
【Twitter】フォロワー急増中!災害時に役立つ情報満載な「警視庁警備部災害対策課」とは?
2018/09/11地震や大雨災害が続いた2017~2018年、災害時に役立つ情報が満載なTwitterアカウント「警視庁警備部災害対策課」が注目されています。
被災した避難所などで誰もが助かる“利用者目線”のアイデア、あなたはいくつご存知ですか?
災害が起きる前に知っておきたい災害時の情報収集についてはこちらの記事もチェックしてみてください。
◆避難所でも使える段ボール工作のトイレや椅子
地震や大雨などの自然災害が続いた2018年、Twitterでフォロワーが激増しているアカウントをご存じでしょうか。フォロワー数が70万を越える、「警視庁警備部災害対策課」のアカウントです。
警視庁のアカウントが、なぜそこまでフォロワー数を増やしているの? そう思われた方は、同アカウントのツイートをのぞいてみてください。
「乾パンで、かりんとう、ひとくちカツを作ってみました」
「段ボールと新聞紙で簡易スリッパとトイレを作りました」
「段ボールで椅子を作ってみました」
「コップとサラダ油/ツナ缶で停電時に活用できる簡易ランプを作ります」
「水で作るカップ麺/カップ焼きそばに挑戦!」
(※一部、原文とは表現が異なります)
など多くの「作ってみました」「挑戦してみました」系ツイートが並びます。しかもそのすべてが、災害や被災時の避難先で役立つ情報ばかり。同アカウントをフォローし、タイムランを眺めるだけでも、立派な災害対策に!?
もっと簡単なところでは、「風呂敷で子ども用のリュックを作ってみました」といったツイートも。風呂敷を折るだけなので、手先が器用でない方や、道具やテープなどが使えない状況でもOK。他にもさまざまなアイデアが満載です。
◆フォロワー数は1年半で50万人増
「警視庁警備部災害対策課」アカウントがTwitterを始めたのは、2013年1月のこと。身近な防災知識を発信していこうと、1日平均1ツイート以上の割合で更新されてきました。
ツイートを担当しているのは、警視庁警備部災害対策課の課員(=警察官)20人ほど。課員は60人ほどなので、その3分の1が持ち回りでつぶやいているわけです。男性だけでなく、女性の課員も担当されているとか。
2017年1月まで20万ほどだったフォロワー数は、2017~2018年に激増。1年半で50万人が増えた計算になることからも、防災意識の高まりが顕著だとわかりますね。
以前は“アイデア”や“創造力”が注目されがちだった同アカウントですが、最近は災害時の便利情報にも目が向けられ、反応が高いともいいます。
「牛乳・水・乾パンで簡単に作れる即席離乳食(柔らかくなるので高齢者の方にもお勧め)」
「土のうの作り方や効果的な積み方」
「ズボンの裾を結び、浮き輪を作る方法」
「重い荷物と軽い荷物を重ねて運ぶときは、重い荷物を上にした方が軽く感じる。非常持出袋(リュック)は、重い物を上の背中側に、軽い物を下の外側に詰めるのがコツ」
「懐中電灯に蓄光テープを貼っておくと、停電時でも場所がすぐに分かる」
こうしたツイートを目にしていれば、いざというときに役立つのでは? 言われてみれば「なるほど」と納得でも、その大半は“目から鱗”なのです。
警視庁のアカウントといってもお堅いイメージはなく、フレンドリーかつ利用者目線のツイートに、誰もが感心させられるはず。皆さんも、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。ちなみに、念のためですが、このアカウントで通報や相談の受付はしていません。
※記事内容は2018年8月現在の情報を基に作成。