意外と知らない、海外で携帯をレンタルした際の「電話のかけ方」とは?

2019/05/21

海外で携帯電話をレンタルした際、日本への電話が通じなかった・・・・・・。国際電話を使い慣れない日本人が、海外旅行で陥りがちな罠のひとつです。緊急連絡の際も慌てずにすむよう、国際電話の「これだけは覚えておきたい」ポイントをまとめます。

◆海外旅行での国際電話には「国番号」が必須

外国人には当たり前でも、日本人にとっては敷居が高いもののひとつが、国際電話ではないでしょうか。普段は利用する機会も少ないですが、海外旅行の際には日本の知人や親戚への通話も国際電話になります。

もちろん、海外で携帯電話をレンタルした際も同様です。海外の携帯電話レンタルは格安ですから、場合によっては自分の携帯を持ち込むよりも、便利で安上がりなケースも珍しくありません。

国際電話の基本を覚えておけば、現地から日本への緊急連絡や、海外旅行中の家族への連絡時にも、あわてずにすむはずです。

そこで必須になるのが、「国番号」。皆さんも聞き覚えがある名称でしょう。

国番号は、「どこの国への通話か」を表す番号のこと。国際規格で日本は「81」と決められているため、海外から「81*******」と電話すれば、日本への通話だと自動判別されます。

ちなみに、最初の「8」は東アジアを意味し、韓国なら「82」、中国なら「86」。北米は「1」、ヨーロッパは「3」、ロシアなら「7」から始まる番号なので、国際電話がかかってきた際は、最初の番号で「どこから?」が判別できます。

◆国ごとに異なる「国際プレフィックス」「国内プレフィックス」

いきなり国番号から入力しても、国際電話がつながらないことは意外に知られていません。

国際電話では、「これは国際電話です」という意味で、国番号の前に「国際プレフィックス」番号を入力する必要があります。「国際プレフィックス」「国番号」「電話番号」と、まるで呪文のように長い番号を入力しなければならないのです。

「国際プレフィックス」は、電話が現在ある場所=国によって異なります。電話をかける先の「国番号」とは、逆の概念なのでご注意を。

日本は「010」なので、たとえばアメリカ(国番号:1)旅行中に日本からかけてもらうなら、「0101******」に。アメリカの国際プレフィックスは「011」なので、現地の携帯電話から日本へかける際は、「01181******」になります。

国際電話番号の表記でよく目にする「+」は、この国際プレフィックスを意味するもの。国によって異なる国際プレフィックスを、「+」記号で代用しているわけです。

なので、電話番号の頭に「+」を付ければ、国際プレフィックスがわからなくても国際電話をかけられます。海外での利用時に重宝する小技なので、覚えておいて損はないかと。

海外から日本へ電話する際は、市外局番の扱いも国内通話とは異なります。市外局番の頭につく「0」が不要なのです。例えば東京23区なら、「03」ではなく「3」。誤って「0」をつけると電話がつながりません。

これは、最初の「0」が「国内プレフィックス」という国内通話専用の番号であるためですが、「国際電話では最初の0が不要」と決まっているわけではありません。ややこしいのですが、たとえばイタリアの電話番号は、最初の「0」が国内プレフィックスではなく、市外局番の一部。そのため、「0」を省くとつながりません。

このように国内フレックスは国によって異なるため、海外に電話をかける際は、事前に調べておくことをお忘れなく。

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