iPhoneのバックアップに必要なiCloudストレージ容量はどのくらい?

2017/07/21

iPhoneを利用していて気になるのがバックアップに必要なiCloudの容量がどのくらいなのかということです。

バックアップと言っても重要なデータのみバックアップする人と、写真や動画まで丸っとバックアップしたい人、PCで作った書類をiPhoneやiPadで編集したい人など、同じiPhoneユーザーでもiCloudの使い方はさまざまです。

ストレージ容量は50GB、200GB、2TBと増やせますが、バックアップには何GB必要なのか見ていきましょう。

iCloudでバックアップできるデータ

iCloudはApple IDを使ってサインアップすることで、5GBまで無料で使うことができます。

バックアップできるのは以下のアプリです。

メール カレンダー Safari
連絡先 リマインダー Wallet
メモ ホーム Game Center
キーチェーン iPhoneを探す アルバム内の写真と動画)

加えて各種アプリの設定や作成したファイルやゲームのセーブデータなどのバックアップも可能です。ただしすべてのゲームデータが保存・復元できるわけではありません。

App Storeで購入したアプリやiTunes Storeで買った楽曲や動画、ブックなどのコンテンツもバックアップ可能ですが、大容量ファイルが丸ごとiCloud上にバックアップされるわけではなく、購入履歴として「保管」→「他のデバイスでダウンロードできる」という仕組みなので、ストレージ容量を気にする必要はありません。

Apple Musicのメンバーになっていれば、iCloudを介してiPadやiPod touch、PCなどのデバイスと楽曲を共有できるものの、CDなどから取り込んだ音楽データをバックアップする場合は、別途「iTunes Match」への登録が必要となります。

ちなみにiOS10.3以降、「設定」からiCloudの項目が消え、最上部にあるApple IDの管理項目から設定が可能になりました。空き容量の確認やバックアップ設定はこちらで行います。

iPhoneをiCloudにバックアップするには50GBの容量が安心

バックアップできるデータの中で、特にファイル容量が大きいのは写真(動画)と書類です。筆者の場合はインタビュー時に録音した音声データもストレージ領域を圧迫していますが、それでもiPhone単体で使うバックアップ総容量はたかが知れています。添付ファイル付きのメッセージを頻繁にやりとりする人はメールの使用容量も膨らみますが、マメに整理していれば、5GB内に収めることも可能です。

とはいえ、最近では画像の画質も良くなり、動画を撮る人も増えていることから5GBでは足りないという人が多いはず。バックアップを取るには50GBの容量があると安心です。

まずは「設定」→最上部のApple ID→「iCloud」で使用容量を確認。さらにグラフ部分をタップし「ストレージ管理」を選択するとカテゴリごとの具体的な容量を見ることができます。空き容量に余裕があれば、5GBのままでOKですが、1ランク上の「50GB ストレージプラン」に変えたとしても、月々の使用量はたったの130円(税込)です。ストレージ容量が残りわずかという人は、安全策としてのアップグレードがおすすめです。

iPhoneのiCloudストレージ容量を減らして空き容量を増やす方法

複数のデバイスでデータを共有するなら

iCloudを介して複数のデバイスを同期させておけば、いつでもどこでもファイルにアクセスすることができます。たとえば、PCで作ったプレゼン資料をiPadで開いたり、iPhoneで撮影した写真PC上で編集することも可能です。

PCで作成したファイルをiPhoneで開くときは、「iCloud Drive」を使う(上記iCloud設定で「iCloud Drive」をオンにしておく)。PC側のフォルダ管理さえしておけば、JPEGなどの画像はもちろん、PDFやExcelファイル、Wordのドキュメントまで、いつでも手軽に取り出せるので、仕事の効率もアップします。

iPhoneで撮影した「.HEIC」形式の写真を「.JPG」形式に変換する方法

ちなみに筆者はiPhoneとMacBook Air、iMac、iPadを同じApple IDで同期し、画像やテキスト、表計算など、進行中の案件のデータを「50GB ストレージプラン」で管理。iMacとMacBook Airに関しては、デスクトップや書類フォルダをiCloud Driveに自動バックアップするよう設定しています。

仕事柄、動画や印刷用画像も扱うものの、月に1度程度はデスクトップフォルダを整理し、外付けHDDに移してしまうので、50GBのストレージ容量で足りないと感じたことはありません。

ストレージプランは、5GB(無料)、50GB(月額130円/税込)、200GB(月額400円/税込)、2TB(月額1,300円/税込)の4種類があります。たくさんの動画を管理したり、iTunes Matchを使って楽曲を同期する人ならば、200GBくらいにしてもいいかもしれないし、2TBにアップグレードして家族と共有しながら、より多くのデータをストレージ上で管理するというものひとつです。

iCloudストレージのアップグレードは、iPhoneから行える。「設定」→「Apple ID」→「iCloud」→「容量」→「ストレージプランを変更」で希望のプランを選ぶだけと、やり方も簡単です。自分の用途に合わせてストレージプランを選んでみてください。

※記事内容は2017年7月現在の情報を基に作成

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