
ラニーニャ現象とは│はなぜ起こる?今年2022年の冬日本はどうなる?
2022/12/082022年の冬はラニーニャ現象の影響で厳しい寒さになることが報じられています。
本記事ではラニーニャ現象のメカニズムや日本への影響、雪害への対策について詳しく解説していきます。豪雪地域にお住まいの方だけでなく、積雪 に慣れていない 地域の方も突然の積雪に備えてチェックしてみてください。
アンテナ不要の光テレビはこちら
ラニーニャ現象とは
ラニーニャ現象は、太平洋赤道域の日付変更線付近からペルー沖にかけての海面水温が基準値よりも0.5度「低く」なる状態が1年程度続く現象です。
数年おきに発生する自然現象でもあり、世界中の天候に影響を及ぼすと言われています。日本でも「ラニーニャ現象の影響で…」といった内容の報道がなされているのをご覧になった方も多いはずです。
では、そんなラニーニャ現象についてもう少し詳しく見ていきましょう。
ラニーニャ現象とエルニーニョ現象の違い
ラニーニャ現象と並んでエルニーニョ現象というフレーズもニュースでよく見られますよね。
エルニーニョ現象は、ラニーニャ現象とは逆で太平洋赤道域の日付変更線付近からペルー沖にかけての海面水温が基準値よりも0.5度以上「高く」なる現象です。
それぞれの現象は数年おきに交互に発生すると言われています。
出典:気象庁ホームページ
ラニーニャ現象の起こる理由
ラニーニャ現象の主な原因としては、太平洋熱帯域で吹いている貿易風が関わっています。
貿易風(東風)の勢力が拡大して、風が強まることで暖かい海水がインド洋から太平洋熱帯域西部にかけて蓄積します。
その影響で太平洋東部からペルー沖にかけてでは、深海から冷水が引き上げられ、海面水温が下がります。
エルニーニョ現象のときは、貿易風の勢力が弱まっているため暖水が残ったままとなり、海面の水温が上がります。
過去に発生したラニーニャ現象
直近で発生したラニーニャ現象としては以下の通りです。
・2020年夏〜2021年春
・2017年秋〜2018年春
・2016年夏〜2017年春
では、それぞれでどのような気候現象が起きたのか見ていきましょう。
2020年夏〜2021年春
2020年初冬から国内を中心に数年に1度の最大規模の大寒波が襲来しました。
総降雪量が200センチを超えた地点がいくつかあり、各地で記録的な大雪を観測しました。
2021年1月から2月にかけては、北日本および西日本の日本海側を中心に記録的な大厳冬となりました。
2017年秋〜2018年春
この時期の日本の平均気温は約1度低くなり、冬の積雪は平年よりもかなり多くなり、全国規模の寒冬となりました。
2016年夏〜2017年春
2016年には8月に北海道を中心とした大雨・豪雨が発生しました。
さらに、北日本では平年よりも7日〜10日早い初雪を観測し、関東甲信越では54年ぶりに11月の初雪を観測しました。
また、2017年1月から2月にかけて国内外で10数年に1度の大寒波が襲来しました。
ラニーニャ現象による日本への影響は?
ラニーニャ現象が発生すると日本では特に厳しい寒さの冬になる傾向にあります。
12月から1月までの時期は特に厳しい寒さになると考えられており、その上冬が長くなる傾向にあるとも言われています。
日本海側では平年よりも雪が多くなる可能性が高くなります。
ラニーニャ現象による雪害の被害を抑えるための対策
2022年冬についても日本ではラニーニャ現象の影響を受けると報道されています。
平年と比べて寒さが厳しく、雪が多くなる冬になることが予想されるため、雪害の被害についても対策をしなければなりません。
雪害には「除雪中の事故」や「車や歩行者による雪道での事故」「レジャー中の事故」などが挙げられます。
雪の多い地域だけではないので、事前に冬に向けた対策をしておきましょう。
定期的な除雪作業を行う
家屋の倒壊を引き起こす原因となるため、定期的な除雪が必要となります。
ただし、除雪作業中の事故も多いため、天候や作業環境などについても確認が必要です。
特に、よく晴れた日に除雪を行うと、雪が解けて足を滑らせてしまい転落などの事故が起きてしまいます。
そのため、事故が起きたときでも対応ができるよう、2人以上で作業を行うようにしましょう。
大雪の際の外出は控える
大雪の際に外出をすると転倒事故などが起きる可能性があります。
不要不急の外出は避けた方がいいでしょう。
どうしても外出が必要な場合は、雪が落ちてくる可能性があるため屋根の下を歩くのは避けてください。
路面が凍結して滑りやすくなっていることもあるため、雪道を歩く練習をある程度しておいた方がいいでしょう。
スタッドレスタイヤを使用する
車を運転する際は必ずスタッドレスタイヤに履き替えておきましょう。
もちろん車の運転はできるだけ避けた方がいいのですが、運転をする場合は最大限の注意が必要です。
路面やタイヤの状況を意識しながら、丁寧な運転を心がけてください。
防災グッズを確認しておく
雪害によって交通機関が乱れたり、物流がマヒして食品などが手に入らなかったりする事態が生じる可能性があります。
外出すら難しく家の中で過ごさなければならない事態も想定されるので、改めて防災グッズの確認をしておきましょう。
3日〜1週間分の食料・飲料を準備して防寒対策ができるものなどを用意してください。
【冬の災害】雪害に備えた8つの対策と雪害事例を解説
雪の影響を受けにくい光テレビを導入する
大雪による電波不安定状態になり、情報が必要な時に限って、テレビの映りが悪くなることがあります。
アンテナ設備の必要がない光テレビは、光ファイバーによって放送を受信するので、大雨や台風の影響を受けにくく、天候に関わらず、安定して情報を得ることができます。
ニフティでも日常利用もできる光テレビサービス「@nifty光テレビ」を提供しているので、雪害など自然災害対策のひとつに導入をご検討ください。
暖房費が上がるので節電をする
ラニーニャ現象によって寒さの厳しい冬が訪れるため、暖房器具の使用時間が長くなって電気代が上がる可能性があります。
すぐできるおすすめの節電方法は以下の通りです。
・不使用時にコンセントを抜く
・省電力モードで家電を使う
・電気の契約プランを見直す
・冷蔵庫の開閉回数を少なく+時間を短くする
・エアコンを自動運転モードで使用する
詳しい節電方法はこちらの記事でご確認ください。
2022冬節電要請開始│いつまで?誰でもすぐできる節電・節約方法を紹介
また、節電に加えて固定費を見直す方法もあります。
家計費で一度見直せば長く節約効果が得られる固定費の中でも節約しやすいと言われているのが、スマホやインターネットなどの通信費です。
ニフティが運営するポイントサイト「ニフティポイントクラブ」で貯めたポイントは、ニフティが提供するインターネット回線の利用料金へ充当(相殺)できる@nifty使用権へ1.5倍に増量されて交換できるため、効率的にインターネット料金を節約することができます。
相次ぐ値上げやエネルギーの高騰に加えて冬場の暖房費など支出が増える中、さまざまな角度から光熱費を含む家計費を見直してみてはいかがでしょうか。
※2022年11月時点の情報です。
※@nifty 使用権について