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ホームゲートウェイとは|ルーターやONUとの違いを解説

2021/12/23

ホームゲートウェイは、あらゆる役割を担うインターネット周辺機器です。役割はルーターやONUと異なっていますが、共通している点もあります。そこで、この記事ではホームゲートウェイの役割、ONUなどとの違いを詳しく解説します。

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ホームゲートウェイとは

ホームゲートウェイは、インターネットに接続するための機器で、主な役割は以下の3つが挙げられます。

1.光信号をデジタル信号へ変換
2.LAN環境の構築
3.ひかり電話ルーター機能


ホームゲートウェイの役割を詳しく解説します。

光信号をデジタル信号に変換

光回線を使ってインターネット通信をするには、光ファイバーから送られてくる光信号をデジタル信号に変換する必要があります。光信号をデジタルに変換しないと、パソコンなどの機器がインターネット上からデータをダウンロードできないからです。

逆にデータを送信する場合は、パソコンなどから送るデジタル信号を光信号に変換しなければいけません。ホームゲートウェイは光信号をデジタル信号へ、デジタル信号を光信号に変換して、通信を可能にする機器です。

光回線を契約してインターネットを利用するには、ホームゲートウェイかONU(回線終端装置)が必要になります。

LAN環境の構築

ホームゲートウェイはLAN環境を構築する役割もしています。LAN環境とは、自宅内で複数の通信機器がインターネットに接続できる環境です。

複数の通信機器をネットに接続するには、複数のLANポートがある、もしくは無線(Wi-Fi)機能があるルーターが必要です。ホームゲートウェイは信号の変換とともに、ルーターの役割も担っています。ホームゲートウェイがあれば複数の機器でインターネット通信が可能になるので、ルーターを使う必要がありません。

ひかり電話ルーター機能

ホームゲートウェイはひかり電話ルーターの役割もしており、ひかり電話に加入すると提供されます。ひかり電話を利用するには専用のルーターが必要ですが、市販のLANルーターはひかり電話に対応していないため、ホームゲートウェイが不可欠になります。

ホームゲートウェイが提供されるパターン

ホームゲートウェイは主に以下のパターンに該当すると、レンタルで提供されます。

・回線事業者・プロバイダーが提供する無線LANオプションに加入
・ひかり電話に加入


上記のどちらにも当てはまらない場合、基本的にONU(回線終端装置)がレンタルで提供されます。ひかり電話に加入すると、ONUに加えホームゲートウェイがレンタル提供される場合もあります。

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ホームゲートウェイと各周辺機器の違い

インターネットの周辺機器は他にも以下の3種類がありますが、ホームゲートウェイとは役割が異なります。

・ルーター
・ONU(回線終端装置)
・モデム


まず上記の周辺機器にはひかり電話ルーターの機能がなく、通信機器としての役割にも違いがあります。

ホームゲートウェイとルーターの違い

ホームゲートウェイとルーターの違いは、信号を変換する役割の有無です。ホームゲートウェイはインターネット通信を可能にするために、光信号をデジタル信号へ、デジタル信号を光信号に変換しますが、ルーターには信号を変換する役割はありません。

ルーターはあくまで、LAN環境を構築するための機器になります。複数の機器でのインターネット通信を可能にする役割は、ホームゲートウェイとルーターで共通しています。

ホームゲートウェイとONUの違い

ホームゲートウェイとONUは、どちらも光信号をデジタル信号、デジタル信号を光信号に変換する機器です。しかし、LAN機能はホームゲートウェイにあっても、ONUにはありません。

ただし、例外もあり、ひかり電話を申し込んだ場合、信号の変換機能がないホームゲートウェイを提供されることもあります。ひかり電話と無線LANオプションに加入しない場合はONUが提供され、LAN環境を構築するにはルーターが必要になります。

ホームゲートウェイとモデムの違い

ホームゲートウェイとモデムとでは、インターネット回線の信号をデジタルに変換する点が共通しています。しかし、モデムはADSL回線で用いられていて、アナログ信号をデジタルに変換します。ホームゲートウェイは光回線で用いられるので、モデムとは利用する状況が異なります。

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ホームゲートウェイの種類

ホームゲートウェイには、以下の3種類があります。

1.ONU機能があるホームゲートウェイ
2.ONU機能がないホームゲートウェイ
3.VoIP機能付きのホームゲートウェイ


それぞれのホームゲートウェイの特徴を解説します。

ONU機能があるホームゲートウェイ

ONU機能があるホームゲートウェイは、先ほどご説明した通り信号の変更を行ってインターネット通信を可能にします。ひかり電話とルーター機能も備わっていて、固定電話の利用や複数機器の同時接続もできるようになります。

ONU機能がないホームゲートウェイ

ONU機能が搭載されていないホームゲートウェイは、ひかり電話に加入するときに提供されることがあります。ONU機能のないホームゲートウェイは、ひかり電話ルーターの役割や、複数機器の同時通信を可能にします。

VoIP機能付きのホームゲートウェイ

VoIPとは、電話の音声をインターネットデータに変換する機能です。電話の音声をインターネットデータに変換すると、通話料金が安くなります。VoIPを用いているため、ひかり電話の通話料金が安くなっています。そのため、VoIP機能付きホームゲートウェイは、ひかり電話に加入すると提供されます。

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ホームゲートウェイでIPv6接続

レンタルで提供されるホームゲートウェイは、IPv6接続に対応しているものが多いです。IPv6とは次世代の接続方式で、回線が混雑しにくい経路を用いて速度低下を避けるメリットがあります。

ただし、IPv6でインターネットに接続するには、対応プロバイダーの契約が必要です。IPv6を利用したいのであれば、契約先が対応事業者かを確認してみましょう。

利用中のホームゲートウェイがIPv6未対応の場合もあるため、契約先がIPv6対応事業者であっても、問い合わせて確認はしておきたいところです。

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まとめ

この記事では、ホームゲートウェイについて解説しました。ホームゲートウェイは光回線と通信機器の信号を変換して、インターネット通信を可能にする周辺機器です。ひかり電話ルーターやLANルーターとしても機能します。

現在のホームゲートウェイはIPv6対応機種が多いですが、契約プロバイダーもIPv6対応事業者である必要があります。そのため、契約プロバイダーがIPv6未対応であれば、他社への乗り換えを検討してみましょう。

もし他社へ乗り換えるのであれば、「@nifty光」をチェックしておきたいところです。@nifty光IPv6対応事業者の一つで、無線LANルーターを最大25カ月無料でレンタルできます。キャッシュバックなどの特典も豊富で乗り換えもしやすいので、快適なインターネット回線を検討してみてはいかがでしょうか?

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