【保存版】防災アプリ&サイトおすすめ5選 ニュースから河川情報までスマホで対策

2020/01/08

頻発する大地震に、度重なる豪雨災害や大型台風。

今や世界有数の自然災害国とも言われる日本では、防災対策が不可欠です。

そんなときに役立つのが、スマホによる防災アプリの活用。肌身離さず持ち歩くスマホならではの防災対策を考え、突然やってくる“万が一”に備えましょう。

災害が起きる前に知っておきたい災害時の情報収集についてはこちらの記事もチェックしてみてください。

▶災害時に情報収集をする方法|事前の備えとできることも解説

◆1:定番の総合防災アプリ「NHKニュース・防災」

防災対策では、災害情報をいち早くキャッチし、かつ総合的な目線で状況を判断することが重要です。そこで、もっとも身近な情報ツール、スマホの有効活用を考えましょう。

まずは、総合防災ニュース系アプリの定番「NHKニュース・防災」

NHK(テレビ)災害報道のアプリ版ともいえる位置づけですが、各地方局のローカル情報が数多く盛り込まれ、総合的な情報量では他メディアを圧倒する一面もあります。

全国各地にネットワークを持つNHKならではの強みが存分に生かされたアプリ、とも言えそうです。

動画やライブ映像も豊富で、数値だけでは見えづらい災害状況が、ひと目でわかることもポイント。被災の現状を確認し、“自分が何をすべきなのか”を、多角的な視野で判断させてくれるアプリでしょう。

各種警報や注意報、避難情報などは、GPS連動・現在地+指定地域の3カ所でチェック可能。後述の「Yahoo!防災速報」と併用すれば、重要な災害情報を見逃すことはないはずです。

◆2:必要な災害情報を速やかに通知してくれる「Yahoo!防災速報」

「Yahoo!防災速報」は、“防災速報”の名称通り、地震、津波、豪雨、土砂災害などの情報をプッシュ通知で伝えてくれるアプリ。公の機関や自治体が発する注意報・警報を、速やかに把握できます。

同時に、地震発生後の津波予測、ゲリラ豪雨が迫る注意喚起などを、事前準備の観点から幅広く伝えてくれるアプリでもあります。

例えば「豪雨予報」なら、通知条件を「20mm/h以上」「30mm/h以上」「50mm/h以上」「80mm/h以上」の雨量予測で設定可能。「*時*分頃に*mm/hの豪雨」などと知らせてくれ、突然のゲリラ豪雨に備えられます。

地震は「震度3以上」「震度4以上」「震度5弱以上」を、“揺れる前”(緊急地震速報)と“揺れた後”(地震情報)で個別に設定できます。必要に応じて多様な情報通知が可能な点は、本アプリらしい使い勝手の良さでしょう。

通知の音量、マナーモードや時間帯によって通知音を鳴らすかどうか、情報エリアが“全国”か“指定地域だけ”かなども、災害の種類や条件ごとに細かく設定が可能。情報エリアは、現在地(GPS連動)+指定した3地域(自治体単位)の計4カ所を登録できます。

通知内容は

・避難情報
・地震
・津波予報
・大雨危険度
・豪雨予報
・土砂災害
・河川洪水
・気象警報
・熱中症情報
・火山情報
・国民保護情報
・防犯情報
・自治体からの緊急情報

など多岐にわたり、ほぼすべての災害情報を網羅。聞き慣れない「国民保護情報」は「外部からの武力攻撃や大規模なテロ」のことで、北朝鮮のミサイル発射も通知してくれます。

◆3:避難情報に特化したアプリ「防災情報 全国避難所ガイド」

災害情報の確認後は、必要に応じて避難を考えなければなりません。避難情報に特化したアプリ「防災情報 全国避難所ガイド」も、インストールしておいて損はないでしょう。

同アプリでは、GPSと連動した現在地周辺の避難所をマップ上に表示。土地勘がない出先で災害に遭遇しても、最寄りの避難所がすぐにわかります。避難所までの距離や、避難所の画像などが確認できるので、不慣れな場所でも迷うことはないはず。

大規模公園などの避難場所や、高台に設置された津波避難施設、浸水想定区域や土砂災害警戒区域を示したハザードマップも表示され、避難ルートの確認に役立ちます。

また、現在地の受信後、オフライン状態で表示を続けてくれる点も防災アプリならでは。

安否情報の登録・確認機能も実装されているため、家族や友人との相互利用で、さらに活用の幅が広がりそうです。

◆4:被災時の安否確認に役立つ「goo防災アプリ」

安否確認を目的としたシンプルな防災アプリもあります。メール、SNS、「J-anpi」と3種類の安否確認を利用できる「goo防災アプリ」は、通信状況が良くない環境での安否確認に役立ちます。

独自機能のメールは、「**(名前)は無事です」「**にいます」「**へ向かいます」といった安否確認・集合場所などの連絡を、定型フォーマットのチェックだけで送信可能。文章入力の手間が不要なため、被災時でも素早くメールを送ることができます。

集合場所の「**」は、現在地(地図も自動挿入)、自宅、学校・会社、その他の場所から選択。現在地以外の場所は、事前に登録しておけばOK。

また、自治体や通信キャリア各社、報道機関の災害伝言板情報を一括検索・登録できる、「J-anpi」にも対応。オフラインで避難所を表示してくれる防災マップ機能など、被災時の利用に特化したアプリとなっています。

◆5:豪雨による河川の氾濫は「川の防災情報」でチェック

豪雨災害は頻発する近年は、“川の情報”に関する重要性も増しています。

そこで覚えておきたいサイトが、国土交通省による「川の防災情報」。アプリではありませんが、スマホ用サイトも用意されているのでブックマークしておきましょう。

同サイトをチェックすれば、水位や雨量、各観測所の水位変化から警報や予知まで、河川の情報はすべてわかるといっても過言ではありません。

もっとも気になる河川の水位は数値だけでなく、

・「氾濫危険水位」(赤色)
・「避難判断水位」(橙色)
・「氾濫注意水位」(黄色)
・「水防団待機水位」(緑色)

の4段階で表示してくれます。色別表示なので、危険度は一目瞭然です。

「避難判断水位」(橙色)なら避難準備、「氾濫危険水位」(赤色)なら即座に避難を。「氾濫注意水位」(黄色)に達したら、前述した他アプリで避難所や避難ルート、ハザードマップの確認などをお忘れなく!

なお、ドコモやau、ソフトバンクでは、緊急地震速報、防災情報、Jアラートといった情報が配信されますが、格安スマホは対応していないため受信できません。

ただ、格安スマホが災害対策に弱い……というのは過去の話。今回紹介したアプリやサイトは、いずれも格安スマホでも利用が可能ですので、活用することで災害対策を行えます。これは大きなポイントですね。

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※記事内容は2019年12月現在の情報を基に作成。

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