
家の中にも影響する落雷対策│ルーターやネットへの影響は?
2022/08/04夏が近づくと多くなるのが、落雷被害です。落雷は停電やインターネットが繋がらなくなることもあり、普段から対策しておく必要があります。
本記事では落雷によって引き起こる被害と、インターネットが繋がらなくなったときの対処法について詳しく解説します。普段からできる落雷対策についてもご紹介しますので、いざという時のために備えておきましょう。
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落雷の影響は屋内でも起こり得る
どこに落ちてくるのかわからない雷は、屋内にいるときでも何らかの影響がある可能性があります。近くに落ちた場合、テレビの視聴ができなくなったり、インターネットが利用できなくなったりと家電に影響がでることも。
ここでは落雷時に考えられる被害について確認していきます。
落雷被害の多い夏
雷は7〜8月と夏にかけて多く、特に太平洋側で発生しやすいです。夏に雷が多い理由として、日中の強い日射で暖められた地上の熱が上空に上がることで、積乱雲が発生しやすいからとされています。積乱雲は広範囲かつ長時間継続することもあり、雷だけでなく大雨による被害も起こりやすくなっています。
近年は複数の積乱雲が線状に発生し、長時間激しい雨が降り続ける線状降水帯によって、大規模災害も起きています。
線状降水帯ほか、夏に起こりやすい自然災害と対策について解説
落雷によって引き起こる被害
落雷によって引き起こる屋内にも影響する被害として、次の4つがあります。
・落雷の衝撃で窓ガラスが割れる
・落雷の影響で停電が起こる
・落雷が原因で電化製品が故障する
自宅に雷が落ちていなくても、電気や通信線に高い電圧がかかると停電やインターネットが接続できなくなることがあります。また、過剰に電流が流れてしまうことで、家電が故障してしまう可能性も高いです。
近くで落雷があるとインターネットが繋がらなくなることも
落雷によって引き起こる被害は、非常に大きな電流が瞬間的に流れる雷サージの影響が大きいです。雷サージは電線や電話線などを伝って屋内に侵入する恐れがあり、落雷がなくても雷がなっている間は影響を受ける可能性があります。
雷サージや停電によってインターネットが繋がらなくなったり、不安定になったりすることもあるので、事前に落雷対策しておくことが重要です。
ネットに影響する落雷被害の対処法
自宅や近隣に雷が近づいてきたら、できる限りパソコンや周辺機器の電源を切っておくことがおすすめです。ここでは、落雷によってインターネットが繋がらない、不安定になった時の対処法について3つご紹介します。
落雷が予想されたら電源コンセントを外す
雷が近づくと予想されたら、パソコンや周辺機器、使っていない家電の電源コードを外しておきましょう。電源が入っていなくても、外部につながるコードから過剰に電流が流れ、電源を入れたときに家電が故障してしまう可能性が高くなります。電源コードが抜いてあれば、近くで落雷があっても雷サージの影響を受けにくくなります。できれば、モデムとパソコンを繋いでいるLANケーブル、電話線なども抜いておくと安心です。
ただし、すでに雷が近くで鳴っている場合は感電の恐れがあるため、電源コードに触れないよう注意してください。
雷サージとは?落雷による電化製品の破損を防ぐ4つの対策
落雷後にネットが繋がらないときは?
近隣で落雷があり、その後インターネットに繋がらなくなってしまった場合は、モデムの電源コードを接続し直してみましょう。電源コードが抜かれていなかった場合は、外してから10秒ほど時間を空けたあとに再度接続します。接続後、モデムの各ランプが正常に点灯しているか確認できたら、パソコンとモデムをLANケーブルで接続しましょう。普段通りインターネットに接続できるか確認し、問題なければ一時的に障害が起きてしまったのかもしれません。
電源コードを挿し直す場合は、必ず近隣で雷が遠くなり、天候が回復したことを確認した上で行ってください。
電源を入れ直してもネットに繋がらない場合
落雷後にモデムやパソコンの電源を入れ直してもインターネットに繋がらない場合、機器が故障してしまった可能性があります。インターネットの接続を確認するときは、一度電源コードや配線の接続を確認し、パソコンやスマホすべての接続を確認しましょう。一部の機器だけインターネット接続できない場合は、その機器が原因である可能性が高いです。
すべての機器の電源を入れ直し、接続ができない場合は、モデムやルーターが原因の可能性があるため、契約しているプロバイダーに契約サービス名、レンタル機器の型番、機器の現在の様子を伝え、対処法を問い合わせてみてください。
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普段からできる雷対策
雷は突発的に起こることも多いため、事前の雷対策が欠かせません。雷対策は簡単にできるものが多いので、取り入れられるものは今日から行ってみてください。
不要な家電、機器の電源コードを外しておく
落雷被害を防ぐ一番簡単な対策は、不要な家電、機器の電源コードを抜いておくことです。電源コードが抜いてあれば、雷サージによる直接の影響を受けにくくなります。雷予報がでているときに外出する場合は、パソコンや周辺機器の電源コードも抜いておくと安心です。電源コードが繋がっていると電源が抜かれていても雷が侵入し、家電が故障する可能性があります。
可能であれば電話線やLANコードなど、機器の電源コード以外も抜いておきましょう。
雷サージ対応電源タップを利用する
電源コードを抜くのが一番手っ取り早い雷対策ですが、突然の雷には対処しにくいかもしれません。そこで、雷サージ対応の電源タップを利用するのがおすすめです。雷サージ対応の電源タップは、落雷の影響で機器やパソコン、家電に過電流が流れるのを防いでくれる機能が搭載されています。
雷サージ対応電源タップには「雷ガード」と「高性能雷ガード」があり、高性能雷ガードには雷サージをアースへ逃がす方式が採用されています。中には電源だけでなく電話線のガードがついている電源タップもあるので、電話線からの雷サージを守ることも可能です。また電源タップには、一つ一つの電源をON・OFFできるスイッチもついているタイプもあるので、節電したいご家庭にもおすすめです。
定期的にデータをバックアップする
落雷による影響を最小限にするために、パソコンやレコーダーなどのデータは定期的にバックアップしましょう。バックアップしてあれば、万一落雷でパソコンが故障してしまった場合でも、大切なデータを守ることができます。バックアップを取るときは、外付けハードディスクなど外部メディアに保存することがおすすめです。
データがバックアップされていれば、落雷以外のトラブルからも大切なデータを守ることができます。毎月1日はバックアップするなど、定期的にバックアップを行いましょう。
原因がわからず困ったときは@niftyまかせて365
落雷によるパソコンや機器の故障は、外部と接続しているケーブルから雷が侵入することが原因であることが多いです。今回ご紹介した雷対策は、大切なパソコンや家電、データを守るために効果的なのでぜひ今日から試してみてください。
また、落雷後に対処してもインターネットに接続できない場合は、原因に合わせた対処法を行う必要があります。
原因がわからない場合は@niftyまかせて365のような、インターネットに接続できないときに対処法を提案してくれるサービスがおすすめです。インターネットが接続できない以外に、パソコンの故障やウイルスに感染していないか確認してもらうこともできます。
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※2022年7月時点の情報です。