
スクリーンタイムとは?何ができる?小中学生の子供におすすめの設定方法を紹介
2024/02/26近年、小学校や中学校入学を機に、お子さんにスマホを持たせる家庭も増えてきました。しかし、インターネットには有害なコンテンツも多く、スマホ依存症が心配になるケースも少なくありません。そこで便利なのがスマホの標準機能に搭載されているスクリーンタイムです。
スクリーンタイムは、お子さまが健全にインターネットを利用できるようにさまざまな制限、設定ができる便利な機能です。
今回はスクリーンタイムの基本的な機能とともに、小中学生におすすめの設定について具体的に解説します。また、より安全にスマホが利用できるよう、セキュリティソフトについてもご紹介しますのでぜひ最後までご覧ください。
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スクリーンタイムとは
スクリーンタイムは、アプリの使用時間制限や有害コンテンツのフィルタリングができるスマホの標準機能です。お子さまが安心してインターネットコンテンツを利用するためにも、年齢に応じて設定しておくのがおすすめです。
ここからはスクリーンタイムの基本的な機能について、詳しく解説します。
子どもの健全なスマホ利用をサポートする機能
スクリーンタイムとは、アプリごとの使用時間を確認したり、有害サイトへのアクセスを防止したり、スマホの管理ができる機能です。保護者の方がお子さまのスマホ利用を監視しつつ、安全なインターネット利用をサポートするペアレンタルコントロールとして役目があります。
お子さまのスマホでスクリーンタイムを設定すると、スマホの使いすぎや、有害サイトへのアクセスもブロックしてくれます。
また、アプリ内の課金防止や、適正年齢以上のアプリも利用できなくなります。たとえば、スクリーンタイムで制限されている年齢以上のアプリをインストールしようとしても、アプリ検索自体に表示されません。
有害コンテンツやネット依存からお子さまを守るためにも、スマホを手渡す前にスクリーンタイムを設定しておくと安心でしょう。
スクリーンタイムの基本機能
iPhone、Androidスマホのどちらにもスクリーンタイムは搭載されていて、使える基本機能は下記の通りです。
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アプリの制限 |
インストールできるアプリが制限できる |
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購入・課金の制限 |
アプリの購入、アプリ内の課金を制限できる |
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コンテンツフィルタリング |
成人向けコンテンツなど、有害なコンテンツの閲覧を制限できる |
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使用時間の制限 |
スマホの使用時間を制限できる |
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アプリ使用時間の制限 |
アプリごとの使用時間を制限できる |
スクリーンタイムでは、年齢に合わせたアプリの制限や課金設定が可能です。年齢制限には「4歳・9歳・12歳・17歳」と段階的に設定できます。
また、アプリインストールやアプリ内の課金設定も制限できるため、知らない内に課金されてしまう心配もありません。
子どものスマホに設定は必要?
お子さまが安全にインターネットを利用するには、スクリーンタイムの設定が重要です。スクリーンタイムは近年話題となっているネット依存症防止にも役立ちますし、有害サイトにアクセスしてしまうリスクも軽減できます。
知らない間に課金額が増えてしまう心配もないため、お子さまにスマホを渡す際はスクリーンタイムを設定したうえで、使用ルールについて話し合うのがおすすめです。
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スクリーンタイムの設定方法
ここからはスクリーンタイムを設定する方法をご紹介します。
iPhone・Androidのスクリーンタイム設定方法
iPhoneとAndroidスマホのスクリーンタイムを設定する方法は以下の通りです。ここではスクリーンタイムの設定手順のみご紹介しますので、事前にファミリー共有の設定は済ませておきましょう。
【iPhoneの設定方法】
1.保護者のiPhoneの「設定」から「スクリーンタイム」をタップ
「これは子供用のiPhoneです」をタップし、休止時間など制限の設定を行う
2.すぐに設定できない場合は「あとで行う」をタップ
3.コンテンツとプライバシーの設定後「続ける」をタップし、ファミリーが追加されましたと表示されたら「完了」をタップ
【Androidの設定方法】
Androidスマホは機種によって設定方法が多少異なるため、一般的な操作手順をご紹介します。
1.「設定」を開き「Digital Wellbeingと保護者による使用制限」をタップ
2.その他アイコン︙から「データの表示」をタップ
3.「ダッシュボード」から使用制限したい項目をタップ
小中学生におすすめのスクリーンタイム設定
小学校や中学校入学を機にスマホデビューするなら、スクリーンタイムを事前に設定しておくのがおすすめです。年齢によっておすすめの制限設定は異なりますが、スマホの取り扱いに慣れるためにも最初は強めに制限しておいてもよいでしょう。
たとえば、下記のような設定がおすすめです。
アプリのインストール制限
インストールするアプリに制限をかけておくのがおすすめです。
小学生であれば、最初は9+に設定しておくとよいでしょう。
購入・課金制限
お子さまがむやみに有料アプリの購入・アプリ内の課金をしないよう制限しておくのがおすすめです。

成人コンテンツブロック
成人向けWebサイトへのアクセスをブロックします。

スマホの使用時間制限
各家庭でスマホの使用時間についてルールを決めて、休止時間を制限しておくのがおすすめです。

アプリの使用時間制限
長時間使用してしまいがちなゲームやSNSなど、アプリの使用時間を制限しておきましょう。ゲームは2時間、LINEは2時間とアプリやカテゴリーごとに設定が可能です。

スクリーンタイムの設定は、各家庭のルールによって異なります。スマホを使い始めてわくわくしているお子さまが有害コンテンツの被害に遭わないよう、事前にスマホの取り扱いルールについて決めておきましょう。
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より安全な利用にはセキュリティソフトの導入がおすすめ
iPhoneやAndroidスマホに搭載されている標準のスクリーンタイムで、有害サイトへのブロックや使用時間の制限は可能です。しかし、インターネットを利用中は、スクリーンタイムでは防げないフィッシングサイトやウイルスもあります。
ここからはお子様がより安全にインターネットを利用できるよう、スクリーンタイムとセキュリティソフトの違いや機能についてご紹介します。
標準スクリーンタイムとセキュリティソフトの違い
iPhoneやAndroidに搭載されている標準スクリーンタイムでは、コンテンツやプライバシーの設定が可能です。
不適切なコンテンツへのアクセスを年齢ごとに制限ができますが、スマホからでないと設定ができません。
また、セキュリティソフトのようにウイルス対策やフィッシングサイトへのアクセスブロックができないため、セキュリティ対策としては不十分です。
常時安全セキュリティ24のペアレンタルコントロール機能
まだインターネットリテラシーの低いお子さまには、スクリーンタイムとともにセキュリティソフトの導入が欠かせません。アプリやスマホの使用制限を柔軟に設定できる常時安全セキュリティ24なら、お子さまの年齢に合わせたルール決めがしやすいでしょう。
また、お子さまが安心してインターネットを利用できるよう、常時安全セキュリティ24では細かくフィルタリングが設定できるようになっています。
ペアレンタルコントロール機能でフィルタリングできるのは、下記の16コンテンツです。
・アダルトコンテンツ
・不穏な動き
・麻薬
・ギャンブル
・アルコール・タバコ
・違法
・違法ダウンロード
・暴力
・ヘイト
・武器
・出会い系
・ショッピングとオークション
・ストリーミングメディア
・ソーシャルネットワーク
・アノニマイザー
・不明
成人向けコンテンツや出会い系など、トラブルに発展しやすいコンテンツもペアレンタルコントロールでブロック可能です。基本的にすべてフィルタリングオンにしておいたほうが安心ですが、オフにもできます。
利用したいコンテンツがフィルタリングされてしまう場合は、お子さんとしっかりと話し合いながら設定を見直してみましょう。
スクリーンタイムを活用して安全にインターネットを利用しよう
スクリーンタイムは、お子さまが安全にインターネットを利用するために重要な設定です。スクリーンタイムを活用しながら、家庭でスマホやインターネットのルールについて学べば、インターネットリテラシーが身につきます。
お子さまがより安全にインターネットを利用するためには、セキュリティソフトの導入が欠かせません。ウイルス感染やフィッシング詐欺対策には、常時安全セキュリティ24のようなセキュリティソフトが必要です。
常時安全セキュリティ24はAV-TESTの「Best Protection Award」を10年で7度受賞している、世界に認められたアンチウイルス製品です。1契約で7台までインストール可能なため、家族のデバイスをまとめて対策できます。常時安全セキュリティ24のペアレンタルコントロール機能は、PCアプリからの遠隔操作や、細かいコンテンツフィルタリングが可能です。
セキュリティ対策もまとめてお子さまのスマホ利用をサポートするなら、常時安全セキュリティ24の導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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