
YouTubeの年齢制限は何歳?安全に見るための設定方法
2020/08/21外出自粛生活が長引く中、自宅でネット動画を視聴する機会が増加しています。
子どもが動画を視聴する際、不適切な動画が表示されることもあるため、親としては注意が必要です。
本記事では、年齢制限のあるYouTubeを安心して見るための設定方法を紹介します。
YouTubeには年齢制限がある
動画投稿サイトとして全世界の幅広い世代に親しまれている「YouTube」。
子ども向けの動画も多数視聴できますが、YouTube視聴に年齢制限があることは意外と知られていません。
本サービスを利用するには、13 歳以上である必要があります。
つまり、13歳以上(中学生以上)が視聴することを想定してガイドラインやポリシーが作られています。
さらに、中には年齢制限が設定された動画もあり、幼い子どもが視聴するには注意が必要です。
まずは、YouTubeの「年齢制限」について「どのような基準なのか」「どのようなコンテンツが対象なのか」など基本的な内容を解説します。
年齢制限付き動画とは
YouTubeにおける「年齢制限付き動画」は、下記のいずれか該当するユーザーが視聴できない仕様になっています。
・18歳未満のユーザー
・GoogleアカウントでYouTubeにログインしていないユーザー
・制限付きモードを有効にしているユーザー
上記の条件を満たした状態で年齢制限付き動画にアクセスすると「警告画面」が表示されますが、こちらに関しては内容に同意することで視聴が可能となります。
YouTubeのポリシー
YouTubeのポリシーへの違反や、コミュニティ ガイドラインに違反するような動画は削除されることがあります。
また、ポリシー違反ではなくても、全ての視聴者にふさわしいとはいえないと判断された場合、年齢制限が設けられることもあります。
YouTube公式サイトによると、年齢制限が設けられる条件としては下記に該当するコンテンツと記載されています。
・下品な言葉
・暴力的でショッキングな映像
・性的内容を示唆するコンテンツ
・有害な活動や危険な活動を含む描写
ユーザーから投稿された動画に対して、上記に該当するという報告を受けた時点でYouTube側は該当コンテンツに対し年齢制限を設けたり、サムネイルを削除します。
また、動画投稿者がアップロードの際、自主的に年齢制限を設定するというケースもありますが、上記に該当していないにも関わらず年齢制限が設けられてしまった場合には、ユーザーによる「年齢制限の再審査請求」を行うことが可能です。
制限付きモードは「オン」推奨
YouTubeには年齢制限が設けられていますが、親のアカウントを使って子どもがYouTubeを視聴するケースも考えられます。
そうした場合、年齢制限に引っかからない不適切な動画が表示される可能性もあるため、子どもにYouTubeを見せる際は「制限付きモード」の設定をあらかじめ「オン」にしておきましょう。
では、「制限付きモード」の設定方法やどのような動画が表示されなくなるか、などを解説します。
制限付きモードの設定方法
制限付きモードの設定は下記の手順で行います。
1:プロフィール写真をクリックする
2:「制限付きモード」をクリックする
3:「制限付きモードを有効にする」をクリックして「オン」の状態にする
子どもにYouTubeを使わせる際は「制限付きモード」をオンにしておくのがおすすめです。
制限付きモード設定により、そのほかにも除外されるコンテンツ
「制限付きモード」をオンにすると、年齢制限付き動画のほかにも、下記の情報から成人向けの可能性があるコンテンツが除外されるようになります。
・説明
・メタデータ
・コミュニティガイドラインによる審査
制限付きモードをオンにしておけば、年齢制限付きではない不適切な動画を視聴してしまうことを防ぐことができます。
ただし、制限付きモードの設定は「ブラウザ」「デバイス」ごとに適用されるため、スマホで制限付きモードの設定をした場合でも、パソコンでYouTubeを見る際は再び制限付きモードの設定を有効にしてください。
ほかにもできる子ども向けYouTube設定
制限付きモードの設定以外にも、子どもがYouTubeを視聴する際に適した設定方法があります。
「YouTubeキッズ」の利用
YouTubeが子ども向けアプリとしてリリースしている「YouTubeキッズ」使えば、子ども向け動画がメインに表示されるようになります。
不適切な動画を自動的にフィルタリングする機能や、長時間見過ぎることを防止するためのタイマー機能も利用できます。
詳しくは、こちらの記事をご参照ください。
【YouTube Kids(キッズ)】YouTubeとの違いは?動画の見過ぎも防止できる設定方法&使い方
「ブロック」機能を活用
制限をかけていたとしても、おすすめ動画や関連動画に不適切なコンテンツが表示される可能性もあります。
そのような場合に備えて、特定のチャンネルの動画が「おすすめ」や「関連」に表示されなくなる「ブロック」機能を活用してみてください。
「ブロック」は以下の手順で行います。
1:ブロックするチャンネルにアクセスする
2:「概要」内にある「旗」マークをクリックする
3:「ユーザーをブロック」をクリックする
子どもに見せたくない内容の動画を投稿しているチャンネルを見かけたら、この方法でブロックしておきましょう。
【YouTube】特定のチャンネルを「ブロック」や「非表示」にする方法
YouTubeだけでなく、子どもの端末全体を見守るには?
子どもにネット動画を見せる場合、YouTube内だけでなくスマホ端末自体の制限設定をしておくと安心です。
「子どもが不適切なコンテンツを見ていないか」「ネット動画を見過ぎていないか」「勝手に課金していないか」など、簡単に操作ができてしまうため、注意が必要です。
ここでは、子どもが使う端末全体を見守る方法を解説します。
スクリーンタイム(iPhone)やファミリーリンク(Android)を設定する
子どもにスマホを使わせる場合、iPhoneの「スクリーンタイム」やAndroidの「ファミリーリンク」を設定して、フィルタリングや利用時間を管理することをおすすめします。
それぞれ、以下のような機能があります。
【スクリーンタイム(iPhone)】
・利用時間の管理
・コンテンツとプライバシーの制限
・iTunes StoreやApp Storeでの購入を制限
・使用できるアプリの制限
・不適切なコンテンツや年齢制限のあるコンテンツのブロック
・見せたくないWebコンテンツを制限
・ゲームの使用やゲーム上の機能の使用を制限
など
【ファミリーリンク(Android)】
・子どものアプリ利用状況を確認
・使用できるアプリを管理
・特定のアプリを使いすぎないようにする
・Google Play ストアの制限
・スマホの利用時間を管理
・位置情報の確認
・リモートロック
など
詳しくはこちらの記事をご参照ください。
スマホデビューする小・中学生のために、最低限必要な利用制限&設定を考える
セキュリティソフトを利用する
子どもの端末全体を見守るためには、セキュリティソフトを活用するのも効果的です。
おすすめのセキュリティソフトはニフティの「常時安全セキュリティ24」です。
常時安全セキュリティ24は、Windows、Mac、Android、iOSの端末に対応し、1つのライセンスで最大7台までインストールが可能です。
子どもや未成年のユーザーが安全にインターネットを利用するために「ペアレンタルコントロール」機能を搭載しており、子どものネット使いすぎを防ぐ利用時間管理やアプリの制限、有害サイトへのアクセス防止など、リモートで端末の設定変更を行うことが可能です。
さらに、子どものスマホの位置情報を地図上に表示させる「見守り機能」もあるため、通学や塾通いの見守りはもちろん、スマホを紛失した際にも役立ちます。
知識や経験が未熟な子どもや未成年のユーザーが安心してインターネットを利用するためにもできる限り対策し、さまざまな危険から子どもを守りましょう。
>>利用料金など@nifty「常時安全セュキュリティ24」の詳細はこちら
※2020年8月時点の情報です。
スマホやパソコンを守るセキュリティソフト「常時安全セキュリティ24」おすすめの理由