
「イーサネットには有効なIP構成がありません」が出る時の6つの対処法
2021/12/10有線でパソコンをインターネットに接続して通信ができない場合、診断すると「イーサネットには有効なIP構成がありません」と表示されることがあります。「イーサネットには有効なIP構成がありません」と表示される場合、IPアドレスをはじめとしたネットワーク設定に誤りがあるかもしれません。
本記事では「イーサネットには有効なIP構成がありません」と表示される原因と対処法を解説します。
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「イーサネットには有効なIP構成がありません」が出る原因
「イーサネットには有効なIP構成がありません」と表示される際には、様々な原因があります。以下はその事例です。
・ルーターやONUなどの周辺機器の不具合
・ネットワークアダプターの不具合
・ネットワークアドレスが取得できない状態になっている
・DHCPサーバーの設定に誤りがある
・セキュリティソフトの干渉
パソコンや周辺機器の不具合が原因となるケースは多く、一時的にインターネットに繋がらなくなっているというパターンです。
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「イーサネットには有効なIP構成がありません」を解消する方法
「イーサネットには有効なIP構成がありません」と表示された場合、以下の対処法が有効です。
・周辺機器の再起動
・ネットワークアダプターの更新、再インストール
・IPアドレスの設定をチェック
・DHCPクライアントサービスの再起動
・セキュリティソフトの停止
パソコンや周辺機器を再起動させても問題が解決しなければ、ネットワークアダプターやIPアドレスの設定など他の方法で対処してください。それぞれの対処法を詳しく解説します。
パソコンの再起動
「イーサネットには有効なIP構成がありません」と表示される場合、まずパソコンを再起動させてみましょう。パソコンのシステム上で一時的なエラーが発生して、インターネットに接続できないパターンは多くあります。
単に再起動するだけで問題が解決する可能性はありますが、高速スタートアップを無効化しておくと改善の期待値は高まります。高速スタートアップの無効化は以下の方法で可能です。
2. 「電源オプション」を選ぶ
3. 表示されるウィンドウで「電源の追加設定」を選択
4. ウィンドウ左側で「電源ボタンの動作を選択する」を選択
5. 「現在利用可能ではない設定を変更します」を選択
6. 「高速スタートアップを有効にする」からチェックを外す
7. 「変更の保存」を選択
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周辺機器の再起動
無線LANルーターやONUやホームゲートウェイに一時的な不具合が発生している可能性もあります。そのため、周辺機器の再起動も試してみましょう。周辺機器の不具合は再起動すると解消されることが多いです。
再起動の手順は周辺機器の機種によって違いますが、直接コンセントの抜き差しで再起動できるものが多いです。コンセントを抜いたら少し待ってから差し込むようにしましょう。また無線LANルーターとONUの両方を再起動する場合、ONUの電源を入れて動作が始まってから無線LANルーターの電源を入れてください。
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ネットワークアダプターの更新、再インストール
パソコンや周辺機器を再起動しても問題が解決しないのであれば、パソコンのシステム上でネットワークアダプターの更新や再インストールを行いましょう。ネットワークアダプターのバージョンが古い、または破損していることが原因とも考えられるためです。
ネットワークアダプターのアップデートは以下の手順で行えます。
2. 「デバイスマネージャー」を選択
3. 表示されるウィンドウで「ネットワークアダプター」を選択
4. イーサネットで利用しているデバイスドライバの名前を右クリック
5. 「ドライバーの更新」を選択
ネットワークアダプターを再インストールする方法は以下の通りです。
2. 「デバイスマネージャー」を選択
3. 表示されるウィンドウで「ネットワークアダプター」を選択
4. イーサネットで利用しているデバイスドライバの名前を右クリック
5. 「デバイスのアンインストール」を選択
6. 表示される確認画面で「アンインストール」を選択
7. パソコンを再起動すると自動で再インストールされる
IPアドレスの設定をチェック
IPアドレスの設定に間違いがあり、インターネットに接続できていない可能性もあります。そのため、以下の手順でIPアドレスの設定をチェックしてみましょう。
2. 「ネットワーク接続」を選択
3. 「ネットワークの詳細設定」で「アダプターのオプションを変更する」をクリック
4. 「イーサネット」か「ローカルエリア」を右クリックして「プロパティ」をクリック
5. 「インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)」を選択
6. 「プロパティ」を選択
7. 「IPアドレスを自動的に取得する」と「DNSサーバーのアドレスを自動的に取得する」を選択しているかチェック
8. 「OK」を選択
「IPアドレスを自動的に取得する」と「DNSサーバーのアドレスを自動的に取得する」にチェックが入っていないと、インターネットに接続できない恐れが生じます。そのため、「イーサネットには有効なIP構成がありません」と表示されたときは、この手順でIPアドレスの設定を確認してください。
DHCPクライアントサービスの再起動
どの方法を試しても上手くいかない場合、DHCPサーバーの設定に問題があるかもしれません。そのため、以下の方法でDHCPクライアントサービスを再起動してみましょう。
2. 「ファイル名を指定して実行」を選択
3. 表示される画面で「services.msc」と入力して「OK」を選択
4. 表示される一覧画面で「DHCP Client」を右クリックし「再起動」を選択
5. 確認画面で「はい」を選択
セキュリティソフトの停止
セキュリティソフトが危険と判断してインターネット通信を遮断しているパターンもあり得ます。そのため、セキュリティソフトの機能を停止するのも選択肢の1つです。
セキュリティソフトを停止する方法はソフトの種類ごとで違うので、メーカーのサポートページや説明書の手順に従ってください。
イーサネットとは?種類や規格をわかりやすく解説
安定したインターネット接続にはIPv6接続が有効
快適にインターネットが利用できるかは利用する回線の品質でも変わるため、「イーサネットには有効なIP構成がありません」と表示される問題を解消しても、必ずしも快適なインターネットが利用できるとは限りません。
注目してみてほしいのが、利用している回線が「IPv6」に対応しているかどうかです。IPv6は新しい通信規格で、混雑する時間帯でも影響を受けにくく、通信が安定しやすい通信方式になっています。利用している回線がIPv6に対応していないのであれば、対応回線やプロバイダーへの乗り換えを検討してみましょう。
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