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モジュラージャックとは?光コンセントとの違いを解説

2022/08/24

光回線を利用するために必要な光コンセントですが、集合住宅にはモジュラージャックが設置されていることが多く、モジュラージャックも光コンセント同様、ケーブルを差し込み、インターネット接続機器をつなげることで光回線が利用できます。

本記事ではモジュラージャックと光コンセントの違いについて解説します。また、集合住宅の光回線に利用されているVDSL方式の速度改善についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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モジュラージャックとは?

モジュラージャックとは、集合住宅に設置されている光回線を利用するためのコネクタです。マンションの共用部まで引かれている光回線を各部屋に届けるために設置されており、電話回線用やLANケーブル用など種類が分かれています。

 

モジュラージャックは電話回線と同じ

マンションやアパートに設置されているモジュラージャックは、電話回線用のケーブルVDSLを用いて光回線を利用します。光コンセントやLANコンセントと比較すると、電波の影響を受けやすいため、できるだけ短いケーブルを使用することが推奨されています。モジュラージャックの位置にもよりますが、電話とモジュラージャック、モデムを近距離に設置すると電波障害を受けにくくなります。

また、VDSL方式では高速な光回線を利用していても、最大100Mbpsまでしか利用できないため、通信速度が遅く感じることが欠点です。一般的に回線速度が30Mbps程度あれば動画視聴やWeb会議は問題ないとされていますが、利用環境によっては不便に感じる可能性もあります。

マンションのVDSL方式が光回線なのに遅い理由|回線確認方法と改善方法

 

モジュラージャックの仕組み

モジュラージャックはモジュラープラグを指すコネクタであり、モジュラープラグにはラッチと呼ばれるツメ部分がついています。差し込むとラッチ部分が跳ね上がってモジュラージャックに固定されるので、ラッチ部分を押し込まない限りは外れません。

現在使用されているモジュラープラグは、8つの端子がついている8ピン型が主流です。サイズ違いで利用できない場合もあるため、自宅にあるモジュラージャックの大きさを確認してからモジュラープラグを用意してください。

また、ケーブルには丸形と平型があり、配線する場所によって使いやすさが異なります。

 

モジュラージャックと光コンセントの違いとは?

アパートやマンションにあるインターネット対応物件の中には、モジュラージャック以外に光コンセント、LANコンセントが設置されているケースがあります。ここでは集合住宅のモジュラージャックと光コンセントの違いについて、詳しく解説していきます。

 

モジュラージャックと光コンセントの違い

モジュラージャックと光コンセントの見分け方は、コンセント部分に「光」または「光コンセントSC」と明記されているかどうかです。光の記載があるコンセントは、共用スペースから各部屋まで光ファイバーでつながっているため、安定した高速通信が利用できます。ただし、各部屋で光回線を分け合って使用するため、利用している人数が多ければ多いほど通信速度は低下します。

 

一方、モジュラージャックは電話用ケーブルを用いて、共用スペースから各部屋までつなぐVDSL方式が採用されています。VDSL方式も光コンセント同様に各部屋の利用者と回線を分け合ってインターネットに接続するため、回線速度の低下を感じることが多くなっています。

また、モジュラージャックの場合は、電波の影響を受けやすいので電子レンジなどが発する電波で通信が不安定になることもあるので、注意しましょう。

 

光コンセントの種類

光コンセントには大きく分けて2種類あります。

 

一体型

一体型の光コンセントは、電気用コンセントや電話用のモジュラージャックとワンユニットになっているタイプです。新築のマンションやアパートの場合は一体型の光コンセントが設置されていることが多く、テレビアンテナコンセントの近くにあることもあります。電気用コンセントと光コンセントが同じ場所にあると、配線がむき出しにならないので見た目をすっきりさせられます。

 

分離型

分離型の光コンセントは、エアコンダクトに穴を開けて光ファイバーケーブルを引き込むタイプの光コンセントです。築年数の古い物件など、後から光回線を引き込んだときに見られるのが分離型で、一般的に箱型のケースに入っています、分離型の光コンセントは、エアコンダクトなどの壁から引き込んだケーブルに繋がれているので、一体型よりも配線が目立つデメリットがあります。

 

VDSL方式の速度を改善するなら

VDSL方式は、一般的な光コンセントと比較して通信速度が遅く、電波による影響も受けやすくなっています。特に夜や休日は利用人数が増加することによって通信速度が遅くなりやすく、快適にインターネットが利用できなくなる可能性もあります。

 

では、マンション住まいの方は、VDSL方式から光配線方式やLAN配線方式に変更できないの?と思われるかもしれません。

配線方式は全部屋共通で、建物の建築時に回線が設置されています。この配線方式を変更するには、オーナーや管理組合と話し合い、建物全体で大がかりな設備改修工事を行う必要があるため、改築・改修のタイミングと合致しない限り、現実的ではないでしょう。

配線方式の変更が難しい場合は、プロバイダーの乗り換えで回線速度が速くなる可能性があります。

例えばIPv6対応回線を選ぶことにより、従来の接続方法であるIPv4と比べ、同じ回線でも混雑が発生しにくく快適なネット環境を実現することができます。そのため、回線速度の理論上の最大速度は変わらずとも、IPv6対応回線を利用するだけでも実測値の改善が期待できます。

 

また、性能が良いWi-Fiルーターに変更することでさらに改善が見込めます。

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