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Wi-Fi Analyzerとは?Wi-Fi分析アプリの使い方と通信速度を改善する方法

2021/03/15

Wi-Fiの電波強度を分析するWi-Fi Analyzerについて解説していきます。

電波強度の見方やWi-Fi Analyzerを使った計測、結果を元に通信速度を改善する方法もアプリを使いながら紹介します。

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Wi-Fi Analyzer(アナライザー)とは?

「Wi-Fi Analyzer(アナライザー)」は、Wi-Fiの電波強度を可視化できるサービスです。

Wi-Fiをはじめとする無線LANは、モバイルルーターなどから電波を飛ばし、スマホやパソコンといった端末で受信することでインターネットに接続しています。

いくら回線や端末のスペックが高くても、電波が弱ければ通信速度が上がりません。

特に意識せず無線ルーターやモバイルルーターを使っている場合、実は電波強度が弱く、ネット回線が備えているスペックを引き出せていないこともあります。

電波強度に影響を及ぼす要素としては主に以下のものが挙げられます。

 ・ルーターとの距離
 ・ルーターと受信端末間の障害物
 ・他の家電との電波干渉

当然ながらルーターとの距離が遠かったり、間に壁やドアといった障害物があったりすると電波は弱まります。

また、電子レンジなどの家電の影響で電波干渉を引き起こす可能性も考えられます。

Wi-Fiの電波干渉とは?影響がある家電と対策を解説

 

そこで、Wi-Fi Analyzerを使って電波強度を可視化し、家のどこで電波が弱くなるのか、電波が弱い原因は何なのかを把握して、通信速度の改善方法を検討します。

 

電波強度の見方

Wi-Fi Analyzerで可視化できる電波強度は「dBm」という単位で表示されます。

この数値は0から−100までで表示され、数値が大きいほど電波が強いと定義されています。

ちなみに電波強度ごとのネット回線の状態としては以下のようになります。

 ・−30dBm〜−50dBm:優良
 ・−50dBm〜−80dBm:良好または使用上問題なし
 ・−80dBm〜−100dBm:不良

一般的に−70dBm程度の電波強度があれば、快適にネットを利用することができます。

電波強度を計測する際の目安として参考にしてみてください。

 

Wi-Fi Analyzerの使い方

Wi-Fi Analyzerの使い方について解説していきます。

実際にAndroidアプリ版の「Wi-Fi Analyzer」を使ってモバイルルーターの電波強度を計測して、自宅のネット環境を可視化してみたので、その結果も紹介します。

①Android版「Wi-Fi Analyzer」を使ってみた

アプリ版「Wi-Fi Analyzer」をダウンロードして、起動すると受信可能なWi-Fiの電波強度が表示されます。

表示方法にも種類があり、「チャンネル」「時間」「メーター」など、さまざまな表示に変えられます。

実際に自宅の各場所でモバイルルーターの電波強度を計測してみると以下のようになりました。

計測場所

電波強度

モバイルルーターのすぐ近く

−62dBm

モバイルルーターと同部屋で2mほど離れた場所

−73dBm

部屋の入り口(ドアを閉めて外に出る)

−86dBm

部屋から離れたリビング

−90dBm

 

上記の結果からもわかるように、モバイルルーターのある部屋の中であれば問題なく電波が届いていることがわかります。

しかし、部屋から出てモバイルルーターから離れると、一気に電波強度が弱くなり、ネットの利用に問題が生じます。

この結果については、体感レベルとそこまで違いはありませんでした。

確かに、スマホを持って部屋から出るとWi-Fiが途切れることあり、モバイルルーターとの距離が離れて電波が弱くなっていたことが今回改めて判明しました。

 

このようにWi-Fi Analyzerを起動させて、自宅のさまざまな場所で電波強度を計測すると、どの場所で電波が強い/弱いのかが明らかとなります。

 

②iOS版アプリにも対応

Wi-Fi Analyzerは、Android版だけでなく、iOS版アプリもあります。

例えば、「Wi-Fiミレル」というアプリを使用すると、電波強度の測定だけでなく、家の間取りに合わせて、各部屋の電波強度をマッピングすることができます。

一目で電波が強いところと弱いところが確認できるので、ネット環境の改善に繋げられます。

 

Wi-Fi Analyzer結果によるWi-Fiの改善方法

Wi-Fi Analyzerで電波強度を計測するだけでは意味がありません。

重要なのはWi-Fi分析を行った上で、どのように電波環境を改善するかです。

ここでは、Wi-Fi Analyzerの結果を元にした改善方法について解説していきます。

 

①ルーターの置き場所を変えてみる

Wi-Fi Analyzerによる電波強度を計測した上で、モバイルルーターや無線ルーターの置き場所を見直してみましょう。

Wi-Fiの電波は距離や障害物の影響を受けるため、置き場所を変えるだけで電波を強くすることができるかもしれません。

部屋の隅や障害物で遮られている場所にルーターを置いている場合は、障害物を取り除いたり、自分のいる場所から目で確認できる場所に置くなど工夫してみましょう。

Wi-Fiルーターの置き場所はどこが良い?最適な設置場所を解説

 

②周波数帯やチャンネルを変更する

電波強度が弱い原因に周波数帯やチャンネルの特性が関係している可能性も考えらえます。

Wi-Fiでは主に「2.4GHz」と「5GHz」の2つの周波数が使われており、それぞれ特性が異なります。

周波数帯

メリット

デメリット

2.4GHz

距離や障害物に強い

電波干渉を起こしやすい

5GHz

通信速度に優れる

電波干渉を起こさない

障害物に弱い

 

Wi-Fiの周波数2.4GHzと5GHzとの違い

 

このような特徴があるため、部屋から出るとWi-Fiが途切れるという方は、障害物に弱い5GHzの周波数帯を使用しているのかもしれません。

ルーターの設定から使用する周波数帯を切り替えて、電波環境を改善してみましょう。

また、Wi-Fi Analyzerではチャンネルごとの電波強度も計測することができます。

計測によって最も電波強度の強いチャンネルが把握できたら、ルーターの設定を変えて改善してみましょう。

 

③Wi-Fiの中継機を使う

ルーターの置き場所を大きく変えることができず、部屋を移動するとWi-Fiが途切れてしまう場合には、中継機の使用がおすすめです。

中継機はWi-Fiの電波を中継して受信端末まで届けてくれるので、ルーターからの距離が離れている場合や、部屋の外などの電波を補強してくれます。

家族で1つのルーターを使用する場合には、各部屋に電波を届けるために中継機の使用を検討してみてください。

Wi-Fiルーターの中継器とは|役割やメリット・選び方まで解説

 

④通信環境が改善されないなら光回線の乗り換えも

Wi-Fi分析をしながら電波強度の改善を試みても一向に解決しない場合は、光回線の@nifty光への乗り換えをおすすめします。

@nifty光光コラボの1つでフレッツ光と同じ回線設備を使用しているため、上り下り最大1Gbpsの高速通信が利用できます。

さらに、時間帯などの影響を受けず安定した通信が利用できるIPv6にも対応しているほか、IPv6対応の高性能Wi-Fiルーターが最大25カ月無料でレンタルできる特典も用意されているため、自宅のWi-Fi環境の改善が見込めます。

 

キャッシュバックなどの特典も豊富なので、今お使いのネット回線の電波強度が改善できない場合は、ぜひ乗り換えをご検討ください。

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※2021年3月時点の情報です。
※本文中に記載されている回線速度は理論値です。必ずしもこの速度が保証されているものではなく、お客様の通信環境や接続の時間帯などによっては、思うように速度が出ない場合や接続が不安定な場合があります。

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