
熱中症警戒アラートほか、熱中症予防や対策に入れておきたいおすすめアプリ・情報サービス
2023/08/21年々夏の暑さは過酷さを増していき、早いところでは5月頃から熱中症で救急搬送されたというニュースも聞かれるようになりました。
本記事では、熱中症予防や対策に入れておきたいおすすめアプリ・情報サービスをご紹介していきます。
スマートフォンの操作でサポート希望の方はこちら
熱中症とは
熱中症とは、高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節 機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。
屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、 救急搬送されたり、場合によっては命の危険に及ぶ時もあります。
熱中症の症状
以下のような症状が出たら、熱中症にかかっている危険性があります。
熱中症の要因
熱中症を引き起こす3つの要因条件は、「環境」と「からだ」と「行動」によるものが考えられます。
「環境」の要因
・気温が高い
・湿度が高い
・風が弱い
・日差しが強い
・締め切った屋内
・エアコンの無い部屋
・急に熱くなった日
「からだ」の要因
・高齢者や乳幼児・肥満の方
・糖尿病や精神疾患といった持病
・低栄養素状態
・下痢やインフルエンザでの脱水状態
・二日酔いや寝不足といった体調不良
「行動」の要因
・激しい労働や運動によって体内に著しい熱が生じる
・長時間の屋外作業
・水分補給できていない
人間の身体は、平常時は体温が上がっても汗や皮膚温度が上昇することで体温が外へ逃げる仕組みとなっていて、体温調節が自然と行われますが、体温の上昇と調整機能のバランスが崩れると、どんどん身体に熱が溜まってしまい、このような状態が熱中症です。
熱中症の時期とピーク
熱中症のピークは暑さが増していく6月下旬から8月いっぱいですが、寒暖差の激しい季節の変わり目もリスクがあります。
出典:総務省消防庁:令和4年(5月から9月)の熱中症による救急搬送状況
消防庁のデータによると、ゴールデンウィーク頃から熱中症は発生しています。
体が暑さに慣れていないうえ、気温の日較差によって疲労がたまりやすくなり、日差しが強く湿度が高い日は救急搬送も発生し始めます。
熱中症の予防方法
熱中症を防ぐためには、それぞれの場所に応じた対策を取ることが重要です。
室内
・扇風機やエアコンで温度を調節
・遮光カーテン、すだれ、打ち水を利用
・室温をこまめに確認
・WBGT値も参考に
屋外
・日傘や帽子の着用
・日陰の利用、こまめな休憩
・天気のよい日は、日中の外出をできるだけ控える
からだの蓄熱を避けるために
・通気性のよい、吸湿性・速乾性のある衣服を着用する
・保冷剤、氷、冷たいタオルなどで、からだを冷やす
室内でも、屋外でも、のどの渇きを感じなくても、こまめに水分・塩分、スポーツドリンクなどを補給しましょう。
特に、熱中症患者のおよそ半数は65歳以上の高齢者です。
また、子どもは体温の調節能力が十分に発達していないので、気を配る必要があります。
熱中症予防対策情報サービス
熱中症を予防するには、無理をせず徐々に身体を暑さに慣らしていき、室内でも温度を測りましょう。体調の悪いときは特に注意が必要です。
また、事前にできる対策として、スマホアプリや情報サービスの活用も安心につながります。
熱中症警戒アラート
環境省と気象庁は、熱中症予防対策に資する効果的な情報発信として、令和3年4月下旬から全国を対象に、熱中症警戒アラートの運用を実施しています。
「熱中症警戒アラート」は、熱中症の危険性が極めて高くなると予測された際に、危険な暑さへの注意を呼びかけ、 熱中症予防行動をとっていただくよう促すための情報です。
LINEアプリを活用した熱中症警戒アラート・暑さ指数の情報配信
環境省は、LINE公式アカウント「環境省」を開設し、熱中症予防対策の情報配信を開始しました。 LINE公式アカウントを友だち追加すると、 熱中症警戒アラートの発表や暑さ指数の情報を、受け取ることができます。
公式アカウントは次のとおりです。
アカウント名 : 環境省
LINE ID : kankyo_jpn
利用方法については、環境省「熱中症予防情報サイト」をご参照ください。
熱中症予防対策おすすめアプリ
「熱中症警戒 – 気象庁」(iOS)
気温・湿度・気象条件から求めた暑さ指数(WBGT)や熱中症に注意する時間帯を簡単に確認することができます。
【主な機能】
・全国の暑さ指数
・都道府県別の暑さ指数
・最新の熱中症警戒アラート(都道府県別
・お気に入り機能
>>iOS
「Yahoo! 防災速報」(iOS/Android)
地震情報から津波・豪雨予報土砂災害、洪水まで、さまざまな防災速報がプッシュ通知で届きます。
熱中症情報に関しては、環境省が発表する「WBGT指標(暑さ指数)」にもとづき、設定した地域の予測値が設定した値を超えた場合に危険度が通知されます。
>>iOS
>>Android
「tenki.jp」(iOS/Android)
日本気象協会の天気予報アプリ。1時間ごとの天気や10日間の天気を気温、湿度、降水確率とともにチェックできるほか、お役立ち情報を追加することで、地域ごとの熱中症情報も3時間ごと&週間単位で確認できます。
現在地のほか、よく行く場所や家族・親戚が住む地域など複数の地点を登録できます。
>>iOS
>>Android
全国版救急受診アプリ「Q助」(iOS/Android)
消防庁が提供するメディカルアプリです。
急な病気やケガに対し、症状に応じた緊急度の判定ができるほか、医療機関の検索、受診手段の検索も可能です。
該当する症状及び症候を画面上で選択していくと、緊急度に応じた必要な対応(「今すぐ救急車を呼びましょう」、「できるだけ早めに医療機関を受診しましょう」「緊急ではありませんが医療機関を受診しましょう」又は「引き続き、注意して様子をみてください」)が表示され、「いますぐ救急車を呼びましょう」との判定結果が出た場合はアプリから119に電話できるだけでなく、電話で伝えるべき症状なども教えてくれます。
>>iOS
>>Android
スマホの操作がわからないときは@niftyまかせて365
アプリの操作方法がわからず困る場面も珍しくありません。これからスマホを活用したい人も、操作がわからず壁にぶつかるシーンが出てくるでしょう。
スマホの操作に困った時は、「@nifty まかせて365」の利用がおすすめです。
@nifty まかせて365は年間17,000件以上ものサポート実績があるサービスで、365日年中無休で電話がつながるうえに、以下のような電話以外のサポートも受けられます。
・専用ツールを利用したリモートサポート
・スタッフが訪問してのサポート
熱中症の予防や対策に「これさえやっておけば大丈夫」という万能策はなく、現在地や訪問予定地の天気・環境に応じた予防と対策が必要です。
熱中症はどんな人でもなり得ます。スマホアプリを上手に使って日々の予防に取り組み、万が一の際は早めに対処するよう心がけてください。
※2023年7月時点の情報です