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新築戸建てのネット配線|LANケーブルをすっきりさせる工夫を紹介

2022/03/16

新築の戸建て住宅を建てる際に見落としがちなのがインターネットの配線をどうするかということです。あらかじめ配線レイアウトを考えておかないと、いざ生活を始めた時にLANケーブルで部屋やリビングの景観が損なわれかねません。

またスペースごとでのインターネットの使い方を踏まえてLANポートの配線を考えないと、利便性が下がってしまうため、どの場所でどのようにインターネットを使うか、事前に配線レイアウトを決めておきましょう。本記事では、新築戸建て向けにインターネットの配線方法を解説していくので参考にしてみてください。

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LANポートを配線する部屋を決める

新築戸建てのインターネット配線を考える際は、LANポートを配線する部屋を決める必要があります。LANポートとはLANケーブルの接続口で、有線接続でインターネットを利用する場合に必要です。

LANポートを配線する部屋を決めるときは、以下の3つがポイントになります。

・インターネットの利用頻度が高い場所では有線接続
・インターネットの利用頻度が少ない場所ではWi-Fiを利用
・TVで動画サービスを利用する場所は有線接続


それぞれのポイントについて解説します。

インターネット利用頻度が高い場所では有線接続

インターネットの利用頻度が高くなると予想できる部屋では、有線接続がおすすめです。具体的に説明すると、以下の用途でパソコンを使ってインターネットを利用する場所ではLANポートがあるのが望ましいです。

・オンラインゲームをする
・テレワークを行う
・動画配信サービスを利用する


Wi-Fi環境でも上記の用途は快適に行えますが、Wi-Fiルーターの設置環境やデバイスとの距離などによっては接続が途切れる恐れがあります。有線接続するとWi-Fiよりもインターネット接続の安定性が高いため、オンラインゲームやテレワークを利用する部屋にはLANポートを配線するのが望ましいでしょう。

インターネット利用頻度が少ない場所はWi-Fiを利用する

インターネットの利用頻度が少ないスペースでは、Wi-Fi接続ができれば十分です。インターネットの利用頻度が少ない場所では、WebサイトやSNSの閲覧、LINEでの通話やメッセージのやり取りがメイン用途になります。

これらの用途でインターネットを利用する場合、Wi-Fi通信であっても問題はありません。

TVで動画サービスを利用する場所は有線接続

現在は Android内蔵TVやFire TV、Apple TVを使うことで、TVでもインターネットの動画サービスを利用できます。TVでインターネット動画サービスを利用するのであれば、有線で接続するのが理想的です。

Wi-Fi接続でも動画サービスは視聴できますが、パソコンの時と同様にWi-Fiルーターとの距離や設置環境によって動画の読み込み速度が遅くなってしまうことも。TVで動画を見ていて頻繁に止まってしまうようでは、快適とは言えません。

有線接続すればWi-Fiルーターとの距離に関係なく通信状態が安定するので、TVの近くにLANポートを配線するといいでしょう。

LANポートの設置場所選びは慎重に

LANポートの配線をするときは、家具を置く場合を想定したうえで設置場所を決めましょう。何も考えずにLANポートの配線をすると、家具を設置する際にかえって邪魔になってしまいます。

あらかじめ家具の設置場所を想定しておけば、後々LANポートが邪魔になりません。

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Wi-Fiルーターの設置場所を決める

Wi-Fiルーターの設置場所は、インターネットの利便性を左右する重要なポイントです。インターネットの利便性を損なわないために、以下の2つを満たす場所への設置が望ましいです。

・家具の邪魔にならない場所
・Wi-Fiルーターの性能を引き出せる場所


順番に見ていきましょう。

家具の邪魔にならない場所

まず注意したいのは、家具を設置する邪魔にならないかです。何も考えずにルーターを設置すると家具設置時に邪魔になりかねないため、家具の設置を想定してルーターの置き場所を考えましょう。

Wi-Fiルーターの性能を引き出せる場所

Wi-Fiルーターの設置場所は、Wi-Fiの通信速度を左右するポイントでもあります。ルーターがWi-Fiを発信できる範囲には限りがあるので、家中に電波が届く場所に設置しないといけません。Wi-Fiの利用を考えると、以下の2つを満たす場所への設置がおすすめです。

・できる限り自宅の中心
・2階建て以上なら2階


ルーターは球体状にWi-Fi電波を発信するため、壁際や窓際よりも自宅の中心に置いたほうが性能を発揮してくれます。

Wi-Fiルーターの設置場所はONUの設置場所

Wi-Fiルーターの設置場所は、光回線の導入工事でONU(回線終端装置)が設置される場所で決まります。Wi-Fiルーターは最初にONUへ接続する周辺機器だからです。そのため、光回線の工事を行うときは、作業員の人へWi-Fiルーターを置きたい場所にONUを設置したい旨を伝えてください。

Wi-Fiルーターの設置に適していない場所

Wi-Fiルーターを設置する際は、以下の場所は避けてください。

・床
・棚の中
・家電製品の近く
・水槽の近く
・キッチンの近く


床へ直接設置したり、棚の中に置くとWi-FiルーターがWi-Fiを発信できる範囲が狭くなります。家電製品の動作で用いられる電磁波の周波数帯は、Wi-Fiと同じ2.4GHzのため、家電製品の電磁波とWi-Fiが干渉して通信不良が起きかねません。

またWi-Fiの電波は水に吸収されやすい性質があるため、水槽やキッチンの近くにWi-Fiルーターを設置することはおすすめしません。以上を踏まえて、最適な場所にWi-Fiルーターを設置しましょう。

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新築戸建てのインターネット配線で工夫できるポイント

LANポートやWi-Fiルーターの設置位置を考えておく以外にもインターネットの配線で工夫できるポイントがあります。新築戸建てだからこそできることもあるので、しっかりと計画を立てれば、より快適なインターネット環境を作ることができます。

3階建ての場合は中継器やメッシュWi-Fiの利用も

スマホやタブレットは基本的に有線接続ができないので、Wi-Fiでインターネットを利用します。しかし、新居が3階建てである場合、スマホやタブレットを利用するとWi-Fiルーターから離れた場所ではインターネット接続が不安定になってしまいます。

その際に役に立つのが、中継機やメッシュWi-Fiです。中継機はルーターが発信するWi-Fiを中継して、電波が届く範囲を広げてくれます。しかし、中継機を使う場合は、自動でルーターの中継機の接続が切り替わることがないため、手動で設定を切り替える必要があります。

親機への接続を自動で切り替えられるようにしたい場合には、メッシュWi-Fiを検討してみましょう。
メッシュWi-Fiは親機となるWi-Fiルーターと子機で、自宅のWi-Fiネットワークを構成するものです。仕組みは中継機と似ていて、子機を設置することでWi-Fiの発信範囲が広がります。しかも、メッシュWi-Fiでは親機や中継機への接続切り替えが不要で、常に快適な通信状態を維持できます。

事前に配管を通しておくことでLANケーブルをすっきりできる

これから新築の戸建てを建設する場合、あらかじめLANケーブル用の配管を作っておく方法がおすすめです。壁の中にLANケーブルや電話線を通せる配管を作っておけば、景観を損なわずに有線接続環境が作れます。

壁の中に配管を作る方法は、これから新居を建てる場合にしかできません。そのため、まだ新居を建てていない人は、一度ハウスメーカーへ相談してみましょう。ちなみに新居を建てる際にLAN配線工事をしてもらう方法もあります。

品質の良い光回線選びも大切

新築の戸建てでインターネット環境を快適にするためには、契約する回線・プロバイダー選びも大切です。インターネット通信の良し悪しは、回線やプロバイダーによって違います。多くの光回線で最大通信速度は1Gbpsとしていますが、実際に出る通信速度はプロバイダーの品質で異なります。

おすすめは「IPv6」対応の光回線・プロバイダーです。IPv6は回線が混雑する時間帯でも影響を受けずに高速通信を維持できる技術のことで、夜間や休日などインターネットの利用者が増える時間帯でも快適にインターネットを利用することができます。

IPv6対応の光回線の中でもおすすめなのが@nifty光です。

@nifty光IPv6対応のWi-Fiルーターを最大25カ月間無料でレンタルできる特典や、キャッシュバックなどの特典が豊富で導入コストを抑えることができます。新居に移ると同時にインターネット環境の改善も検討してみてはいかがでしょうか。

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※2022年3月時点の情報です。
※本文中に記載されている回線速度は理論値です。必ずしもこの速度が保証されているものではなく、お客様の通信環境や接続の時間帯などによっては、思うように速度が出ない場合や接続が不安定な場合があります。

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