
iOS12で搭載された「スクリーンタイム」機能でiPhoneの使いすぎを防ぐ方法
2018/12/25◆iPhone本体の利用を制限する設定方法
スクリーンタイム機能は、iPhoneのどのアプリで何をどのぐらいの時間使ったかを知れて、各アプリの利用時間を制限したり、iPhoneを使わない時間などを設定したりできます。つまり、この機能を使えばiPhoneの使いすぎ対策を行えます。子どもがいる方はもちろん、自己管理としても活用できます。
スクリーンタイムは「設定」から起動できますが、デフォルトでは何をどう使ったかのレポート機能だけが有効になっている状態です。
まずは、iPhone本体の休止時間を設定する手順です。休止に設定した時間帯では、通話とあらかじめ許可した一部のアプリしか使えません。使いすぎを防ぐのに有効。
・「休止時間」をタップし開始と終了の時刻を設定
設定した時間が近付くと、「休止時間の開始まであと5分です」という通知が表示されます。
◆アプリに利用時間制限をかける設定方法
続いてはインストールされているアプリごとに使う時間を制限する方法。この項目では、1日におけるアプリの上限時間を決めることができます。(1)「App使用時間の制限」→「制限を追加」の順にタップ
(2)SNSやゲームなどカテゴリから制限したいアプリを選択。一度に複数設定することも可能
(3)「追加」をタップし時間設定画面は移行し時間を決定。このとき「曜日別に設定」から各曜日で違う時間の設定も可能
ここで、先ほど説明したiPhoneを使わないと定めた時間の間でも、利用する可能性が存在するアプリを使えるように設定しておく手順を紹介しておきましょう。
なお、次の手順で設定しない限り、iPhone端末を使えない時間中に使用できるのは、「メッセージ」「FaceTime」「マップ」の3アプリだけとなります。
(1)制限時間の設定で「常に許可」をタップ
(2)休止時間中に利用したいアプリを「許可されたApp」に追加
この手順で設定したアプリは、iPhoneの使用を休止と決めた時間であっても、操作することが可能に。なお、新規インストールしたアプリは未許可として表示されますので、許可したい場合は上記手順を行ってください。
◆子どもや家族、iPhone&iPadなどトータル管理が可能
子ども用にiPhoneを持たせる場合、スクリーンタイム内に「コンテンツとプライバシーの制限」という項目がありますので、ここで各設定を行ってください。「iTunesおよびApp Storeでの購入」はアプリのインストールやアプリ内課金利用の制限、「コンテンツ制限」では年齢によるレーティング設定ができて安心です。また、スクリーンタイム専用のパスコードを設定できますから、子どもに勝手に許可内容を変えられてしまう心配もありません。
さらに、「ほかのデバイスまたはファミリーと使用」の項目からサインインすれば、同じApple IDや家族アカウントを使っている端末など、複数のデバイスを管理することもできます。
※記事内容は2018年11月現在の情報を基に作成。
※操作手順内の表現はOSや機種、アプリのバージョンにより異なる場合あり。