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PCを使うなら知っておくべきセキュリティ対策とその必要性

2022/04/20

パソコンを利用するうえで欠かせないのがセキュリティ対策。ウイルスだけではなく、ネット上での詐欺行為も存在するため、リスクを回避するためにもセキュリティ対策が必要です。

「セキュリティ対策は必要なの?」と考えている人も、具体的な事例を知ることで必要性を感じるのではないでしょうか。本記事では、パソコンのセキュリティ対策の必要性を解説していくので参考にしてみてください。

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パソコンでセキュリティ対策をする必要性

「そもそもパソコンのセキュリティ対策って必要なの?」と感じている人もいると思います。結論から言うと、パソコンのセキュリティ対策をする必要性は極めて高いです。パソコンでインターネットを利用する場合、以下のような被害にあう恐れがあるためです。

・マルウェアの感染
・不正アクセス
・フィッシング詐欺


セキュリティ対策をしていないと無防備な状態になり、上記のような攻撃に狙われやすくなります。

マルウェアの感染

セキュリティ対策をしていないと、いつパソコンがマルウェアに感染してもおかしくありません。マルウェアに感染した場合の症状はさまざまですが、以下のような症状が挙げられます。

・パソコンの動作がおかしくなる
・個人情報が盗まれる
・保存ファイルを改ざんされる


他にもパソコンが乗っ取られ、サイバー攻撃を行う犯罪に使われるパターンもあります。

不正アクセス

不正アクセスによるセキュリティリスクにも注意しないといけません。不正アクセスとは、インターネット上から第三者が自分のデバイスに侵入して情報が盗まれる行為です。

不正アクセスはパソコンのOS、ルーターのファームウェアに発生している脆弱性を狙って行われる場合が多いです。

フィッシング詐欺

セキュリティ対策をしていないと、フィッシング詐欺の被害にあうリスクも生じます。フィッシング詐欺とは、公式のショッピングサイトやWebサービスを装って個人情報を盗む犯罪です。

オンラインショッピングを利用する人を対象に、以下の流れでフィッシング詐欺が行われています。

1. Web上に偽のショッピングサイトを設置
2. 購入者が入力するクレジットカード情報を盗む
3. 盗んだ情報をもとにクレジットカードを悪用する


不安を煽ることで、ユーザーからクレジットカードやSNSアカウント情報を盗むパターンもあります。

1. クレジットカード会社やWebサービスを装ってユーザーに緊急メールを送信する
2. 「メールに記載のURLにアクセスして手続きが必要」と不安を煽り、偽のサイトへアクセスさせる
3. 偽のサイトでユーザーのログインIDとパスワードを入力させる


このパターンでは盗んだログインIDとパスワードを使い、クレジットカードが悪用されます。フィッシング詐欺によって、SNSや会員制Webサイトのアカウントが乗っ取られる事例も珍しくありません。

神奈川県警察もネット詐欺の注意喚起を行っています。詐欺に遭わないためにも様々なサイバー攻撃に関する知識を身に付けた上で、セキュリティ対策をしておくことが重要です。

パソコンで感染するウイルスの種類

パソコンが感染するマルウェア、いわゆるウイルスには以下4つの種類があります。

・ファイル感染型
・マクロ感染型
・ワーム型
・トロイの木馬型


上記4つに加えて、パソコンを人質にする「ランサムウェア」も注目されています。それぞれのウイルスの特徴を解説します。

ファイル感染型

ファイル感染型は、EXEファイルをはじめとした実行型のファイル・プログラムに感染するウイルスです。感染したファイルやプログラムは上書きや追記で改ざんされ、目的とは異なる動作をさせられます。

ファイル感染型ウイルスに感染するとデータが破損したり、削除されたりします。またウイルスに感染した他のファイルから伝染することもあり、自分のファイルから第三者のデバイスへ感染することも珍しくありません。

マクロ感染型

マクロ感染型はWordやExcel、PowerPointといったオフィスソフトのマクロ機能を悪用したウイルスで、メールの添付ファイルに仕掛けて使われます。マクロ感染型ウイルスが仕掛けられた添付ファイルを開くと、パソコンの動作不良やデータ破損といった症状が起きます。

ワーム型

ワーム型はファイル感染型、マクロ感染型のようにファイルやプログラムに依存せず、ネットワーク上で自己増殖するウイルスです。信頼性が低いネットワークに接続すると、ワーム型ウイルスに感染する恐れがあります。

またUSBや外付けHDDといったデバイス自体への寄生も可能で、ワーム型に感染したデバイスをパソコンへ接続するとウイルスが伝染して増殖するので、外付け周辺機器の利用は注意が必要です。

トロイの木馬型

トロイの木馬型はファイルやプログラムに依存せず自己増殖もしないタイプであるものの、無害なプログラムに見せかけることで、ユーザーが気づかないうちに感染し被害を受けるという厄介なウイルスです。

トロイの木馬に感染すると、通信内容やデバイスの保存データが盗聴されてしまうため、感染するとネットバンキングやクレジットカード情報、機密情報が漏えいしかねません。

現在はランサムウェアも新たな脅威に

現在は、ランサムウェアも新たな脅威のひとつです。ランサムウェアは、感染するとパソコンやファイルが暗号化されて利用することができなくなる不正プログラムです。ランサムウェアに感染した後、「パソコンのデータを取り戻したいなら金銭を払え」と要求されます。要求された金銭を支払ったとしても、人質となったパソコンやデータが解放される保証はありません。

ランサムウェアとは|対策と感染したら取るべき対応

詐欺サイトなどによる感染事例

詐欺サイトはフィッシング詐欺を狙うものが多いですが、「パソコンがウイルスに感染させられた」と言われる事例もあります。

偽のSMSで詐欺サイトに誘導される

詐欺サイトにアクセスしてウイルスに感染するパターンでは、偽の宅配業者からSMSが送られてくる場合が多いです。まず宅配業者を名乗る人物から、下記の文面でSMSが送られてきます。

「お客様宛にお荷物のお届けにあがりましたが、不在の為持ち帰りました。下記よりご確認ください」
SMSに記載された詐欺サイトにアクセスすると、端末がウイルスに感染します。

ウイルス感染を騙る詐欺もある

詐欺サイトによって金銭を騙し取られるパターンもあります。詐欺サイトから金銭を騙し取られる場合、以下の流れで被害にあいます。

1. 罠が仕掛けられたWebサイトへアクセスする
2. ブラウザに「マルウェアに感染した」「ハッキングされています」といった警告メッセージが表示される
3. 警告メッセージに表示されている「サポート窓口」を装った電話番号への連絡を促される
4. サポート窓口の電話番号へ連絡すると、担当者が「パソコンを調査したい」と言ってユーザーにリモートデスクトップソフトをインストールさせる
5. 担当者に有償サポートサービスに契約するように促される


この手法は「サポート詐欺」と呼ばれており、近年被害件数が急増しています。

サポート詐欺とは|仕組みや偽警告の消し方を解説

ウイルスに感染しないためのセキュリティ対策

パソコンがウイルスに感染しないためにできるセキュリティ対策は、以下の3つがあります。

・OSのアップデート
・周辺機器のアップデート
・セキュリティソフトの導入


それぞれのセキュリティ対策について詳しく解説します。

OSのアップデート

ウイルスや不正アクセスは、パソコンのOSに生じている脆弱性を狙うものが多いです。MicrosoftやAppleはOSに脆弱性が見つかるたびに、新しいバージョンを提供しています。そのため、新バージョンのOSが提供されていたらすぐアップデートする習慣を身につけておきましょう。

脆弱性はどのバージョンでも発見されるものです。そのため、OSを最新バージョンにしても、いつかはセキュリティリスクとなる脆弱性が見つかります。以上を踏まえると、OSのアップデート情報がないかも定期的にチェックしておくといいでしょう。

周辺機器のアップデート

不正アクセスはパソコンのOSだけでなく、ルーターをはじめとした周辺機器のファームウェアに生じる脆弱性も狙っています。そのため、周辺機器のファームウェアをアップデートする習慣も身につけましょう。

ファームウェアのアップデート方法は周辺機器の製品によって違います。スムーズに対処するために、今のうちに利用している周辺機器のファームウェア更新方法を把握しておきたいところです。

セキュリティソフトの導入

パソコンのOS、周辺機器のファームウェアアップデートに加えて、セキュリティソフトを導入するとより安全です。セキュリティソフトを導入しておくと、以下3つの機能でパソコンの安全を確保できます。

・ウイルスの検知や駆除
・不正アクセスのブロック
・詐欺サイトの検知


しかし、セキュリティソフトは種類ごとに性能が違うので、品質を重視して選ぶ必要があります。
そこで、ニフティが提供する「常時安全セキュリティ24」に注目してください。

常時安全セキュリティ24は、評価機関であるAV-TEST による「Best Protection Award」を10年で7度受賞した実績があり、セキュリティソフトとしての性能は申し分なく、不正アクセスの防止はもちろん、偽サイトのブロックやネット銀行での通信保護といった機能も備わっています。

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※2022年4月時点の情報です。

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