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Microsoft Edgeとは?Internet Explorer(IE)との違いとEdgeへの移行方法を解説

2022/06/14

Windows10から導入されたブラウザMicrosoft Edge(マイクロソフト エッジ)の特徴と、これまでWindowsで採用されてきたInternet Explorer(IE)と機能面でどのような違いがあるのか解説します。

また、2022年6月15日でサポートが終了するIEからEdgeへの移行方法についても解説しますので、IEをメインに利用されている方は、ぜひ参考にしてください。

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Microsoft Edge(マイクロソフト エッジ)とは?

Windows10から標準ブラウザに変更されたMicrosoft Edge(マイクロソフト エッジ)の特徴について解説していきます。

 

ブラウザエンジン(HTMLレンダリングエンジン)

Webを表示するためのプログラムである「エンジン」はブラウザによって異なり、Microsoft Edgeのブラウザエンジンは以下を採用しています。

・Microsoft Edge(旧):EdgeHTML
・Microsoft Edge(新):Blink(Chromiumベース)
※Internet Explorerでは「Trident」エンジンを採用

 

MicrosoftはEdgeで使用していた独自のブラウザエンジンEdgeHTMLの開発を停止し、2020年1月から、GoogleのChromeが採用しているChromiumベースの「Blink」に切り替わり、さらに高速、かつ安全性が高まりました。

Chromium版Edgeとは|新しいMicrosoft Edgeを使うメリット

 

Microsoft Edge(マイクロソフト エッジ)の独自機能

Microsoft Edgeには、「Webノート」や「読み取りビュー」といった独自の機能が搭載されています。

「読み取りビュー」とは、Webページの広告を表示させず、元のレイアウトは関係なく文章と画像を読みやすく表示する機能です。文字サイズやフォント、背景色なども自由に設定できるため、ニュース記事などを読む時に役立ちます。

 

「Webノート」とは、Webページに手書きの線を書き込んだり、コメントを入力したりでき、Webページを自分のノートのように扱える機能です。

Webページを見ながら特定の文章に線を引いたり、文字を書き込んだりといったことが簡単にできます。

Webノートのようにタッチ操作で直感的な操作が完結できるようになったことは、Microsoft Edgeの大きな特徴となっています。

 

Internet Explorer(IE)との違いとは?

Windows 10以降のパソコンにもInternet Explorer(IE)はインストールされており、Microsoft Edgeと切り替えて利用することが可能ですが、具体的にどのような違いがあるか、解説していきます。

 

全般的なデザイン

立体的なデザインが採用されているInternet Explorer(IE) と比較すると、Microsoft Edgeはフラットデザインとなっています。アイコンやボタンといった要素を平面的にデザインすることでコントラストがはっきりし、ボタンなどが押しやすいという特徴があります。

また、Internet Explorer(IE)と比較するとMicrosoft Edgeのボタンやアドレスバーはタッチパネル操作を意識しているため、大きくデザインされています。

 

右クリック表示メニュー

Internet Explorer(IE)とMicrosoft Edgeでは、右クリックしたときに表示されるメニュー内容も大きく異なります。

Internet Explorer(IE)では右クリックに数多くの機能が表示されますが、Microsoft Edgeではブラウザ上の何もないところで右クリックすると「すべて選択」「印刷」の2つのみで、リンクがあるところで右クリックしても「新しいタブで開く」「新しいウィンドウで開く」「対象をファイルに保存」ほか、必要最小限のメニューのみ表示されます。

使用頻度が低めな項目が省かれているため、見た目にも使い勝手の面でもシンプルになっています。

 

印刷画面

Microsoft Edge では、Webページを印刷する際、1つの画面で印刷プレビューと印刷設定を確認できるため、設定(※印刷の向きなど)を変えた場合もすぐに確認できるので便利です。

 

ブラウザの設定画面

Internet Explorer(IE)ではメニューバーの「ツール」か、右上のツールボタン(歯車アイコン)から「インターネットオプション」を選び、ダイアログボックスでひとつずつ設定と手間がかかりますが、Microsoft Edgeでは右上の「…」ボタンから「設定」をクリックするだけで、設定項目の一覧が表示されます。

たとえば「テーマの選択」で色を選ぶ際、変更も即座に反映されるためすぐに確認でき、わざわざ閉じるボタンをクリックのような操作をしなくても、設定以外の場所を触ればウィンドウが自動的に閉じてくれます。

 

Microsoft Edge(マイクロソフト エッジ)への移行とお気に入り移行方法

Internet Explorer(IE)からMicrosoft Edgeへは以下の手順で移行できます。

1.利用中のInternet Explorerの右上にある「歯車マーク」→「Microsoft Edgeで開く」の順にクリックします。(Microsoft Edgeが自動で起動します。)

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2.新しく開いた画面の右上にある「・・・」→「設定」の順にクリックします。

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3.設定画面の「プロファイル」が選択されています。その中から「ブラウザデータのインポート」をクリックします。

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4.「インポートする項目を選択してください」をクリックします。

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5.「インポート元」を「Microsoft Internet Explorer」にセットして、下部の「インポート」をクリックします。「完了」と表示されれば、データのインポートは完了です。

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6.画面の右上にある「・・・」→「お気に入り」の順にクリックして、インポートしたお気に入りが入っていることを確認しましょう。

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7.最後に、Microsoft Edgeのアイコンを右クリックして、「タスクバーにピン止めする」をクリックします。今後は、画面の下にピン止めした「Edgeのアイコン」からMicrosoft Edgeのブラウザを起動できます。

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新Microsoft Edgeのスタートページとホーム設定を変更する方法

 

まとめ

Internet Explorer(IE)は2022年6月15日でサポートが終了します。

サポートが終了しても引き続きInternet Explorer(IE)は利用できますが、終了以後はアップデートが提供されなくなります。アップデートが提供されなくなると、利用できないサービスやサイトが増える、セキュリティに問題が起こる、動作不良が起こるといったリスクが生じるので注意が必要です。

アップデートも適宜行われているMicrosoft Edge(マイクロソフト エッジ)への移行を早めに進めましょう。

IEのサポート終了でどうなる?いつまで利用できる?代替手段とあわせて紹介

 

なお、ブラウザの移行方法で不安な方は、ニフティが提供する「@nifty まかせて365」でサポート可能となっていますので、ご利用をぜひご検討ください。

サービスの詳細や利用料金については、「@nifty まかせて365」ページでご確認ください。

※2022年6月時点の情報です。

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