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子どものゲーム課金トラブルが増加!事例や対策を解説

2024/05/02

スマホゲームが普及し、保護者のスマホでゲームを遊ぶ子どもも増えました。基本無料で手軽に遊べるゲームが多いですが、年々スマホアプリやオンラインゲームによるゲーム課金トラブルが急増しているのはご存知ですか?

本記事では子どものゲーム課金トラブルの事例と共に、普段からできる課金対策について7つご紹介します。また、ゲーム課金トラブルが起きてしまった場合の対応方法も2つ解説します。

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子どものゲーム課金トラブルが急増中!

スマホで遊ばせていたら後日高額請求が届いたなど、子どもによるゲーム課金トラブルが増えています。クレカを登録しているスマホを渡してしまうと、知らぬ間に課金されているケースも。

ここからは、子どものゲーム課金トラブル事例についてご紹介します。

 

知らぬ間に高額請求が届く無断課金

スマホゲームは短期間で強くなったり、ストーリーを先に進められたりと課金アイテムの購入で有利になりやすいです。一度パスワードを入力すれば課金できてしまうゲームもあり、無断で課金されて高額請求が届いてしまうケースが後を断ちません。

親子で相談している場合は問題ありませんが、子どもも課金アイテムだと気づかず、無料アイテムだと思って課金している場合もあります。

 

ゲーム課金のトラブル

子どもによるゲーム課金トラブルは年々増えていて、なかでも小学生の保護者からの相談が多いようです。国民生活センターの発表によると、課金トラブルの相談は2022年度に4,024件、集計を始めた2018年の1,995件と比較して倍以上の相談件数となっています。

ここからは実際にゲーム課金で起きたトラブルをご紹介します。

 

事例1:クレジットカードに身に覚えのない高額請求が届いた事例

クレジットカードに身に覚えのない高額請求があり、カード会社に問い合わせたところオンラインゲームへの課金を確認。子どもに課金について確認すると、スマホゲームの課金アイテムを購入して遊んでいたとわかり、総額10万円以上の課金トラブルになってしまった。

 

事例2:キャリア決済の事例

中学生の息子に保護者名義で契約したスマホを与えたところ、キャリア決済の料金を含め通信量が高額になっていた。内訳を確認すると、5カ月間で約5万円がスマホアプリに使われていたことが判明し、ゲーム課金トラブルの発生に気づいた。

 

子どもが無断でゲーム課金していたときの対応方法

子どもが無断でゲーム課金していた場合、全額支払わなければならないのか不安な方も多いのではないでしょうか。実は子どもが保護者の同意なく課金していた場合、民法上で契約が取り消しできるケースがあります。

ここからは子どもが無断でゲーム課金していたときの対応方法について解説します。

 

未成年者契約の取り消しが適用されるケースがある

無料だと思って課金したり、ゲーム内通貨だと思っていたり、子どももお金を消費したと認識していないケースがあります。ゲームに課金してしまっても、保護者の同意がなかった場合は「未成年者契約の取り消し」が適用できるかもしれません。

ゲーム運営会社などに、子どもが無断で課金していたとして申し出ると契約の取り消しができる可能性があります。未成年者契約の取り消しは、未成年者本人または法定代理人によって契約取り消しが可能です。

しかし、保護者のゲームアカウントで課金していた場合、実際に子どもが操作していても保護者による課金とみなされるケースが高いです。特に子どもが年齢を偽ってゲームをプレイしていた場合は、未成年者による課金と判断されず返金対応されない可能性が高いので注意しましょう。

 

近隣の消費者センターに相談する

ゲーム運営会社に未成年者契約の取り消しや返金が認められなかった場合、最寄りの消費者センターに相談するのがおすすめです。消費者センターでは、相談内容を元にゲーム運営会社や事業者へ返金等の交渉をしてくれる可能性があります。最寄りの消費者センターがわからない場合や、すぐに相談に行けない場合はホットライン「188(いやや)番」に電話するとよいでしょう。

消費者センターへ相談する際は、子どもが無断で課金した内容を具体的に伝えられるよう下記の内容をまとめておくのがおすすめです。

・課金額

・課金日時と無断課金に気づいた日時

・課金したゲーム

・決済方法

・課金を証明する利用明細や通知メール

・ゲーム運営会社

 

すでにゲーム運営会社に問い合わせしている場合は、問い合わせた履歴についてもまとめておくとよりスムーズに相談できます。

 

子どものゲーム課金トラブルを防止する7つの方法

スマホが普及するにつれてゲーム課金のトラブルが増えているため、普段から課金できないように対策しておくのが大切です。ここからは、ゲーム課金のトラブルを防止するための対策について7つご紹介します。

 

クレジットカードの明細メールはすぐに確認する

クレジットカード決済による子どものゲーム課金トラブルが非常に多いため、利用明細メールは常に確認するようにしましょう。利用明細メールや通知設定がされていない場合は、できるだけ早くアプリやマイページなどから設定しておくのがおすすめです。

身に覚えのない利用明細を確認しておけば、子どもの無断課金に気づきやすくなるのはもちろん、不正利用されてしまった場合にも役立ちます。

 

料金明細をこまめにチェックする

高額なゲーム課金トラブルから身を守るには、利用明細メールを確認するだけでなく毎月発行される支払い明細の確認も重要です。支払い明細には使用したカードごとに利用日と金額がわかるため、利用明細メールで確認が漏れてしまったゲーム課金を確認できます。

特に複数枚のクレジットカードを持っている場合は、普段使いしていないカードで課金トラブルが起こる可能性もあります。子どもにオンラインゲームやスマホゲームを遊ばせるなら、すべてのカード明細は確認するようにしましょう。

 

課金される仕組みやお金の使い方について話し合う

ゲーム課金のトラブルを防止するには、子どもに課金される仕組みやお金の使い方について話し合うのも大切です。国民生活センターの集計によると、ゲーム課金トラブルの半数は小学生であり、課金の仕組みを知らずにトラブルになってしまったケースも少なくありません。

どこを押したら課金されてしまうのか、どのアイテムが課金対象なのか、子どもと一緒に確認するだけでも課金トラブルの防止になります。楽しくゲームをするためにも、お金の使い方について定期的に話し合い、健全に遊ぶ方法を子どもと考えてみてください。

 

保護者のアカウントはログアウトした状態で渡す

親のスマホを渡してゲームを遊ばせるときは、保護者のアカウントはログアウトしておきましょう。手間にはなりますが、子どものゲーム課金トラブルを避けるためには必要です。保護者のアカウントでゲーム課金されると、子どもが操作していても同意とみなされ、返金や契約取り消しが難しくなってしまいます。

特に古いスマホをゲーム用として渡す場合は、保護者のアカウントをすべて削除し、子ども専用のアカウントを作成するとよいでしょう。ただし、13歳未満の子どもはアカウントが作成できないためペアレンタルコントロール機能を活用する必要があります。

ペアレンタルコントロール機能については、使用しているスマホのアカウント設定を確認してみてください。

【iPhone】使わなくなったiPhoneを子どもに譲るには?下準備から子ども向けの設定まで

 

端末からクレジットカードの情報を削除する

スマホやタブレットなど、子どもが遊ぶゲーム端末からは、クレジットカードの情報を削除しておきましょう。保護者のアカウントをログアウトしていても、メモ帳やクレジットカードのアプリが残っていると、情報を確認してゲーム課金されてしまうかもしれません。

ゲーム課金のトラブルを防止するためにも、カード番号やセキュリティコードなどが確認できるメモやアプリは事前に削除しておきましょう。

 

スクリーンタイムを設定する

スクリーンタイムは特定のアプリへの課金、アプリ内課金を制限する機能があります。また、アプリ内の課金以外にも使用時間の制限ができるため、子どもが長時間ゲームしてしまうのも防げるでしょう。

スクリーンタイムの設定は年齢やアプリごとに細かく設定が可能です。詳しくは下記の記事にスクリーンタイムの詳細についてまとめましたのでご覧ください。

スクリーンタイムとは?何ができる?小中学生の子供におすすめの設定方法を紹介

 

ペアレンタルコントロールを設定する

セキュリティソフトのなかには、ペアレンタルコントロールが利用できます。元々、ペアレンタルコントロールは端末ごとに設定できますが、セキュリティソフトではさらに細かく設定可能です。

たとえば、常時安全セキュリティ24は、子どもが使用している端末が手元になくても、リモートで設定が変更できます。子どもの使用状況に応じて、定期的に設定変更すれば、喧嘩にもならず親子でマネーリテラシーを育てる時間にもなります。

サイバー攻撃から家族分のスマホを守れる!複数台の端末を保護できるセキュリティサービス

 

まとめ

子どものゲーム課金トラブルを防止するには、子どもとお金の使い方について話し合いつつ、クレジットカード情報などの情報を削除するなどの対策が必要です。また、ペアレンタルコントロール機能を活用すると、ゲーム内課金や利用時間を制限できます。

常時安全セキュリティ24であれば、子どものスマホだけでなく保護者のスマホやタブレットなど、最大7台まで利用できます。セキュリティソフトとしても便利な機能が豊富なので、ぜひ活用してみてください。

※2024年5月時点の情報です

 

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