
Googleマップをオフラインで使う方法│防災に使えるアプリおすすめ
2025/09/01Google マップがオフラインでも使えるのはご存知ですか?
近年、地震や集中豪雨による災害によって帰宅困難になるケースも多く、インターネットが接続しにくくなることも増えました。特に首都圏では交通機関が麻痺すると混雑によりさらに通信環境が悪くなるため、自宅までの道のりを確認するのも困難になります。
そこで、今回はGoogle マップをオフラインで使うメリットと共に、オフラインマップデータのダウンロード方法について具体的に解説します。
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防災対策にもなるGoogleマップ
Googleマップはネット環境がない状態でも使える地図アプリです。特定の地域、場所のオフラインマップをダウンロードすれば、外出先の地図も確認できます。近年、線状降水帯による水害や地震による災害が深刻化しているため、防災対策としてGoogleマップを使用している方も増えています。
ここからは防災対策に役立つGoogle マップについて確認しておきましょう。
災害時や旅先で便利なGoogleのオフラインマップ
Google マップは、普段から目的地までのルート検索やカーナビとして利用されている方も多い地図アプリです。
一般的な地図アプリと同じく、インターネットに接続して現在地から目的地までの最適なルートを提案してくれます。事前にオフラインマップデータをダウンロードしておけば、インターネットに接続しなくても範囲内のルート検索が可能です。
オフラインマップデータがあれば、自宅や職場、学校など生活圏以外にも、旅先など土地勘のない場所の地図を確認できます。見知らぬ場所でもオフライン状況下で避難所までのルートが確認できるようになるため、いざというときに役立ちます。
Googleマップをオフラインで使うメリット
Googleマップをオフラインで使うメリットは、次の3つです。
1.大規模災害時に避難場所が確認できる
2.オフラインでも地図が確認できる
3.バッテリーの節約につながる
豪雨や地震など、大規模災害が発生した場合は、インターネットが接続しにくくなる可能性が高いです。オフラインマップデータをダウンロードしておくと、いざというときにGoogle マップで避難場所の確認ができます。GPS機能はインターネットがなくても利用できるため、オフラインで現在地付近の地図が確認できるのもメリットでしょう。
また、データ通信のためにバッテリーを消費せずに済むので、避難時の電池節約につながるのも安心できるポイントです。
Google マップをオフラインで使う方法
ここからはGoogleマップをオフラインで使う方法を具体的に解説します。オフラインでGoogleマップを使う際の注意点についてもここで確認しておきましょう。
該当地域のオフラインマップをダウンロードする
利用環境によって多少操作方法が異なりますが、基本的な手順はあまり変わりません。ここではiPhoneを使ったGoogleマップのオフライン地図のダウンロード方法をご紹介します。
1.スマホでGoogleマップアプリを開く
2.オフラインマップをダウンロードしたい地域を住所または名称で検索

3.画面下部の住所または場所の名前をタップし、その他アイコン→「⋮」→「オフラインマップをダウンロード」をタップ

オフラインマップをダウンロード後は、電波が通じにくい場所でもいつも通り地図が確認できます。オフラインマップ内に目的地がある場合は、ルート案内も使用可能です。複数のオフラインマップデータをダウンロードする場合は、わかりやすいようにマップ名を編集しておくとよいでしょう。
1.Googleアカウント→「オフラインマップ」をタップ

2.ダウンロードした地図から名前を変更したいデータの「…」をタップ

3.右上の鉛筆アイコンから名称を変更

Googleマップをオフラインで使う際の注意点
Googleマップをオフラインで使う際、次の3つの注意点があります。
1.ダウンロードデータの有効期限がある
2.公共交通機関・自転車・徒歩など、経路の表示ができない
3.マップデータのダウンロードにデータ容量が必要
Googleマップのオフラインマップには有効期限があり、期限が切れると閲覧できません。期限が切れる15日前になると、Wi-Fi接続した際に自動更新がされるので、定期的に更新しておきましょう。
オフラインマップではルート表示ができても、公共交通機関や徒歩での経路検索はできません。近隣の交通情報の把握がマップ上でできないため、別の方法で情報を取得する必要があります。
また、オフラインマップデータをダウンロードするには、スマホにある程度空き容量が必要です。ダウンロードするマップによって容量は異なりますが、500MB前後空けておくとよいでしょう。
Google マップ以外の防災対策とは?
Google マップでオフライン地図データをダウンロードする以外にも、さまざまな防災対策があります。ここからは簡単にできる防災対策を3つご紹介します。
ハザードマップを確認する
どのような危険があるのか把握するためにも、自宅や職場、学校など、普段よくいく場所のハザードマップを確認しておきましょう。
ハザードマップには、豪雨時に浸水しやすい地域や、土砂崩れの危険性が高い場所など、地域ごとのリスクがマップ上にプロットされています。
避難経路を確認したり、家族と合流する避難場所を決めたり、ハザードマップを確認するのも防災対策には必要です。
ハザードマップは、各自治体の公式サイトまたは国土地理院が運営している「ハザードマップポータルサイト」で確認できます。ハザードマップポータルサイトは、さまざまなリスク情報が確認できるだけでなく、画像などで保存できるので、ぜひ活用してみてください。
ハザードマップとは?見方や使い方を簡単に分かりやすく解説
災害情報を得る環境を整える
被災してしまった場合は、安全に避難するためにも近隣の災害情報の確認が欠かせません。
スマホは避難後も連絡手段として重要なツールになるため、ラジオやテレビなど複数の方法で状況を把握する環境を整えることが重要です。避難後も情報をキャッチできるよう、可能であればタブレットにも防災アプリやサイトをお気に入りに追加しておくとよいでしょう。
防災アプリやサイトは、自治体が随時更新しているので、状況を確認しつつ安全に避難する準備をしてください。
災害時、災害前にスマホのサイトやアプリで情報収集をする方法を解説
防災グッズなどの見直しをする
普段からできる防災対策として定期的に行っておきたいのが、防災グッズの見直しです。地震やゲリラ豪雨は突然起こるため、日頃から備えておくとよいでしょう。
特に飲食物は災害時に手に入りにくくなるため、ローリングストックとして準備しておくのがおすすめです。
防災グッズは緊急持ち出し用と、自宅で災害が落ち着くまで過ごす用と分けて用意します。また、防災グッズの見直しは家族全員で行い、避難経路等もあわせて確認しておくと防災意識も高まるので試してみてください。
災害が起こる前にできること│準備しておきたい防災セットと事前の備え
Google マップをオフラインで使えるようにしておこう!
いざというときのためにも、防災グッズの見直しや情報アプリのダウンロードなど、日頃から防災意識を高めておくのがおすすめです。避難が必要になったときに安全な避難経路を確認するためにも、Googleマップをオフラインで使えるようにしておきましょう。
Googleマップの操作やオフライン地図データのダウンロード方法がわからない場合は、サポートサービスを利用するのがおすすめです。@nifty まかせて365ならリモートで操作をサポートしてもらえるため、スマホ操作に慣れていない方でも心配ありません。Googleマップの操作に悩んだら、ぜひ一度ご相談ください。
※2025年9月時点の情報です