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iPhoneでIPv6接続できているかどうか確認する方法や設定方法を解説

2023/04/24

最近ではIPv6に対応しているスマホも増え、従来よりも回線混雑の影響を受けにくくなってきました。iPhoneもIPv6に対応しているスマホの一つですが、実際に接続できているのか気になる方も多いのではないでしょうか。

本記事ではiPhoneがIPv6に接続できているか確認する方法について、詳しく解説していきます。

また、iPhoneがIPv6に接続できない原因についてもご紹介しますので、お困りの方はぜひ参考にしてみてください。

IPv6に対応したインターネットを利用したい人はこちら

iPhoneIPv6接続するには

iPhoneは優先的にIPv6に接続する仕様になっていますが、IPv6についてよくわからないという方も多いのではないでしょうか。

ここでIPv6について簡単に解説していきます。

IPv6とは

IPv6とは、IPv4に次ぐ新しい通信規格のことで、IPv4とIPv6では使用できる通信方式が異なります。

IPv6ではIPoEとPPPoEが利用できますが、IPv4ではPPPoEを用いた通信しかできません。IPoEを使うことで通信速度が安定する状態になるため、 IPv6は通信速度の改善も見込める接続方式です。

IPv6で利用できるIPoE方式は、イーサネットを使ってIPパケットを伝送するインターネットの通信方式となっており、インターネットへ接続する経路の道幅が広いため、利用者が多い時間帯でも混雑が起きず通信速度が低下しにくいのが特徴です。

IPv6の仕組みや接続方法については、こちらの記事で確認いただけます。

IPv6とは|接続確認から申込まで初心者にもわかりやすく解説

 

iPhoneIPv6に接続できているか確認する方法

iPhoneがIPv6に接続できているか確認するには、次の2つの方法があります。

・外部サイトを利用する

・iPhoneの設定から確認する

 

外部サイトを利用する

IPv6に接続できているかは、以下のような外部サイトを利用すれば簡単に確認できます。

たとえば、あなたの IPv6 接続性をテストしましょう。にアクセスすると、自動で現在のインターネット環境が表示されます。IPv6に接続できている場合は、2行目にIPv6アドレスが表示され、4行目、5行目にもIPv6に接続していると記載があります。

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PCからIPv6への接続を確認したい場合は、こちらの記事も参考にしてみてください。

IPv6の利用状況を確認する2つの方法|スマホやタブレットでもチェックしよう

 

iPhoneの設定から確認する

iPhoneからIPv6へ接続できているかは、次の手順で確認できます。

 

1.「設定」を開き、「Wi-Fi」をタップ

2.check

2.「接続中のネットワーク名」の右側にある「i」マークをタップ

3.check

3.「IPv6アドレス」に2アドレスと表示されているか確認

4.check

 

IPv6アドレスを確認した際、1つしかアドレスが表示されない場合はIPv6接続できていません。

 

2アドレスと表示される理由

IPv6に接続しているiPhoneが2アドレスと表示される理由は、セキュリティを強固にするためです。IPv6はIPアドレスの生成にiPhoneの個体情報を使用するため、生成されたIPが漏れてしまうと個人の特定につながるリスクがあります。

iPhoneは24時間限定の一時的なIPアドレスと、実際のIPアドレスの2種類で構成され、特定されないような仕組みになっています。

 

Androidも設定から確認できる

Androidスマホも設定からIPv6に接続できているか確認が可能です。

 

1.「設定」を開き、Wi-Fiをタップ

2.「接続中のネットワーク」をタップし、ネットワークの情報を表示

3.IPアドレスの項目に「:」が入ったIPアドレスが表示されているか確認

 

IPv6接続できている場合は「:」で8つに区切られたIPアドレスが表示されます。IPv4の場合は「.」で数値が4つに区切られているので、確認する際は記号に注目してみてください。

 

iPhoneIPv6に接続できていない原因

利用中の回線やルーターが原因で、iPhoneがIPv6に接続できないケースがあります。

ここではiPhoneがIPv6に接続できないときに、考えられる3つの原因について解説していきます。

 

契約している回線・プロバイダーがIPv6に対応していない

iPhoneやルーターがIPv6に対応していても、契約している光回線やプロバイダーが対応していない場合はIPv6接続ができません。長年契約している光回線、プロバイダーであれば、一度IPv6に対応しているのか確認してみましょう。

IPv6に対応しているかは、以下の方法で確認できます。

 

1.契約中の光回線またはプロバイダーの公式サイト

2.契約者お問い合わせ窓口

 

また、契約プランがIPv6に対応していないようであれば、切り替えができるかも確認しておきましょう。確認する際は、切り替え時に違約金が発生しないか、月額料金がどの程度変わるのか確認しておくと安心です。

 

使用中のルーターがIPv6に対応していない

光回線やプロバイダーがIPv6に対応しているのにiPhoneが接続されない場合は、使用中のルーターが対応していない可能性があります。

対応しているかどうかは、ルーターのパッケージや公式サイトを確認してみましょう。

IPv6に対応していない場合は、対応しているルーターに買い替えるのがおすすめです。また、一部の光回線またはプロバイダーでは、IPv6対応ルーターをレンタルできる場合があります。

IPv6対応ルーターの選び方

ルーターの設定ができていない

IPv6対応のルーターでも、設定ができていない場合は接続できません。出荷時の設定ではIPv6接続が有効になっていることが多いようですが、何らかの理由で無効になっているケースがあります。

iPhoneがIPv6に接続できていない場合は、次の手順でルーターの設定を確認してみましょう。

 

1.ルーターの設定画面から「詳細設定」を開く

2.「IPv6オプション(v6オプション)を使用する」がチェックされているか確認する

3.チェックが入っていない場合は、チェックを入れて設定画面を閉じる

 

ルーターごとに設定方法が多少異なるので、詳しくはルーターのメーカーサイトでIPv6の設定方法を確認してみてください。

 

iPhoneIPv6に接続する方法

iPhoneがIPv6に接続できない場合は、インターネット環境が対応していないケースが多いです。契約中の光回線やプロバイダー、使用中のルーターがIPv6に対応していた場合は、OSのバージョンを確認してみましょう。

 

iPhoneIPv6へ優先接続が可能

基本的に現行のiPhoneはすべてIPv6に優先接続されるようになっているため、特別な設定は必要ありません。しかし、IPv6に対応している回線・ルーターであっても、一部ルーターでは再設定が必要な場合があります。

ルーターの設定を「APモード」にしてから再設定すると改善されるケースがあるので、iPhoneがIPv6に接続できないときは試してみてください。

 

IPv6に接続できる光回線に乗り換える

利用中の回線がIPv6に対応していない場合は、対応している光回線・プロバイダーへの乗り換えがおすすめです。IPv6に対応しているプロバイダーは限られているため、事前にIPv6に対応しているか確認しておく必要があります。

たとえばフレッツ光を利用した光回線サービス@nifty光は、日本全国でIPv6が利用できます。@nifty光最大25カ月間無料でIPv6対応のWi-Fiルーターがレンタルできるため、開通後すぐにIPv6接続も可能です。また、開通まではモバイルWi-Fiルーターをレンタルできるため、ネットが使えなくなる期間がありません。

 

まとめ

基本的に現行モデル、最新OSのiPhoneであれば、設定をしなくても優先的にIPv6に接続できます。何らかの理由でIPv6に接続できない場合は、利用中の回線やルーターが対応しているか確認してみましょう。

光回線やルーターがIPv6に対応していない場合は、IPv6対応のWi-Fiルーターがレンタルできる@nifty光への乗り換えがおすすめです。@nifty光はIPv6サービスが初期費用、月額費用無料で利用でき、最大25カ月間はルーターのレンタル料金もかかりません

@nifty光3年プランへの乗り換えなら、月額料金が実質1年無料になるニフティポイント、またはキャッシュバック特典が利用できます。どちらの特典を利用してもIPv6対応ルーターはレンタルできるので、お好きな特典をお選びください。

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※2023年4月時点の情報です。

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