
インターネットに繋がらない原因と10の対処法|インターネットなしも解消
2022/08/25自宅でインターネットを利用していると昨日までは問題なく利用できていたのに、突然インターネットが利用できなくなる時があります。
日常的に利用するインターネットだからこそ、上記のような状態でインターネットが突然繋がらなくなるととても不便になってしまいますよね。
本記事ではインターネットが繋がらない時の原因と特定方法、繋がるようにするための10の対処法を解説していきます。「インターネットなし、セキュリティ保護あり」の表示が出ている際の対処法も紹介しているので最後までチェックしてみてください。
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インターネットが繋がらない5つの原因
インターネットが繋がらない原因として考えられるものは以下の5つが挙げられます。
・モデムやルーターが原因
・セキュリティソフトが原因
・料金未納による利用停止が原因
・提供元の回線障害やメンテナンスが原因
順番に見ていきましょう。
パソコンやスマホが原因
利用しているパソコンやスマホが原因でインターネットが繋がらなくなることがあります。パソコンやスマホの一時的な不具合から、Wi-Fi接続している場合にはWi-Fiルーターに表記されているSSIDやパスワードの設定ミスまで原因は様々です。
モデムやルーターが原因
インターネット接続するために使うモデムやルーターが原因となってインターネットが繋がらなくなる場合があります。機器そのものの不具合からサービス提供元との接続設定のミスや、機器を繋ぐ配線の問題など原因は多岐に渡ります。
セキュリティソフトが原因
セキュリティソフトが原因でインターネットに繋がらない場合もあります。利用しているセキュリティソフトが突然インターネットの接続を遮断してしまうケースや、意図せずセキュリティソフトを重複して利用していることで通信が極端に遅くなっているケースなどがあります。
セキュリティソフトによってインターネットに繋がらなくなることもあることは認識しておきましょう。
料金未納による利用停止が原因
インターネットの契約をしているプロバイダーに対して、回線の使用料金を未納の状態だとインターネットを停止されてしまうことがあります。場合によっては解約となってしまうケースもあるので、支払い状況は確認しておきましょう。
提供元の回線障害やメンテナンスが原因
インターネットサービスの提供元であるプロバイダー側で回線の障害が起きている場合やメンテナンスを実施している場合にはインターネットを利用することができません。いろいろ原因を探ってはみたけれど突然インターネットが利用できるようになったという場合には回線障害やメンテナンスが原因という場合もあります。
インターネットが繋がらない原因の特定方法
インターネットに繋がらなくなる原因がわかったところで、実際にインターネットが繋がらなくなっている原因を特定していきましょう。原因を特定するためにチェックするべき項目が以下の3つです。
・Wi-Fiで接続すると繋がらない場合
・特定のデバイスだけが繋がらない場合
順番に見ていきましょう。
特定の時間帯だけ繋がらない場合
人によっては、インターネット自体は利用できているものの、特定の時間帯だけ繋がらくなるという場合があります。特にアパートやマンションにお住まいの人に多くある現象ですが、インターネット回線の混雑による速度遅延が原因と考えられます。
特定の時間帯だけ繋がらない場合の対処法はこちらの記事を参考にしてみてください。
ネット回線が下りだけ遅い時の原因と解決方法
Wi-Fiで接続すると繋がらない場合
自宅のインターネットをWi-Fiを使って無線接続している場合には一度直接LANケーブルを差し込んで有線接続できるか確認してみましょう。有線接続すればインターネットに繋がるといった場合にはインターネット回線の提供元から自宅までの回線には問題がないことがわかります。
インターネットに繋がらない原因はWi-Fiルーターから利用機器の間で何らかのトラブルが発生していることが考えられます。Wi-Fi接続ができない場合には、こちらの記事でご紹介している対処法を確認してみてください。
Wi-Fiが急に繋がらなくなった原因と7つの解決方法
また、頻繁に接続が切れてしまう場合には別の要因も考えられます。接続はできるけど頻繁に切れてしまうという場合にはこちらの記事を確認してみてください。
家のWi-Fiが不安定ですぐ切れる原因と10の対処法
特定のデバイスだけが繋がらない場合
特定のパソコンだけがインターネットに繋がらないのか、スマホで接続すればインターネットに繋がるのかを試してみましょう。何台かインターネットの接続を試してみた結果、特定のデバイスだけがインターネットに接続できないという場合には回線そのものではなく、そのデバイスに何らかのトラブルがあることが考えられます。
その場合には接続設定の見直しや機器メーカーへの問い合わせ、場合によっては機器の修理や買い替えが必要になる可能性もあります。一方、どのデバイスでインターネット接続を試みても繋がらないという場合にはデバイスではなく、ルーターやモデム、もしくはインターネットの回線そのものに原因がある可能性が高くなります。
その場合には次項でご紹介する対処法を試していきましょう。
インターネットが繋がらない時の10の対処法
前項のチェックを行ったもののインターネットに繋がらない原因がわからない場合には、ひとつずつ接続トラブルに対する対処法を試していきましょう。
対処法は次の10項目です。
・LANケーブルの配線状態をチェックする
・ルーターやモデムのランプを確認する
・接続設定をやり直す
・セキュリティソフトをオフにする
・支払い状況を確認する
・プロバイダーのメンテナンス状況を確認する
・エラーメッセージを確認する
・プロバイダーへ問い合わせる
・契約する回線やプロバイダーを変更する
順番に見ていきましょう。
パソコン、スマホ、ルーター、モデムなど機器を再起動する
まず試したいのが「再起動」です。パソコンでもスマホでも何かちょっと調子が悪いなと感じた際に再起動を試すことから始まると言っても過言ではありません。
パソコンやスマホといった端末の再起動だけでなく、モデムやブロードバンドルーター、モバイルWi-Fiルーターなどの周辺機器も一緒に再起動するのがポイントです。
パソコンを再起動する方法|Windows10版で手順を解説
特にモデムやルーターは一度起動したら電源を落とすことがないため、熱がこもってしまい不具合が起きてしまうことがあります。多くの場合、再起動することで元通りネットにつながるようになります。不調を感じたら真っ先に試してみてください。
Wi-Fiルーターを再起動する方法と効果|ネットの調子が悪い時に再起動するべき理由とリセットとの違い
LANケーブルの配線状態をチェックする
機器の再起動をしている間にLANケーブルの配線状態もチェックしてみてください。LANケーブルは、ほんの少しルーターへの差し込みが甘いだけでもネットに繋がらなくなることもあります。普段触らない部分であり、確認したという思い込みで急に接続できなくなった際に思い至らない人も多いと思います。
ルーターを動かしたことで差し込みが緩くなってしまったり、LANケーブル自体に損傷が発生しているというケースもあります。なお、ルーターとパソコンなどをLANケーブルで有線接続している場合には、ケーブル先端の爪が折れていないかも要チェックです。折れていたらLANケーブルを交換しましょう。
LANケーブルは通信速度にも直接影響を及ぼすので、LANケーブル自体を改めて見直すのもひとつです。
LANケーブルのカテゴリと種類を解説|おすすめの選び方も紹介
また正しくLANポートとWANポートが正しく繋がっていないとインターネットは繋がりません。モデムから伸びたLANケーブルはルーターのWANポートに差し込まれているかも確認してみましょう。
ルーターやモデムのランプを確認する
無線LANルーターなら「POWER」「WIRELESS」「INTERNET」「ROUTER」といったように、モデムやルーターには状態を示すランプがあります。ルーターが正常に作動していれば、一般的にPOWERランプが「緑」に点灯しますが、点滅や点灯色が異なっている場合にはトラブルが起きている可能性が高いです。
再起動をかけ、緑色に戻らなければルーターの故障を疑う必要があります。その場合にはルーターのメーカーやレンタル先へ問い合わせてみましょう。
接続設定をやり直す
機器の再起動やLANケーブルの配線、ルーターやモデムのランプにも問題が無ければ、接続設定をやり直してみましょう。急にインターネットに繋がらなくなったという場合には接続設定がリセットされてしまっている場合もあります。
プロバイダーを変更した後も過去の接続設定が残ってしまってインターネットが使えていたが、何かをきっかけに接続が途絶えてしまうというケースがあります。現在、契約しているプロバイダーの接続設定をするのが正しい姿なので、改めて接続設定をし直してみましょう。
接続設定は、ルーターやモデムにパソコンからアクセスしてプロパイダー情報を入力するだけです。インターネット契約した際に届く書類の中に記載されている「ユーザー名」と「パスワード」を入力すれば設定完了です。
Wi-Fiルーターを利用している場合にはこちらの記事でWi-Fiの接続方法を紹介しているので参考にしてみてください。
Wi-Fiの接続方法|無線LANルーターを使ったインターネット
セキュリティソフトをオフにする
接続設定をし直してみてもインターネットが繋がらない場合にはセキュリティソフトも疑ってみてください。セキュリティソフトのファイアーウォールによって通信がブロックされることがあります。一度セキュリティソフトを無効化した上でインターネットに繋がるか試してみてください。
セキュリティを無効化して繋がる場合にはセキュリティソフトが原因だと考えられます。セキュリティソフトを無効化した状態のままで通信を続けるとウイルスなどの感染リスクが高まるので、別のセキュリティソフトの導入を検討するのもひとつです。
Windows10|セキュリティソフトは別途必要? 専門セキュリティソフトと機能の違いとは?
支払い状況を確認する
ここまでの対処法を試してもインターネットが繋がらないという場合には、違った角度から原因を考えてみましょう。そのひとつがインターネット料金の未払いです。
口座振替やクレジットカード払いであれば未払いは起きにくいですが、クレジットカードの有効期限による料金の未払いや、請求書払いによる支払い忘れによる滞納で、回線が止められてしまっている可能性もゼロではありません。
この場合、支払い完了でネット通信が復活しますが、未払いが続くと強制的に解約となる場合があるので払い忘れには十分注意しましょう。
プロバイダーのメンテナンス状況を確認する
支払い状況の他にも契約しているプロバイダーのメンテナンスや障害状況を確認してみましょう。サーバーメンテナンスや不具合による障害が発生している場合があり、メンテナンスや障害発生時には解決されるまではインターネットには繋がりません。
その場合には時間が経ってからメンテナンスや障害が解消されているか確認しましょう。
ニフティの場合は「@nifty 会員サポート」にある「インターネット接続トラブルの解決」でメンテナンスや障害情報を発信しています。接続できない時のトラブルシューティングも記載されているので参考にしてみてください。
エラーメッセージを確認する
いずれの対処法でもインターネットが繋がらない場合には表示されているエラーメッセージを確認してみましょう。ネット閲覧中、ブラウザに数字で表現されたエラーが表示されることがあります。
エラーメッセージ(エラーコード)ごとに対処方が異なります。代表的なものを挙げてみます。
■エラーコード:400
不正リクエスト
【解決方法】
表示された際は別ブラウザで開き直すか、Cookieやキャッシュをクリアしてください。
■エラーコード:401
認証エラー
【解決方法】
パスワード入力が必要なサイトで入力したパスワードが間違っている場合や、閲覧権限がないサイトなどで表示されます。パスワードとID、閲覧権限の有無を確認しましょう。
■エラーコード:403
アクセス禁止
【解決方法】
サイト側で閲覧が禁止されている場合や、サイトがダウンしているケースで表示されます。
■エラーコード:404
アクセスしたページが存在しないときに表示
【解決方法】
ユーザー側に問題はありません。
■エラーコード:408
タイムアウト
【解決方法】
アクセスに時間を要し、サーバー側で定めた通信時間を越えた際に表示されます。別サイトに接続できるか、Wi-Fi電波の状況などを確認してみてください。
プロバイダーへ問い合わせる
どうしてもインターネットが繋がらないとなれば契約しているプロバイダーに問い合わせをしましょう。問い合わせをする際には、ここまでに試した対処法とエラーコードが出ている場合にはエラーコードも伝えるようにしましょう。
契約する回線やプロバイダーを変更する
上記すべてを試みてもインターネットが繋がらない場合にはプロバイダーの変更を検討することもひとつです。特にADSL回線を利用している場合にはサービスの終了も決まっているため、継続してインターネットを利用するには別回線に乗り換える必要があります。
また回線速度が遅いことによってインターネットが繋がりにくくなることもあるため、高速通信が可能な光回線がおすすめです。
「インターネットなし、セキュリティ保護あり」と表示されて繋がらない時の対処法
前述までの対処法を実践してもインターネットに繋がらず、「インターネットなし、セキュリティ保護あり」と表示されている場合には、ネットワークアダプターの設定を確認してみましょう。例えば「会社で使用していたパソコンを自宅に持ち帰って作業するようになった」といった場合に、IPアドレスを固定する設定になっていることでインターネットが繋がらないといったケースがあります。
以下の手順でネットワークアダプターの設定を確認してみてください。(Windows10の場合)
・「Windowsの設定」の中にある「ネットワークとインターネット」をクリック
・表示された一覧の中から「イーサネット」を選択し、「アダプターのオプションを変更する」をクリック
・無線で利用の場合は「Wi-Fi」、有線で利用の場合は「イーサネット」を右クリックしてプロパティを選択
・「ネットワークタブ」の「インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)」をダブルクリック
・「IPアドレスを自動的に取得する」「DNSサーバーのアドレスを自動的に取得する」が選択されているか確認
・選択がされていなければ、選択して「OK」をクリック
上記を試してみることでインターネットが利用できるようになるケースがあります。会社から支給されたパソコンで固定IPが指定されている場合には、設定を変更する前に会社へ問い合わせることをおすすめします。
まとめ
本記事ではインターネットが繋がらない時の対処法をご紹介してきました。
より快適なインターネットを利用するには、インターネット回線の環境を見直すことも大切です。インターネット回線はマンションや戸建て、利用用途によってもおすすめのプランは異なります。
契約回線やプロバイダーを乗り換えるのであれば、「@nifty」に注目してみてください。@nifty(の一部の回線)はIPv6接続に対応しているため、混雑が起きにくく回線が安定し、快適にインターネットが楽しめます。さらに、IEEE802.11ac対応のWi-Fiルーターが最大で25カ月間無料でレンタルできます。
この機会に、回線を含めてWi-Fi-ルーターの見直しを検討してみてはいかがでしょうか。
※2022年8月時点の情報です。