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IPv6でオンラインゲームができない?IPv6でゲームをするメリットとデメリット

2022/02/16

IPv6はインターネット回線が安定して速度改善が期待できる接続方式です。速度改善が期待できることから、オンラインゲームをする人にとって重要な接続方式であるものの、すべてのオンラインゲームがIPv6でプレイできるとは限りません。IPv6でプレイするには、そのオンラインゲームがIPv6に対応したタイトルやハードである必要があります。

利用するIPv6が「IPv4 over IPv6」であれば、多くのタイトルはプレイできるでしょう。しかし、それでもプレイできないタイトルもあるので注意が必要です。本記事では、IPv6でオンラインゲームをするメリットとデメリットを解説します。

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IPv6とは

IPv6とは、最新のインターネットのプロトコル規格です。インターネットプロトコルとは、あらゆるネットワークを相互接続したうえで、情報の中継や伝送をして通信を可能にする規格です。

インターネットプロトコルがあるため、Web上での通信ができるようになっています。

IPv4のIPアドレス枯渇によってIPv6の普及が開始

インターネットプロトコルの仕組みでは、通信を行うため、IPアドレスが欠かせません。IPアドレスとは、プロバイダーから与えられるインターネット上での住所です。インターネットを利用するすべての人には、プロバイダーからIPアドレスが与えられています。

しかし、従来のプロトコルである「IPv4」では、IPアドレスが不足する問題が発生しました。IPv4で発行できるIPアドレスの個数は、約43億個と膨大です。しかし、スマホやタブレットなどモバイル端末の普及によって、約43億個では足りないと懸念されるようになりました。

この問題を解消するためにIPv6が誕生しました。IPv6では43億の4乗となる約340澗個ものIPアドレスを発行でき、実質上限がないといえます。

IPv6ではIPoEでの通信が可能に

IPv6の普及はIPアドレスの個数だけではなく、通信速度の安定性も改善するものといえます。IPv4ではPPPoE方式でしか通信ができませんが、IPv6ではIPoE方式での通信が行えるからです。

PPPoEでは、同時利用者が増えると混雑する経路を利用して通信します。そのため、インターネットを使う人が多い夜になると速度が遅くなるデメリットがありました。スマホやタブレットの普及でインターネットを利用する人が増えた今は、PPPoE方式を使うと速度が低下するリスクが高いです。

IPv6で利用できるIPoE方式では、混雑しない経路を使います。そのため、夜でも通信速度が遅くならず、安定した通信が可能です。

IPv6とは|接続確認から申込まで初心者にもわかりやすく解説

IPv6でオンラインゲームをするメリット

IPv6で通信を利用した通信環境でオンラインゲームをすると、以下のメリットがもたらされます。

・遅延が起きにくい
・導入時の設定が簡単

それぞれのメリットを詳しく解説します。

遅延が起きにくい

オンラインゲームではPing値(応答速度)の速さも重要です。Ping値は遅延の発生を左右するためです。前述の通り、IPv6ではIPoE方式を用いることで通信速度が安定します。IPoE方式ではPing値も安定し、遅延を最小限にできるため、オンラインゲームを快適にプレイしたい人ならIPv6は注目したい要素といえるでしょう。

Ping値を下げる5つの改善方法|回線速度が遅いときに試したい対処法を解説!

導入時の設定が簡単

IPv6には、導入時の設定が簡単というメリットもあります。IPv4対応回線やプロバイダーを利用する場合、契約と工事完了後にルーター側でPPPoE接続の設定をする必要があるため、利用までのハードルが高くなります。

一方、IPv6対応回線・プロバイダーを利用する場合は、契約してから工事完了後に対応ルーターを設置するだけで済むことがほとんどです。IPv6はこれから初めて光回線を導入する人にとって、ハードルを下げるポイントといえるでしょう。

IPv6でオンラインゲームができない?

ネット上では「IPv6でオンラインゲームができない」との声を見かけることがあります。正直なところ、この意見は「半分は本当で、半分はそうではない」です。

IPv6でのプレイは対応タイトルが対象

まずIPv6でインターネットを行うには、アクセスするサイトやサービスがIPv6対応でなければいけません。またゲーム機がIPv6対応であるかもポイントになります。現在の主要ゲーム機のIPv6対応状況は以下の通りで、すべてのハードが対応しているわけではありません。

ハード

IPv6対応有無

Nintendo Switch

非対応

Play Station5

対応

Play Station4

サポート対象外

Xbox

対応


しかし、「IPv4 over IPv6」対応のIPv6を利用すれば、非対応のゲーム機やタイトルをプレイできることは多いです。IPv4 over IPv6は「IPv4をIPv6化して通信する技術」で、これを使えばIPv6が非対応のゲーム機やタイトルがプレイできる見込みは高いといえます。

ただし、タイトルによってはIPv4 over IPv6でもプレイできない場合があるので注意してください。

IPv6とv6プラスの違いとは?高速通信ができる理由も具体的に解説

 

サーバー公開ができない

MMORPGや複数人でのプレイが可能なゲームでは、自分のサーバー公開ができるタイトルがあります。しかし、IPv6では自分のサーバー公開ができません。サーバーを公開するには、固定IPアドレスが必要です。しかし、IPv6では固定IPは利用できずサーバーの公開ができないわけです。

IPv6で固定IPが全く使えないわけではないものの、固定IPを利用する場合はPPPoE方式で通信することになります。

IPv6の利用は対応プロバイダーの契約が必須

IPv6を利用するには対応回線やプロバイダーの契約が必須です。またIPv6対応回線やプロバイダーを申し込む場合、その事業者が「IPv4 over IPv6」に対応しているかどうかも確認が必要です。IPv4 over IPv6対応であれば、多くの非対応タイトルがプレイできるからです。

以上を踏まえておすすめなのが@nifty光です。

@nifty光のIPv6サービスはIPv4 over IPv6に対応しており、さまざまなオンラインゲームのプレイを可能にします。契約のハードルは低く、フレッツ光や光コラボからの乗り換えなら工事をする必要がありません。

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オンラインゲームをこれから始めてみたいという人はもちろん、すでにオンラインゲームを始めているものの回線速度が遅いと感じている人も@nifty光を一度、検討してみてはいかがでしょうか?

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