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バンドステアリング機能とは?メリットやデメリット、必要性を解説

2021/05/19

最新の無線LANルーターには様々な機能が搭載されており、中には「バンドステアリング機能」が利用できる機種があります。

バンドステアリングは常にスムーズに通信できるように周波数帯を自動的に切り替えられる便利な機能です。家族でWi-Fiを利用したいと考えている人に魅力な機能ですが、バンドステアリングが必要ない状況もあるため、自分に適した機能なのか確認してみましょう。

この記事では、バンドステアリングがどんな機能なのか、メリットとデメリットを解説します。

バンドステアリング機能とは

バンドステアリングとは無線LANルーターに搭載されている機能で、Wi-Fi接続の快適性を向上させる役割があります。

バンドステアリング機能を利用すれば、接続するWi-Fiの周波数帯を自動で切り替えるようになり、その時に一番快適に通信できる周波数を自動的に選んで接続することで、インターネットをより安定して利用することができます。

さらに詳しくバンドステアリング機能について見ていきましょう。

混雑していない周波数帯への自動切替が可能

現在の無線LANルーターは、以下2種類の周波数帯のWi-Fiを発信するものが多いです。

・2.4GHz
・5GHz

それぞれの周波数帯には、同時に接続できるデバイスの上限台数が割り当てられています。上限の台数はルーターの種類ごとに異なりますが、同時に接続するデバイス数が上限台数に近づくほど通信状態が不安定になります。

例えば2.4GHzのWi-Fiに同時接続できるデバイスの台数が5台だとすると、同時接続するデバイスの台数が4~5台になると通信状態が不安定になり速度が落ちてしまいます。しかし、バンドステアリング機能を活用すると、利用する帯域が同時に接続しているデバイスの台数が少ない5GHzに切り替わります。

Wi-Fiの周波数2.4GHzと5GHzとの違い

状況に応じた周波数帯の自動切替もできる

バンドステアリング機能は、状況に応じた周波数帯の自動切替も可能にしてくれます。

2.4GHzと5GHzの周波数帯には、それぞれに長所と短所があり、バンドステアリング機能は周波数帯の特徴を踏まえた上で、接続するWi-Fi周波数を自動で切り替えてくれます。

例えば無線LANルーターから離れた2階にいて、壁や家具が電波を遮りやすい状況では2GHzのWi-Fiに接続されます。テレビや電子レンジが近くにある場所にいるときは、周波数帯が5GHzに切り替わります。

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バンドステアリング機能のメリット

バンドステリング機能を使うメリットは、手動で設定をしなくても快適な周波数帯に切り替わるところです。

従来の無線LANルーターでは、2つのSSIDにそれぞれの周波数帯が割り振られています。そのため、周波数帯を切り替えるには、デバイスの設定画面で接続するSSIDを変更する必要があり面倒です。

バンドステアリング機能では自動で周波数帯が切り替わるため、手動で設定画面を開いて切り替え作業をするという手間がかかりません。

バンドステアリング機能のデメリット

バンドステアリングは一見便利そうな機能に思えますが、以下3つのデメリットもあります。

・対応ルーターでなければ利用できない
・対応ルーターの値段が高い
・利用するデバイスの台数が少ないと必要性が低い

順番に見ていきましょう。

対応ルーターでなければ利用できない

バンドステアリング機能は全ての無線LANルーターで利用できるわけではなく、バンドステアリング機能に対応したルーターを用意する必要があります。バンドステアリング機能に対応した無線LANルーターは意外と少ないため、現在利用している機種が非対応である可能性があります。

利用している無線LANルーターのSSIDが1つだけであれば、バンドステアリング機能に対応していない機種になります。ちなみに特に古い無線LANルーターでは、SSIDが1つだけであることが多いです。

対応ルーターの値段が高い

バンドステアリング機能は限られた機種の無線LANルーターでしか利用できないうえに、対応機種の販売価格が高いところも難点です。

バンドステアリング機能対応の無線LANルーターは1万円以上するケースが多く高額です。バンドステアリング機能に非対応の機種の多くは1万円以下で購入できることを考えると、バンドステアリング機能を使うハードルは高いと言えます。

利用するデバイスの台数が少ないと必要性が低い

バンドステアリング機能は下記の状況に適した便利機能です。

・Wi-Fiに同時接続するデバイスの台数が多い(5~10台)
・無線LANルーターから離れた場所でWi-Fiを利用したい

その反面、Wi-Fiに接続するデバイス台数が少なく、自宅に無線LANルーターとの距離が遠いスペースがなければ不要です。特に一人暮らしの場合は、バンドステアリング機能が不要だという可能性があります。

バンドステアリング機能対応ルーターを検討するのであれば、一度本当に必要なのかをチェックしてください。

バンドステアリング機能の設定方法

バンドステアリング機能はあらかじめ工場出荷状態で有効となっていますが、無効となっている場合もあります。バンドステアリング機能が無効となっている場合、利用するには設定が必要になります。

Buffalo製の無線LANルーターを例にすると、以下の通りに設定をするとバンドステアリング機能が利用できます。

1. Wi-Fiに接続しているデバイスから無線LANルーターの設定画面を起動する
2. メニュー画面で『詳細設定』を選択
3. 『無線設定』を選択
4. 『バンドステアリング機能』の項目にチェックを入れる
5. 『ステアリング設定』の項目で任意のメニューを選択
6. 『設定』を選択

エレコム製の無線LANルーターでは、以下の手順でバンドステアリング機能の設定が可能です。

1. Wi-Fiに接続しているデバイスから無線LANルーターの設定画面を起動する
2. メニュー画面で『Wi-Fi』を選択
3. 『メインSSID』を選択
4. 『バンドステアリングを有効にする』にチェックを入れる
5. 『適用』を選択

メーカーや機種ごとに設定方法は違いますが、基本的な流れは上記とほとんど同じです。

バンドステアリング機能は必要なのか

バンドステアリング機能は便利なツールですが、必要かどうかは状況によって異なります。下記の状況に当てはまる人なら、バンドステアリング機能の利用を検討する価値があります。

・3人以上の家族でWi-Fiを共有している
・5台以上のデバイスをWi-Fiに接続している
・自宅に無線LANルーターとの距離が遠くなるスペースがある

バンドステアリング機能を利用すると、接続台数や状況に応じて自動で周波数帯が切り替わります。Wi-Fiに接続するデバイスの台数が多い場合や、無線LANルーターから離れた場所でWi-Fiを使うときに向いています。

そのため、Wi-Fiに接続する人が2人以下で、無線LANルーターから離れた場所でWi-Fiを使うことがなければ必要性は低いと言えます。

通信速度を速くするにはネット回線の品質が重要

この記事では、バンドステアリング機能について解説しました。

バンドステアリング機能は安定した周波数帯へ自動で切り替えてくれるため、インターネットがより安定して利用できる便利な機能です。インターネットに接続するデバイスの台数が多い人や、無線LANルーターから離れた場所でインターネットに接続する人は利用を検討してみてください。

ただし、インターネットをより安定した環境で利用したい場合には、無線LANルーターだけでなく、インターネット回線そのものを見直す必要があります。

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※2021年5月時点の情報です。
※本文中に記載されている通信速度は理論値です。必ずしもこの速度が保証されているものではなく、お客様の通信環境や接続の時間帯などによっては、思うように速度が出ない場合や接続が不安定な場合があります。

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