
ドコモ光が遅い?回線速度の改善ポイントは自宅環境
2021/08/27インターネット回線でチェックしておきたいのがドコモ光。特にドコモのスマホユーザーは、ドコモ光を利用することで多くのメリットが受けられるため、利用を検討している人も多いのではないでしょうか。
しかし、ドコモ光の利用を検討するにあたって気になるのが回線速度です。どのインターネット回線でも「遅い」という口コミを見ると、結局どのサービスを利用するのが良いかわからなくなってしまいますよね。
本記事ではドコモ光は本当に「遅い」のかどうか。回線速度が遅くなる理由と改善方法を解説しています。おすすめのプロバイダーも紹介しているので、最後までチェックしてみてください。
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ドコモ光だから遅いということではない?
ドコモ光で回線速度が遅いという口コミがある一方で、ドコモ光でも速度が出ているという口コミがあります。どちらが正しいのかと疑問に思いますが、実際にはドコモ光だから回線速度が遅いということはありません。
ドコモ光は、NTT東日本、NTT西日本のフレッツ光回線の設備を利用しています。そのため、フレッツ光と同等の回線速度が出ます。また他の光コラボサービスも同じくフレッツ光回線の設備を利用しているため、他の光コラボサービスと比べてドコモ光だから回線速度が遅いということはないのです。
ドコモ光の回線速度が遅くなる理由
ドコモ光だから回線速度が遅くなるわけではないことはわかりましたが、実際に回線速度が遅い時があるのはなぜでしょうか。ここではドコモ光の回線速度が遅くなる理由を見ていきましょう。
ドコモ光の回線速度が遅くなるのには回線以外のところに原因があります。主な原因は以下になります。
・パソコンやスマートフォンなどデバイス
・Wi-Fiルーター
・LANケーブル
・マンションなどの集合住宅での接続方式
・インターネットの接続先
・プロバイダー
順番に見ていきましょう。
一時的な不具合
回線速度が遅いと感じる時によくあるのが、パソコンやスマートフォン、Wi-Fiルーターなどの機器が一時的に起こす不具合です。特にWi-Fiルーターは一度電源を入れれば、そのままずっと使い続けることが大半なので、熱がこもってしまうことから一時的な不具合が起きるケースが多々あります。
パソコンやスマートフォンなどデバイス
パソコンやスマートフォンなどのデバイス側に問題があるケースがあります。原因は様々で、データを処理するメモリの容量が少ない場合や、ストレージ容量がいっぱいになることで速度が遅く感じる場合もあります。また、デバイスそのものの寿命が近づくことでも処理速度が遅くなってしまうケースもあります。
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Wi-Fiルーター
Wi-Fiルーターに問題があるケースがあります。前述した一時的な不具合だけでなく、Wi-Fiルーターの規格や、設置場所によっては回線速度を最大限に活かすことができません。また、Wi-Fiルーターにも寿命があるため、注意しておきたいポイントです。
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LANケーブル
見落としがちなのがLANケーブルです。単純にLANケーブルの差し込みが甘いだけでインターネットが利用できなくなるケースはもちろん、使い続けることでケーブルそのものも傷んできます。また、LANケーブルにも規格があるため、回線速度に見合った規格を利用する必要があります。
マンションなどの集合住宅での接続方式
マンションなどの集合住宅でドコモ光を利用している場合に注意したいのがVDSLの接続方式を利用しているかどうかです。VDSL方式では、電線からマンションの共有スペースまでは光回線でつながっているものの、共有スペースから各家庭へは電話回線で供給される接続方式になっています。そのため、最大1Gbpsのドコモ光を利用していても一般的には最大100Mbps程度しか回線速度が出ない通信方式になっています。
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インターネットの接続先
閲覧しようとしているサイトやサービスに問題があるケースもあります。アクセスが集中することでサイトにつながりにくくなるケースもあります。テレビで紹介されたタイミングなど一時的にアクセスが増えていたり、一時的な障害が起きているようなタイミングでは接続ができない場合があります。
プロバイダー
ドコモ光を利用していても、契約するプロバイダーによって速度が変わってきます。契約しているプロバイダーで通信障害が起きていると通信が遅くなったり、接続そのものができなかったりします。また夜間や休日など多くの人が利用する時間帯は、回線が混雑してしまうため、IPv6を提供していないプロバイダーを利用していると回線速度が遅くなってしまいます。
ドコモ光の回線速度を改善する方法
ドコモ光の回線以外のところで回線速度が遅くなる原因はわかりました。では、回線速度が遅く感じる時にできる改善方法をご紹介していきます。
主なポイントは以下です。
・Wi-Fiルーターの規格を見直す
・LANケーブルの規格を見直す
・Wi-Fiルーターの置き場を変える
・中継器・メッシュWi-Fiを利用する
・利用する時間帯を見直す
・IPv6を利用する
・プロバイダーを変更する
順番に見ていきましょう。
機器を再起動する
回線速度が遅いと感じる時に一番多いのが一時的な不具合です。この一時的な不具合を解消するのに効果的なのが機器の再起動です。パソコンやスマートフォンを再起動することで不具合が改善されたり、Wi-Fiを接続しなおすことでも改善がみられるケースがあります。
また、Wi-Fiルーターの再起動は必ず試してみてください。Wi-Fiルーターは電源を入れっぱなしにしていることがほとんどのため、熱がこもり続けることによって一時的な不具合が起きやすくなります。電源を落とした後は10秒以上時間を空けてから再起動するようにしましょう。
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Wi-Fiルーターの規格を見直す
Wi-Fiルーターの規格を見直すことで、回線速度が改善することがあります。Wi-Fiルーターにも規格があり、IEEE802.11a規格のWi-Fiルーターを使っていると最大で54Mbpsしか速度が出ないため、最大通信速度1Gbpsのドコモ光を利用してもほとんど速度が出せない状態になります。
低速規格のWi-Fiルーターを利用している人は、最大通信速度6.9GbpsのIEEE802.11ac以上の規格への見直しをおすすめします。@nifty with ドコモ光であればIEEE802.11ac対応のWi-Fiルーターが無料でレンタルできるため、新しく購入せずにWi-Fiルーターを見直すことが可能です。
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LANケーブルの規格を見直す
LANケーブルもWi-Fiルーター同様に規格があります。CAT5の規格を利用していると最大でも100Mbpsの速度しか出ないため、最大通信速度1Gbpsのドコモ光のスペックを最大限に活かすことができません。おすすめは最大1Gbpsの速度が発揮できるCAT6以上の規格です。
古いLANケーブルを使い回していたりすると、知らずに低速の規格を利用している可能性もあるので一度チェックしてみてください。
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Wi-Fiルーターの置き場を変える
ドコモ光の回線速度を改善したい人はWi-Fiルーターの置き場所も見直してみてください。Wi-Fiの電波は家電製品の電波と干渉しやすく、水にも吸収されやすいといった性質があるため、置き場所によって回線速度を発揮できない環境にしてしまっている場合があります。
詳しくは以下の記事で解説しているので、最大限に速度を発揮できるようにWi-Fiルーターの設置場所を見直してみてください。
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中継器・メッシュWi-Fiを利用する
Wi-Fiルーターの設置場所を見直そうとしても、Wi-Fiルーターから離れた位置でインターネットを利用する必要があり、どうしても適切な環境を整えられないというケースもあります。
その時には中継器の利用をおすすめします。中継器を使えばWi-Fiルーターの電波を中継してWi-Fiが飛ぶ範囲を広げてくれるので、離れた場所でもインターネットを快適に利用できるようになります。@nifty with ドコモ光であれば中継器を無料でレンタルできるため、新しく購入せずに快適なインターネット環境を整えることができます。
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また、複数台で同時にインターネットを利用する場合や、自宅内でも様々な場所でインターネットを利用する場合にはメッシュWi-Fiの利用もおすすめです。Wi-Fiルーターの負荷も分散でき、インターネットがより安定します。
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利用する時間帯を見直す
インターネットは利用する時間帯によっても回線速度に違いが出ます。同じ時間帯にインターネットを利用する人が多くなれば、それだけ回線が混雑してしまうため、遅延が出やすくなります。可能な人はインターネットを利用する時間帯を変更してみてください。それだけで速度が改善されるケースがあります。
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IPv6を利用する
インターネットを利用する時間帯を変えられないという人は多いはず。その場合にはIPv6の利用を検討してみてください。IPv6は回線の混雑が起きにくく、インターネットが安定しやすくなります。利用中のプロバイダーがIPv6に対応しているかチェックしてみてください。
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プロバイダーを変更する
ドコモ光はそのままでプロバイダーだけ変更するのもひとつです。前述したIPv6を利用できるプロバイダーに変更することで、回線速度の改善が期待できます。また、プロバイダーごとにお得な特典もあるため、これを機にプロバイダーを見直してみるのもおすすめです。
ここまでドコモ光の回線速度が遅い時にとれる改善方法をご紹介してきましたが、他にもパソコンの環境を見直すなど、できることがあります。以下の記事で詳しく解説しているので、さらに回線速度を改善していきたいという人は参考にしてみてください。
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まとめ:ドコモ光のおすすめプロバイダー
本記事ではドコモ光の回線速度が遅くなる原因と解消方法をご紹介していきました。
ドコモ光はNTT東日本、NTT西日本のフレッツ光回線の設備を利用しているため、フレッツ光と同等の回線速度が出ます。そのため、ドコモ光の回線速度が遅くなる原因はドコモ光の回線以外のところにあり、主に以下の7点が考えられます。
・パソコンやスマートフォンなどデバイス
・Wi-Fiルーター
・LANケーブル
・マンションなどの集合住宅での接続方式
・インターネットの接続先
・プロバイダー
ドコモ光の回線速度を改善するためにとれる対策が以下です。
・Wi-Fiルーターの規格を見直す
・LANケーブルの規格を見直す
・Wi-Fiルーターの置き場を変える
・中継器・メッシュWi-Fiを利用する
・利用する時間帯を見直す
・IPv6を利用する
・プロバイダーを変更する
中でもIPv6は回線混雑が起きにくくなるので、利用しておきたいところです。ただし、IPv6を利用するには、プロバイダーがIPv6に対応している必要があります。ドコモ光を利用する際にはIPv6に対応したプロバイダーを選びましょう。
ドコモ光のプロバイダーでおすすめなのが@niftyです。
@nifty with ドコモ光はIPv6に対応しているのはもちろんのこと、IPv6に対応したWi-Fiルーター、もしくはWi-Fi中継器を契約期間中は無料でレンタルすることができます。
さらにキャッシュバック特典やノジマの家電がお得に購入できるニフティ割引など、独自の特典が盛り沢山です。ドコモ光を検討している人やプロバイダーの見直しを考えている人は一度検討してみてはいかがでしょうか。
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※2021年8月時点の情報です。
※本文中に記載されている回線速度は理論値です。必ずしもこの速度が保証されているものではなく、お客様の通信環境や接続の時間帯などによっては、思うように速度が出ない場合や接続が不安定な場合があります。
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