデメリットをまとめてみたので順番に見ていきましょう。

2.4GHのメリット

2.4GHz帯の周波数には電波を飛ばせる距離が長いメリットがあります。

2.4GHzの周波数は障害物となる壁に強く、2階などの離れた部屋でも安定した通信が可能です。Wi-Fiルーターから離れた場所でインターネットを利用する際に2GHzの周波数が活躍します。

2.4GHzのデメリット

2.4GHzのWi-Fiには、以下の2つのデメリットもあります。

・IEEE802.11acに対応していない
・家電の電磁波と干渉しやすい


IEEE802.11acに対応していない
2.4GHzのWi-FiはIEEE802.11acに対応しておらず、5GHzと比較すると最大通信速度が劣ります。どれだけ性能が良いWi-Fiルーターを使っていても、2.4GHzで出せる速度は最大600Mbpsまでです。

wifi-frequency1※1※2:最大通信速度はWi-Fiルーターの機種ごとに異なる

家電の電磁波と干渉しやすい
家電の電磁波と干渉しやすいデメリットにも、注意しなければいけません。2.4GHzの周波数帯は、電子レンジや冷蔵庫などを動作させる電磁波でも用いられているため、電波干渉が起きてしまいます。
電磁波が干渉すると、インターネットの通信速度が低下する上に、接続状態が不安定になります。そのため、近くに家電がある場所でWi-Fiの通信状態が安定しないときは、5GHzを活用する必要があります。

5GHzのメリット

5GHzのメリットは、以下の2つです。

・2.4GHzよりも通信速度が速い
・家電の電磁波と干渉しない


5GHzの周波数はIEEE802.11acに対応しており、2.4GHzよりも高速通信が可能です。

wifi-frequency2※1※2:最大通信速度はWi-Fiルーターの機種ごとに異なる


また5GHzは家電の電磁波には用いられていない周波数帯なので、他の電波と干渉せず安定した通信が可能です。周りに家電があり2.4GHzでの通信が不安定なときは、5GHzのWi-Fiを試してみてください。

5GHzのデメリット

5GHzの周波数には、壁などの障害物に弱いデメリットがあります。

2階などWi-Fiルーターから離れた場所で5GHzを利用すると、接続状態が不安定になりやすいです。そのため、Wi-Fiルーターから離れた場所では、2.4GHzのWi-Fiを利用することがおすすめです。

Wi-Fiルーターから近い場所であれば、通信速度が速い5GHzを使うといいでしょう。

Wi-Fiの周波数には60GHz帯も存在する

Wi-Fiの周波数には60GHzの周波数帯も存在します。

60GHzは次世代の無線LAN規格IEEE802.11adに対応しており、5GHzのWi-Fiよりも高速通信が可能です。5GHzの最大通信速度は6.9Gbpsですが、60GHzでは9.6Gbpsです。

とはいっても、60GHzに対応しているWi-Fiルーターは少なく、最大通信速度が1Gbpsの光回線とは不釣り合いではあります。そのため60GHzが実用的な周波数帯となるのは、当分先となるしょう。

Wi-Fi周波数の切り替え方法

wi-fi

利用するWi-Fi周波数の切り替えは、以下の手順で行えます。

1. Wi-Fiルーターに貼ってあるシールを見て、周波数帯ごとのSSIDを確認
2. デバイス側のWi-Fi設定メニューを開く
3. ネットワーク一覧から利用したい周波数帯のSSIDを選択する
4. パスワードを入力する


SSIDごとの周波数帯の見分け方は、以下の通りです。SSIDはWi-Fiルーターの底面、または側面に貼ってあるシールに記載されています。

SSID 対応周波数帯
末尾が2G
数値の真ん中に記載されている文字が「G」
2.4GHz
末尾が5G
数値の真ん中に記載されている文字が「A」
5GHz

周波数だけでなくIPv6対応のWi-Fiルーターにも注目

この記事では、2.4GHzと5GHzのWi-Fi周波数の違いを解説しました。

2.4GHzと5GHzのメリット・デメリットは、以下の通りです。

周波数帯 メリット デメリット
2.4GHz 障害物に強く、Wi-Fiルーターから離れた場所でも接続状態が安定する ・IEEE802.11acに対応していない
・家電の電磁波と干渉しやすい
5GHz ・2.4GHzよりも通信速度が速い
・家電の電磁波と干渉しない
障害物に弱く、Wi-Fiルーターから離れた場所では接続が不安定になりがち



2.4GHzと5GHzの違いは、以下の3つです。

・通信速度
・障害物への強さ
・家電の電磁波と干渉するリスク


2.4GHzはWi-Fiルーターから離れた場所で使用する。
5GHzは近くに家電がある場所で使用する。

上記のような使い分けがおすすめですが、基本的にWi-Fiルーターの近くでインターネットを利用する場合には、通信速度の速さを重視して5GHzを使うのがおすすめです。

2.4GHzと5GHz周波数にはどちらもメリット、デメリットがあるため、どちらにも対応したルーターを使うのが理想的です。中には2.4GHzにしか対応していないWi-Fiルーターがあるので注意してください。

2.4GHzと5GHz周波数の両方に対応したWi-Fiルーターを使いたいなら、@nifty光の利用がおすすめです。

@nifty光では、2.4GHzと5GHz対応のWi-Fiルーターを最大25カ月間無料でレンタルできます。@nifty光は最新の通信方式であるIPv6にも対応しているので、一度検討してみてはいかがでしょうか?

IPv6については以下の記事で詳しく解説しているのでチェックしてみてください。

IPv6とは|接続確認から申込まで初心者にもわかりやすく解説

▼@nifty光の割引特典を今すぐチェック
ipv6

※2020年12月時点の情報です。
※本文中に記載されている通信速度は理論値です。必ずしもこの速度が保証されているものではなく、お客様の通信環境や接続の時間帯などによっては、思うように速度が出ない場合や接続が不安定な場合があります。

家のWi-Fiが遅い原因と7つの改善方法

@niftyのおすすめインターネット接続サービス

  • @nifty光
  • ドコモ光
  • auひかり