
災害時に情報収集をする方法|事前の備えとできることも解説
2023/03/09集中豪雨や震災、大雪など、甚大な被害をもたらす災害が増えてきています。
自然災害は我々の想像を超えて襲ってくることもあり、防ぐことはできませんが、万が一災害にあった場合でも、被害を最小限に抑えるための事前対策が重要です。
本記事では災害時に情報収集をする方法についてまとめました。
災害時の情報収集にはネットが重要
災害時における情報収集にはネットが重要な役割を果たします。
もしも停電が起きた時にはテレビを利用できなくなるため、情報収集ができなくなります。
しかし、充電済みのパソコンやスマホであれば利用が可能なため、自分が危険な場所にいるのかどうかを確認することができます。
災害時のネットの使い方を考えてみる
改めて災害時のネットの使い方を考えておきましょう。
災害が起きると多くの人がパニックになります。たくさんの人々が情報収集のためにネットを利用します。
たくさんの人が同時にネットを利用することで、基地局からの電波が弱くなったり、サーバーに負荷がかかりサイトが見れなくなったりと、ネット環境があっても使えないという事態に陥ります。
6時間程度は電話やネットがつながりにくくなるため、まずは安全を確保した上で機器のバッテリーが失くならないようにしておきましょう。
≫大規模災害時、インターネットはどうなる? いざという時のネットの使い方を考える
災害時にはスマホが情報収集の必須アイテム
情報収集にはスマホが欠かせない必須アイテムとなっています。
重要なのは災害時になるべくバッテリーを残しておくことです。
バッテリーを残しておくための節約方法を把握しておき、災害が起きたらすぐに対応できるようにしておきましょう。
またモバイルバッテリーなどでスマホを充電できる準備をしておくことも大事です。
≫災害時はスマホが頼りに! バッテリー節約ワザ&停電対策ほか+αのお役立ちアイテム
テレビで情報収集ができる環境を整えておく
テレビが利用できる状態であれば、バッテリーを残しておく意味でもテレビを活用して情報収集をしましょう。
ただし、災害時にアンテナが倒れてしまえば、テレビでの情報収集ができなくなってしまいます。
そこで自宅のテレビ環境をアンテナが必要のないものに見直すのもひとつの防災対策になります。
≫光テレビとは?アンテナを立てず災害の影響を受けにくいテレビ視聴方法
災害が起きる前に備えておくべきこと
いざ災害が起きてからでは対応は遅れます。
災害が起きる前から防災に備えておくことが重要です。
ここからは事前に備えておくべきことをご紹介します。
ハザードマップを見て地域の災害リスクを知る
日ごろからご自身が住んでいる地域のハザードマップを見ておきましょう。
災害が起きた時に水害リスクが高いエリアはどこまでなのか、地震が起きた時にどこまでのエリアに基盤の心配があるのかを把握しておくと、万が一のリスクを下げることができます。
ハザードマップは「防災の基本」です。
まずはハザードマップをチェックしてみることから始めましょう。
≫見方や使い方は?まだまだ認知率の低い「ハザードマップ」が防災に重要と言われる理由
オフラインで使える地図アプリをダウンロードする
ハザードマップでご自身の地域情報は把握できても、外出先の場合には災害時にネットが使えずに自分の居場所がわからないことも考えられます。
そこでおすすめしたいのが「Maps.Me」という地図アプリです。
地図アプリと言えばGoogleMapと思われるかもしれませんが、このMaps.Meはオフラインで自分の居場所や周辺施設の情報が確認できるアプリになっています。
災害時だけでなく海外旅行で機内モードにしておきたい時でも重宝するため、事前にダウンロードしておいて利用することをおすすめします。
≫防災のために入れておきたいオフライン地図アプリ「MAPS.ME」
災害情報を得るためのアプリやサイトをダウンロードする
地図アプリ以外にも事前にダウンロードしておきたいアプリやブックマークしておきたいサイトがあります。
それが災害情報を取得できるアプリです。
災害時には情報をいち早くキャッチすることで身の危険を減らすことができます。
おすすめの防災アプリとサイトを5つご紹介しているので参考にしてみてください。
≫【保存版】防災アプリ&サイトおすすめ5選 ニュースから河川情報までスマホで対策
安否の確認方法を共有しておく
災害が起きた際には家族との連絡を取ることも難しくなるため、事前に安否確認を取る方法を共有しておくことで慌てずに済みます。
平時では他人事のように感じてしまいますが、一度話しておくだけで済むので家族と一度話し合っておきましょう。
おすすめは「Googleパーソンファインダー」です。
名前されわかれば登録でき、友人や隣にいる人の安否情報の提供が可能です。
≫名前だけでOK!安否情報を一括検索できる「Googleパーソンファインダー」「J-anpi」に注目」
災害時にとるべき情報収集の方法
事前準備が済んだら、次は災害が発生した時に情報収集をする方法を把握しておきましょう。
事前に知っておくことで役に立つ情報がたくさんあるのでご紹介していきます。
災害時にアクセスできる無料Wi-Fiがある
災害時にネットで情報収集をしようと思ってもネット環境がない状態になる場合があります。
災害でネット環境がない時に役立つのが「00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)」という無料Wi-Fiです。
00000JAPANは3大キャリアが大規模な災害時に開放する公衆無線LANサービスで、最短でも災害発生後1時間ほどで開放されます。
使い方を知っておけば、いざという際にネットが利用できるのでチェックしてみてください。
≫災害時の無料Wi-Fi「00000JAPAN」(ファイブゼロジャパン)とは?使い方&注意点を解説
ライブ配信チャンネルで災害情報を確認
アプリやサイトを使った情報収集だけでなく、ライブ配信チャンネルを利用することで映像を見ながら情報収集をすることができるものがあります。
「BSC24」という災害情報共有チャンネルがあり、「YouTube」「ニコニコ生放送」といったライブ配信サービスを通じて情報配信がなされています。
このチャンネルは24時間365日体制なので、災害発生時の情報収集から復興状況や支援状況まで確認ができるのでチェックしてみてください。
≫24時間365日!本当に必要な情報が確認できる災害情報共有チャネル「BSC24」
河川が近くにある場合は河川情報も確認
近くに河川がある場合は氾濫の危険性があります。
実際に現場を見に行くのは大変危険な行為です。河川の状況を確かめるには川の防災情報というサイトを利用してみてください。
最寄りの河川名を入力すれば、河川の水位がどの状況にあるのか一目でわかるようになっています。
危険を回避するために危険を冒すことはせず、ネットを使った情報収集で身の安全を確保するようにしましょう。
≫【保存版】自分を守る!近所の河川の水位や地域の災害情報をスマホで確認する方法
被災時にとれる対応
災害によって避難が必要になった場合や、救助が必要になるケースにも備えておくと、万が一の時に自分の命を救うことにつながるかもしれません。
ネットを使った対応方法を確認してみましょう。
救助が必要な時はSNSで救助要請する
災害にあって救助が必要になった場合、例えば洪水により孤立してしまうというケースなどです。
その際にはまず消防(119番)や警察(110番)への電話連絡を最優先にしてください。
ただし、災害時には電話が長時間つながらないという事態が起きます。
そこでネットを使ったSNSでの救助要請です。SNSでは様々な情報が行きかっているため、情報が埋もれないようにする必要があります。
災害時のSNSを使った正しい救助要請の方法を把握しておくことが迅速な救助につながります。
≫災害時に忘れてはいけないSNSでの“正しい救助要請”とは?
避難所で役立つ情報を得る
災害時に避難所へ移ったあとにも情報収集が必要です。
避難生活に慣れているという人はいないと思います。そのため、避難先で何が重要なのか。どういうものがあると良いのかがわからない状態になります。
そこで役立つがTwitterアカウントの「警視庁警備部災害対策課」です。
防災に関する情報を日々ツイートしています。
過去のベストツイート集などもあるので、防災に役立ててみてください。
≫【Twitter】フォロワー急増中!災害時に役立つ情報満載な「警視庁警備部災害対策課」とは?
大雨や暴風などの災害時にはプロバイダー料金をサポートしてくれる事業者もあります。ご利用のプロバイダーサポートページを普段からブックマークなどしておき、いつでも確認しておけるようにしておきましょう。
@niftyをご利用の方は会員サポートサイトでご案内しています。
・令和5年石川県能登地方を震源とする地震に対する支援措置について
・令和4年12月18日からの大雪による災害に対する支援措置について
・令和4年台風第14号による災害に対する支援措置について
・令和4年8月3日からの大雨による災害に対する支援措置について
・令和4年7月14日からの大雨による災害に対する支援措置について
・令和4年福島県沖を震源とする地震に対する支援措置について
@niftyでは今後も安心・安全を心掛けサービス提供をして参ります。
地震動予測地図の見方|震度6弱以上発生リスクに備える
※2023年3月時点の情報です