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Wi-Fiルーターを再起動する方法と効果|ネットの調子が悪い時に再起動するべき理由とリセットとの違い

2021/11/10

インターネットに突然つながらなくなってしまった際、対処策としてもっとも一般的な方法が「ルーターの再起動」。ただ、ルーターには「リセットボタン」もあります。

一見すると同じようなものに感じてしまいますが、「再起動」と「リセット」では何が違い、効果の差などはあるのでしょうか?

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ルーターの「再起動」と「リセット」は似ているようで大違い

インターネット接続に関するトラブル発生時には、ルーターの再起動が有効な対処法の一つ。これはパソコンがフリーズしたり、スマホの調子が悪かったりしたときなどにも用いる、電源のオン・オフで機器を立ち上げ直す方法です。「リブート」と呼ぶことも。

たいていのケースでは再起動で症状が改善されますが、それでもダメな場合はルーターのリセットボタンを押すという方法もあります。再起動とリセットは、機器を立ち上げ直すという点において意味合いはほぼ同じなのですが、「初期化されるかどうか」という点で大きな差が出ます。

初期化とは、ルーターの状態を工場出荷時の状態に戻すこと。リセットボタンを押すことで、ルーターが再起動するだけでなく、各種の設定も消え、設置前と同じ状態にまで戻るのです。つまり、リセットボタンを押すと、さまざまな設定を最初からやり直さなければならず苦労するかもしれません。しかし、リセットにより複雑な問題に対応できる場合も多く見られます。

ルーター再起動の方法と効果

ルーターの「再起動」には、以下のようなメリットがあります。

・本体内部の放熱効果

・端末同士の干渉を防ぎ、自動で最適な状態を維持する

 

使い続けたルーターに触ってみると、外側からでもかなり熱いはず。機械は熱に弱いので、再起動で放熱すれば不具合解消につながります。また、Wi-Fiルーターなどでは接続する機器(端末)が増えることで、無線チャンネル数の重複(=電波干渉)による速度低下・接続切れを起こすケースも。これもやはり、再起動で自動修正されます。

再起動の方法は2つあります。

 

(1)ルーター導入時にインストールされた設定ツールを開き、「再起動」項目をクリック(タップ)

(2)電源(コンセント)の抜き差し

 

いずれかの方法で簡単に再起動できますが、電源を抜いた場合は、すぐにコンセントを差しなおさず、10~30秒ほど待つ必要があるのでご注意を。

再起動で注意すべき点は、アクセスログの消滅でしょう。サーバーとの通信記録が失われるので、必要な場合は事前の保存をお忘れなく。このログが溜まると動作不安定に陥りがちなので、定期的に再起動すべきという説もあります。「定期的な」に指標はありませんが、通常は半年か1年に一度で十分。あまり神経質になる必要はないでしょう。

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Wi-Fiルーターのリセット方法

ルーターを「リセット」するには、ルーター本体の背面などにある「リセット」(RESET)ボタンを押します。誤動作防止のため、ペン先など細長いものでなければ押せません。

数秒押し続けるとルーター本体の「WPS」ランプが点滅(メーカーによっては色も変わります)。点滅を確認したらボタンの長押しを止め、機器のリセットを待ちましょう。およそ1分程度で完了し、ランプの点滅も止まります。

点滅が止まらない(ランプが光らない)場合は、最初からやり直し。それでもダメなら故障の可能性も考えられるので、プロバイダーかメーカーに問い合わせてみてください。

リセット後のルーターは工場出荷状態に戻ります。インターネット接続に必要なIDやパスワードをはじめ、設定をすべてやり直す必要がありますので、あくまでもトラブル発生時の非常手段だと考えておいたほうがいいでしょう。

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再起動してもネットにつながらない原因

ルーターの再起動で症状が改善しないときは、以下のようなケースを検証してみてください。

・電源オン&オフの間隔が短すぎる
→最短でも10秒以上待ってから、電源をオンにする

・ルーターの置き場所が悪い
→電磁波の干渉を起こす電子レンジやテレビ、Wi-Fiが飛びにくい部屋の隅や壁際から機器を離す

・Wi-Fi接続台数の上限を超えていないかチェック

稀な例ですが、近所のWi-Fiと干渉している場合も。Wi-Fiチャンネル数の固定(変更)で改善することもありますが、詳しくない方は手を付けないほうが無難です。他には通信障害という原因も。スマホの携帯電話回線などで、プロバイダーの障害情報を確認してみましょう。

また、そもそもプロバイダーの回線品質に問題があり、通信障害を起こしやすくなっている可能性もあります。トラブルが多発するようなら場合は乗り換えも視野に入れたほうがいいかもしれません。

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※2020年6月時点の情報です。
※本文中に記載されている回線速度は理論値です。必ずしもこの速度が保証されているものではなく、お客様の通信環境や接続の時間帯などによっては、思うように速度が出ない場合や接続が不安定な場合があります。

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