
パソコンの起動が遅い時の原因と改善方法6つを徹底解説
2022/03/03パソコンを長く使っていて困るのが、起動が遅い時です。パソコンの起動が遅い原因は経年劣化だけではなく様々な原因が考えられ、実はストレージの空き容量を作ったり、内部の掃除をするなどで改善できる可能性が高いです。
そのため、すぐにパソコンの買い替えを検討するのではなく、本記事で紹介する改善方法をまずは試してみてください。今回はパソコンの起動が遅い原因6つと、その改善方法6つをご紹介します。
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パソコンの起動が遅いときの原因6つ
パソコンの起動が遅いと感じる原因は、主に以下の6つです。
・起動時に立ち上がるソフトが多い
・OSのアップデートが行われている
・ウイルス感染の可能性
・利用しているセキュリティソフトの動作が重い
・パソコンの中が汚れている
それぞれの原因について詳しく解説します。
ストレージの空き容量不足
パソコンの起動が遅いときにまずチェックしたいのは、ストレージ容量の空きです。ストレージの空きがないとパソコンの動作が重くなり、起動するときのスピードが遅くなります。日頃から写真や動画のデータ、もしくはこれらのデータが含まれるファイルの保存を頻繁にしているなら、空き容量は要確認です。
起動時に立ち上がるソフトの数が多い
パソコンの起動と同時に立ち上がるソフトが多くないか確認しておきたいポイントの一つです。パソコンの起動時に立ち上がるソフトが多いほど起動が完了するまでの時間が長くなります。起動時に立ち上がるアプリ(iTunesやSpotifyなど)は多いので、パソコンの起動が遅いときは注意したいところです。
OSのアップデートが行われている|更新完了を待てばOK
たまにパソコンの起動が遅くなる場合は、OSの自動アップデートを行っている可能性があります。OSの自動アップデートは数分から10分ほど時間がかかるので、いつもよりパソコンの起動が遅くなります。とはいっても、OSの自動アップデートは数ヶ月から半年に1回のペースでしか行われません。OSのアップデートが終わるのを待てば、あとはいつも通りなので更新完了を待ちましょう。
ウイルスに感染している可能性
パソコンの起動が遅いときに気をつけたいのはウイルスの感染です。ウイルスに感染するとパソコンの処理速度が急激に遅くなり、起動までのスピードも極端に落ちます。最悪の場合、パソコンに保存しているデータの盗難、破損までのリスクまで伴います。そのため、セキュリティソフトを利用していない人は、すぐにでもウイルスに感染していないか確認してみましょう。
動作が重いセキュリティソフトを使っている
パソコンを守るためのセキュリティソフトが、かえって起動速度を遅くする弊害になっている可能性もあります。セキュリティソフトの性能は種類ごとに違います。セキュリティソフトによってはパソコンの処理速度や起動スピードを遅くする弊害となる場合があります。特に無料で提供されているセキュリティソフトは動作が重く、パソコンに負荷が大きいため起動スピードを遅くする原因になりがちです。
パソコン内部の汚れ
パソコンの中が汚れていないかも起動が遅いときにチェックしたい項目の1つです。パソコンの内部は意外とホコリが溜まりやすく、これが起動速度を遅くする原因になります。排熱口にホコリが溜まるとパソコンから熱を放出しにくくなり、起動するときから処理速度が遅くなります。
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パソコンの起動が遅いときの改善方法6つ
パソコンの起動が遅いと感じたら、以下の改善方法を試してみてください。
・メモリを増設する
・パソコンの起動時に立ち上がるアプリを減らす
・セキュリティソフトを入れる
・性能の良いセキュリティソフトを使う
・パソコンの中に溜まったホコリを取り除く
上記の対処法について詳しく解説します。
ストレージの空き容量を確保する
パソコンの起動が遅いと感じたら、まずストレージの空き容量を増やしましょう。ストレージの空き容量を増やす方法は、主に以下の3つです。
・不要なアプリを消去する
・クラウドサーバーを利用する
もっとも手っ取り早い方法は必要のない画像や動画の削除です。画像や動画はストレージの空き容量をもっとも減らす要因なので、まめに不要なものを消去しておきたいところです。もう使わないアプリも削除しておきましょう。 特に最初からインストールされているゲームアプリなどは容量が大きいため、削除することでかなり容量に空きができるようになります。
もしどのデータも消したくないものなのであれば、クラウドサーバーの活用がおすすめです。クラウドサーバーとは、Web上に存在するサーバーです。自分のクラウドサーバーを持ってこれにデータを転送すれば、ファイルを消さずにストレージの空き容量を作れます。
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SSDの使用も選択肢の一つ
もし内部パーツの入れ替えや追加ができるパソコンを利用している場合、SSDへの入れ替えもおすすめです。SSDはHDDよりもデータの読み込み速度が優れていて、パソコンの起動速度を改善するパーツといえます。
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メモリの容量を増やす
パーツを追加できるパソコンを利用しているのであれば、メモリの増設もおすすめです。メモリを増設して容量を大きくすると、起動時に立ち上がるアプリが複数あっても遅延を感じにくくなります。ただし、パーツの追加は自己責任になるので、状況によってはよりメモリ容量の大きいパソコンへの買い替えも要検討です。
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パソコンの起動時に立ち上がるアプリを減らす
パソコンの起動と同時に立ち上がるアプリの数を減らせば起動までのスピードを改善できます。パソコンの起動と同時に立ち上げるかは、各アプリの設定で切り替えられます。パソコンを起動するときに立ち上がるアプリは意外と多いので、よく使うアプリの設定はどうなっているのか確認してみるといいでしょう。特にメモリを増設しにくいノートパソコンでは、この方法がおすすめです。
セキュリティソフトを入れる
もしパソコンにセキュリティソフトを入れていないのであれば少しでも早く導入してみましょう。ウイルスに感染していたら、パソコンの起動時間どころかデータが壊される恐れがあるからです。最悪の場合、ウイルスによってパソコンが起動しなくなる危険もあります。ウイルスに感染していなかったとしても、セキュリティソフトを入れておけば今後の感染リスクを減らせます。
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動作の軽いセキュリティソフトを使う
もし無料のセキュリティソフトを使っているのであれば有料ソフトへの乗り換えをおすすめします。有料のセキュリティソフトは全体的に性能が高く、インストールしてからもパソコンの動作に支障をきたしません。無料のセキュリティソフトは、性能が高くありません。そのためパソコンの起動速度が遅いと感じたら有料ソフトへの乗り換えがおすすめです。
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パソコンの中を掃除する
パソコンの内部に溜まったホコリも、取り除いておきたいところです。 特に取り除きたいのは、排熱口に詰まったホコリです。排熱口に詰まったホコリを取り除けば、内部に熱が溜まらなくなり起動するときの速度に改善が見込めます。デスクトップパソコンを利用しているのであれば、全体に付いているホコリも取り除くようにしましょう。
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パソコンの起動速度を改善して快適に利用しよう
ここでは、パソコンの起動速度が遅い原因と、その改善方法を解説しました。パソコンの起動が遅い原因は以下の6つで、それぞれに見合った対処法を行ってください。
上記を試してみてもパソコンの起動が遅い場合には、パソコン自体の買い替えを検討する必要があるかもしれません。また、パソコンを快適に使うには起動速度だけでなく、インターネットの環境も重要です。パソコンの起動だけでなく、インターネットの動作を快適にしたい場合にも取り組めるものがあります。
詳しくはこちらの記事にまとめているのでチェックしてみてください。
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