
SSIDとはなに?どこで見る?Wi-Fiで確認する方法と変更方法をわかりやすく解説
2024/09/26初めて訪れた商業施設や、職場で新しいデバイスをWi-Fiにつなぐ際、必ず確認するのがSSIDです。普段はネットワーク名と記載されているケースが多く「SSIDのことはよくわからない…」と感じている方も多いのではないでしょうか。
本記事ではSSIDにどんな役割があるのか、確認方法と共にわかりやすく解説します。さらい設定しておきたいSSIDの設定も2つ手順付きで紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
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SSIDとは?何に必要?
SSIDとは、Wi-Fi接続する際に必要なネットワーク名のことです。カフェや商業施設のフリーWi-Fiを接続する際に、ネットワーク名としてSSIDが表示されているのを見かけた方もいるかもしれません。
ここからはSSIDにはどんな役割なのか、どんな種類、機能があるのか解説します。
Wi-Fi接続に必要なSSID
SSIDとは、Service Set Identifierの略称で、Wi-Fi接続するためのローカルネットワーク名です。最大32文字までの英数字で組み合わされた文字列で、Wi-Fi接続する際はSSIDが接続可能なネットワークとして表示されます。
デバイス(子機)をWi-Fi接続する際は、Wi-Fiルーター(親機)に設定されているSSIDにアクセスします、SSIDは出荷時にすでに設定されていますが、後から任意の文字列へ変更が可能です。
SSIDの種類
Wi-Fiには利用できる周波数があり、SSIDも周波数帯ごとに分かれます。たとえば、BUFFALO製のルーターを使用する場合、下記の様にSSIDが表示されます。
・2.4GHz帯:buffalo-2G〜
・5GHz帯:buffalo-5G〜
・6GHz帯:buffalo-6G〜
ルーター対応機種であっても、6Ghz帯に対応しているデバイスは少ないため、接続できるネットワークに表示されない可能性があります。Wi-Fiネットワークリストに6GHzが表示されない場合は、使用しているデバイスがWi-Fi-6Eに対応しているか確認してみましょう。
Wi-Fiの周波数2.4GHzと5GHzとの違い
SSIDに関係する機能
Wi-Fiルーターには、さまざまな機能が搭載されています。ここでSSIDに関係する主な機能を4つ解説します。
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バンドステアリング |
バンドステアリングは、異なる周波数帯で混雑していない帯域を判別して自動接続する機能です。この機能が搭載されている場合、2.4GHz帯の回線が混雑すると、自動で5GHzへ切り替わります。 |
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SSIDステルス |
SSIDステルスとは、SSID名がデバイスのネットワーク一覧に表示されないようにする機能です。SSID名を知っている人以外からのアクセスをブロックします。 |
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ANY接続拒否 |
ANY接続拒否は、電波状況の良いアクセスポイントに自動接続してくるデバイスをブロックする機能です。基本的にSSID名は表示されますが、機種によってはステルス機能も兼ね備えています。 |
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マルチSSID |
マルチSSIDは、一部のルーターにのみ搭載されている複数のSSIDが設定できる機能です。社員とゲストの接続Wi-Fiを分けたい場合など、ビジネスシーンで活躍します。 |
上記の機能以外にも、Wi-Fiルーターにはさまざまな機能が搭載されています。ルーター選びにも役立つので、気になる方はこちらの記事も確認してみてください。
Wi-Fiルーターを見直す際に知っておくべきおすすめ機能とは?
SSIDの確認方法
ここでSSIDを確認する方法を具体的に解説します。SSIDの主な確認方法は次の2つ。
1.デバイスからSSIDを見つける
2.ルーター本体に記載されているシールのSSIDを確認する
まずはデバイスからSSIDを見つける方法をチェックしていきましょう。
1.デバイスからSSIDを見つける方法
ステルス設定していなければ、SSIDはデバイスから見つけられます。ただし、OSによって確認方法が少々異なります。
ここからはPC、iOS、AndroidそれぞれのデバイスでSSIDを調べる方法を紹介します。
PCからSSIDを調べる方法
PCからSSIDを調べる際、WindowsやMacなどOSが異なる場合でもあまり変わりはありません。
【Macの場合】
1.デスクトップ上部にあるWi-Fiアイコンをクリック

2.接続中のSSIDが表示され、下部には接続できるSSID名が表示される

【Windowsの場合】
1.デスクトップ下部のタスクバーにあるWi-Fiアイコンをクリック

2.接続できるSSID名と共に、接続中のネットワークが強調表示される

iOSからSSIDを調べる方法
iPhoneやiPadなど、iOSからSSIDを調べる方法は下記の通りです。
1.「設定」アプリを開いて「Wi-Fi」をタップ

2.接続できるSSID名が表示され、接続中のSSIDの左横にチェックマークが表示される

AndroidからSSIDを調べる方法
Androidスマホ、タブレットからSSIDを調べる方法は、下記の通りです。
1.「設定」アプリを開く
2.「Wi-Fi」または「ネットワークとインターネット」をタップ
3.接続できるSSID名が表示され、接続中のSSIDの左横にチェックマークが表示される
ルーター本体に記載されているシールを確認する
ルーターを購入し、初めてWi-Fi接続する際は、ルーター本体に記載されている初期SSIDでWi-Fi接続が可能です。ルーターの側面や底面に記載されているシールには、Wi-Fi接続に必要な下記の情報が記載されています。
・SSID名
・パスワード(WEPキー)
ルーターに記載されているSSIDのパスワードは、メーカーによって「ネットワークキー」や「暗号化キー」、「PSK-AES」など、名称が異なります。
またルーター購入後にSSID名やパスワードを変更している場合は、設定画面にアクセスすると現在の設定が確認できます。設定画面へのアクセスが不安、面倒な方は、取扱説明書やキーワード管理ソフトなどにパスワードを記録しておくとよいでしょう。
覚えられないから…とパスワードの使い回しは危険! 想定されるリスクと対策方法
SSIDを変更・非表示にするには?
同じメーカーのルーターを使っていると、似たようなSSID名になってしまうため、接続時に混乱してしまう可能性があります。自宅のルーターだとすぐに認識できるようにするには、わかりやすいSSID名に変更するのがおすすめです。
ただし、わかりやすい名前にするといっても「◯◯家のWi-Fi」など、個人が特定できてしまうSSID名にするのはおすすめできません。
最後にSSIDを変更、非表示にする手順をご紹介します。
SSID名を変更する手順
SSID名を変更すると、家族が迷わずにデバイスをWi-Fiに接続しやすくなります。SSID名の変更方法はメーカーや機種によって異なりますが、基本的にはルーターの設定画面にアクセスして変更します。
ここではBUFFALO製ルーターのSSID名変更手順について紹介します。
1.ブラウザ(Google Chromeやedgeなど)で、ルーターに記載されているIPアドレスを入力(ルーターに記載が無い場合は(192.162.11.1)を入力)
2.ログイン画面が表示されたらユーザー名(初期値:root)とパスワード(初期値:空白)を入力する
3.「無線LAN」をクリック
4.無線LAN設定画面でSSID名を変更し、「設定」をクリック
5.現在接続されているWi-Fiが切断されるため、再度Wi-Fi設定を行う
参考:Wi-FiルーターのSSID名を変更する方法 | バッファロー
SSID名と共にパスワードも変更したい場合は、SSID名を変更する際に「パスワード(暗号キー)」の箇所も変更しておきましょう。別メーカーや上記の方法で変更できなかった場合は、ルーターの取り扱い説明書、またはメーカー公式HPで確認してみてください。
iPhoneのテザリングで表示される名前(SSID)を変える方法
SSIDを非表示にする方法
デバイスからSSIDを検索しないようにさせるには、SSIDのステルス設定を行いましょう。SSIDを非表示にするには「ANY設定を表示させない」設定にする必要があります。
先ほどと同じく、BUFFALO製のルーターでステルス設定する例をご紹介します。
1.ブラウザ(Google Chromeやedgeなど)で、ルーターに記載されているIPアドレスを入力(ルーターに記載が無い場合は(192.162.11.1)を入力)
2.ログイン画面が表示されたらユーザー名(初期値:admin)とパスワード(初期値:Password)を入力する
3.設定画面が表示されたら、「詳細設定」をクリック
4.「無線設定」→「2.4GHz」または「5GHz」をクリック
5.ANY接続「許可する」のチェックマークを外し、「設定」をクリック
6.ネットワークから該当のSSIDが表示されていないことを確認
参考:Wi-FiルーターのSSID(ネットワーク名)の存在を隠す方法(PC編)
SSID名の変更と同じく、メーカーや機種によって細かいステルス設定の方法は異なります。詳しくはルーターの取り扱い説明書、またはメーカー公式HPで確認してみてください。
また、ステルス設定したSSIDに接続する場合は、「他のネットワーク」をクリックしてSSID名、パスワードを入力します。一度接続すれば、今後は自動的に接続されますが、ステルス設定後はすべてのデバイスをWi-Fiに再接続しなければなりません。突然Wi-Fiがつながらない!と慌てないよう、ステルス設定したらすぐに再接続しましょう。
SSIDを非表示にして安全にWi-Fiを利用しよう!
SSIDは、初めてWi-Fi接続する際に必ず確認するネットワーク名のことです。一度接続すれば、自動でWi-Fiに接続されるため、頻繁に確認するものではありません。しかし、何らかのトラブルでWi-Fi接続できなくなった場合、設定を見直す必要があります。特にルーターなどが故障していないのにインターネットが遅いと感じる場合は、光回線自体の問題かもしれません。
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※2024年9月時点の情報です