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クワッドチャネル機能とは|デュアルチャネル機能との違いも解説

2021/08/13

Wi-Fiルーターには通信速度を改善する機能があり、クワッドチャネル機能がその1つです。クワッドチャネル機能を使うとWi-Fiのチャネル幅を広げ、通信速度を改善することができます。

本記事ではWi-Fiルーターに備わっていることがあるクワッドチャネル機能がどんな機能なのか解説します。注意点も紹介するので参考にしてみてください。

クワッドチャネル機能とは

クワッドチャネル機能を簡単に言うと、通信速度をより速くできる機能です。まずはクワッドチャネル機能について詳しく解説していきます。

最大約4倍の通信速度が出せる

クワッドチャネル機能を使うと、利用する通信チャネルの幅が20MHzから80MHzに広がり通信速度が速くなります。通信チャネルの幅が広くなると、データが行き来する道が広くなり通信速度が速くなるというイメージです。

クワッドチャネル機能を使うとチャネル幅が4倍になるので、理論上では通信速度が4倍になると言えます。ただし、速度が4倍になるのはあくまで理論上での話です。

後ほど解説しますが、クワッドチャネル機能による効果は環境によって異なるので注意してください。

デュアルチャネル機能との違い

デュアルチャネルもチャネル幅を広げて通信速度を速くする機能ですが、クワッドチャネルとは以下2点が異なります。

・見込める効果
・使用できる周波数帯


デュアルチャネル機能ではチャネル幅を20MHzから40MHzに拡大できます。よって通信速度が2倍にできるわけですが、最大80MHzまで拡大できるクワッドチャネル機能の方が、速度が速くなります。

一方で、デュアルチャネルではクワッドチャネル機能では利用できない周波数帯2.4GHzに対応しています。クワッドチャネル機能で利用できる周波数帯は5GHzのみで、Wi-Fiに接続するスマホやパソコンが古いと利用できない場合があります。2.4GHzはどの端末も対応している周波数帯なので、デュアルチャネルでは接続するデバイスを選びません。

 

クワッドチャネル機能の注意点

通信速度を改善したい人にとってクワッドチャネルは魅力的な機能です。しかし、以下3つのデメリットもあります。

・利用できる周波数帯は5GHz帯のみ
・必ず通信速度が速くなるわけではない
・複数端末で利用するとWi-Fi接続できない


環境によってはクワッドチャネル機能の効果が得られない、または利用するとかえって通信状態が悪化する場合があります。詳細を順番に見ていきましょう。

 

利用できる周波数帯は5GHz帯のみ

Wi-Fiの周波数帯には2.4GHzと5GHzの2種類があり、クワッドチャネル機能で利用できるWi-Fiの周波数帯は5GHzだけです。

5GHzを利用するには、接続デバイスが対応機種である必要があります。そのためスマホやパソコンが2.4GHzのみ対応の場合、クワッドチャネル機能を利用できません。5GHzに対応していない通信端末はかなり減っていますが、念のため注意が必要です。

必ず通信速度が速くなるわけではない

クワッドチャネル機能では、利用環境によってチャネル幅が以下のどれかになります。

・80MHz
・40MHz
・20MHz


環境によってはチャネル幅が20MHzになり、全く効果が得られないこともあり得ます。クワッドチャネル機能の効果はルーターとデバイスの距離、壁やドアといった障害物があるかで変わってきます。

クワッドチャネル機能を使って効果が出ないのであれば、Wi-Fiルーターの設置場所の変更や、中継器の導入などを検討してみましょう。

Wi-Fiルーターの中継器とは|役割やメリット・選び方まで解説

 

複数端末で利用するとWi-Fi接続できない

クワッドチャネル機能を有効にしている状況では、周囲に同じ帯域を使用するデバイスが複数あると混線が生じてWi-Fi接続ができなくなる恐れがあります。もし同帯域での混線によってWi-Fi接続ができない場合、チャネルを変更するかクワッドチャネル機能を無効にしなければいけません。

複数のスマホやパソコンをWi-Fiに接続する場合だと、クワッドチャネルは使い勝手が良くない機能と言えます。

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クワッドチャネル機能は通信速度を向上させる機能ですが、利用環境によって効果が異なります。また周囲に同じ帯域を利用する端末があると、Wi-Fiに接続できなくなるデメリットがあるため注意が必要です。

インターネットの回線速度を改善させたい場合は、光回線を見直してみましょう。おすすめは@nifty光です。@nifty光は、安定したインターネットが利用できる接続方式であるIPv6に対応しているため、回線の混雑が起きにくく速度遅延の改善が期待できます。

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