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マルウェアとは|ウイルスとの違いと感染しないための対策方法

2022/01/05

インターネットを使ううえで注意しておきたい「マルウェア」という存在。マルウェアへの対策をおろそかにすると重要な個人情報が盗まれてしまう可能性があり、最悪の場合は自分のデバイスが犯罪行為に使われることもあります。

マルウェアに感染する端末はパソコンだけでなく、スマホやタブレットも含まれます。そのため、どの端末を利用していてもマルウェアへの対策は欠かせません。本記事ではマルウェアにはどのような脅威があり、どのように対処するべきかを解説します。

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マルウェアとは

マルウェアとは、「悪意のあるソフトウェア、プログラム」のすべてを指す言葉です。英語で「悪意のある」という意味である”malicious”と”software”を組み合わせて、マルウェアという言葉が使われるようになりました。

マルウェアとウイルスは混同されやすいですが、マルウェアはウイルスをはじめとした悪意があり他人の端末への脅威となるソフトウェア全般を意味する言葉です。あくまでウイルスはマルウェアのうちの1つでしかありません。

マルウェアの種類

マルウェアは主に以下4つの種類があります。

・コンピューターウイルス
・ワーム
・トロイの木馬
・スパイウェア


どのマルウェアに感染しても危険ですが、それぞれで脅威の形が異なります。順番に見ていきましょう。

増殖するウイルス

ウイルスは単体では存在できず、プログラムの一部を改ざんして入り込み、侵入した端末のプログラムを書き換えて増殖する特徴があります。次々と増殖して分身を作り出すので、感染した状態のままにすると症状は悪化してあらゆる保存データが改ざんされかねません。

単独行動が得意なワーム

ワームにはコンピューターウイルスと同様に増殖できるところが特徴です。しかし、ワームは単独で行動することも得意としています。ワームは「虫」という意味で、単独行動できることからこの名前で呼ばれるようになりました。

端末を操作するトロイの木馬

トロイの木馬は普通の画像や文書ファイル、アプリなどを装うマルウェアです。トロイの木馬が仕掛けられたソフトウェアやアプリをインストールすると、感染した端末は悪意のある第三者から操作されてしまいます。

情報を盗むスパイウェア

スパイウェアは個人情報を盗むことを目的としており、感染すると自分の住所やクレジットカード番号などが流出する危険が生じます。特に厄介なのが知らない間に端末へインストールされてしまうことです。

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マルウェアに感染したときの症状

マルウェアに感染したら表れる症状にはパターンがあります。主なパターンは以下の5つです。

・端末の動作がおかしくなる
・個人情報の流出
・保存ファイル内容の改ざん
・デバイスのロック
・デバイスが乗っ取られる


どれか1つの症状だけ出る場合もあれば、複数の症状が起きることもあります。

端末の動作がおかしくなる

マルウェアに感染すると、端末の挙動がおかしくなる場合があります。端末の動作が重い時や、意図していない再起動を繰り返す時は、マルウェアに感染している可能性があります。少しでも端末の挙動がおかしいと感じたら、マルウェアに感染していないか確認しましょう。

個人情報の流出

マルウェアに警戒しなければいけない理由は、感染すると個人情報が流出する危険が生じる点にあります。マルウェアの1つであるスパイウェアは、以下の情報を狙っています。

・住所
・電話番号
・SNSアカウントやショッピングサイトのログインID、パスワード
・クレジットカード番号
・ネットバンキングの情報


マルウェアに感染してクレジットカード情報が流出し、身に覚えのない高額な買い物に利用される事例は珍しくありません。住所や電話番号を知られるだけでも気分は良くありませんが、金銭被害に遭う恐れがあるので対策しておきいところです。

保存ファイルの内容を改ざん

端末に保存しているファイルが改ざんされるのも、マルウェアに感染したら起きる症状の1つです。最悪の場合だと、機密性のあるファイルがインターネット上に公開されてしまいます。そのため、端末に機密性の高いデータを保存している人はマルウェアの感染対策をしなければいけません。

デバイスのロック

マルウェアによって端末にロックがかかり、所有者では解除できなくなるパターンもあります。端末にロックがかかると対処は難しくなるので、前もっての対策が必要です。

デバイスが乗っ取られる

乗っ取られたデバイスが悪用され、スパムメールの送信やサイバー攻撃などのネット犯罪に使われるパターンも少なくありません。近年では、端末を乗っ取り身代金の要求をするランサムウェアによる被害事例も発生しています。

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マルウェアに感染する原因

マルウェアに感染する原因はさまざまで、以下のようなパターンがあります。

・不審なメールの添付ファイル
・外部からの不正アクセス
・不正サイトへのアクセス
・不正ソフトウェアのインストール
・ソフトウェアの脆弱性が狙われる


不審なメールに添付されているファイルにウイルスやワームが仕掛けられているパターンは非常に多いです。そのため、知らない人から送信されたメールの添付ファイルには注意しましょう。

端末が外部からの不正アクセスを受けてマルウェアに感染する場合もあり、知らずに不正なサイトにアクセスしたり、不正なソフトウェアをインストールするパターンも多いものの、利用するサイトやソフトウェアが不正なものか判断するのは難しいため、対策ツールを使いたいところです。

またマルウェアはデバイスのOS、周辺機器(ルーターなど)のファームウェアに発生する脆弱性を狙って侵入する場合もあるため、周辺機器の対策も必要です。

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マルウェアに感染しないための対策方法

マルウェアの感染を防ぐには、以下3つの方法で対処するのがおすすめです。

・デバイスのOSアップデート
・周辺機器のファームウェアアップデート
・セキュリティソフトの利用


小まめにデバイスのOS、周辺機器をアップデートしておけば、マルウェアに狙われる脆弱性を解消する備えになります。OSやファームウェアはバージョンが変わるごとに、異なる脆弱性が発見されます。そのため、新しいバージョンが出たらすぐにアップデートしたいところです。

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またデバイスにセキュリティソフトを入れておくと、マルウェアをブロックできます。マルウェアに感染した後に、デバイスのOSや周辺機器のファームウェアをアップデートしても効果はありません。

しかし、端末にロックがかかっていない限りは、セキュリティソフトを導入しておくとマルウェアの検知と駆除が可能です。セキュリティソフトはどれを使ってもいいわけではなく、種類ごとに性能が異なります。

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常時安全セキュリティ24はウイルスの検出・駆除を素早く行い、不審なサイトへのアクセスをブロックしてくれる機能があり、ひとつのアカウントで7台までインストールできるため、家族全員分の端末を保護することができて安心です。

セキュリティソフトの見直しを考えている人や、まだセキュリティソフトを導入していない人は、常時安全セキュリティ24の導入を検討されてみてはいかがでしょうか。
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※2022年1月時点の情報です。

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